ジャッジ!のレビュー・感想・評価
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妻夫木くん好演
主役の妻夫木くんが好演。
まずとにかくイラっとさせるキャラ。
人によってはこれを不快と評価するかも知れないが、それはまさに演出側の狙い通り。
リアルのび太くんを観てるよう。
だが中盤以降はリリー・フランキーさんや北川景子ちゃんたち要となる人物が効いてくると、俄然面白くなってくる。
日本のオタク文化がいま、他国から見た日本の最も分かりやすく魅力的なキーワードなのだろうと納得。
そして広告業界の賞レースの裏側(ひいては映画業界の)に対しても強烈な皮肉を込めた展開が面白く描かれる。
奇しくも本年の日本アカデミー賞ノミネート作品がお金のたっぷりかかった大作ばかりだったことを思い出させる。
選出する審査員は、胸を張って自身の選択を誇れるか?
一番優れた作品とジャッジしたその判断にウソはないか?
妻夫木はやはりダメ男が似合う
世界一のCMを決めるサンタモニカ国際広告祭で「ちくわ」のCMを入賞させなければ会社をクビに!ってな感じのお話。
小ネタがこれでもかと言わんばかりに仕込まれているのに全然くどさがなくて自然と笑いを引き出してくれるし、物語としても伏線がとても綺麗に回収されていきお見事としかいえない。さらにその伏線のほとんどが笑いに変わってしまうのがこれまたおもしろい。
『ジョゼと虎と魚たち』『悪人』『清須会議』と、ダメ男の演技に定評のある(勝手なイメージ)妻夫木聡が主演ということで、今回はどんなキャラがくるのか?!と思っていたらかなりストレートなダメ男で笑ってしまった。
けれど、次第に明らかになる彼のダメなだけでは決してない実直な好青年っぷりに、劇中人物たちとシンクロするように彼のことを好きになっていく。
ヒロインである北川景子の演技はすこしわざとらしい印象を受けた。いや僕が北川景子のことが苦手なだけかもしれない。でもまぁキャラクターにぴったりな容姿なのでそれほど気にならない感じ。
クスクスしっぱなしの約100分だった。
笑いだけじゃなくて普通に良い話なのがなんか悔しい。笑
あと大滝一郎(豊川悦司)の秘書(玄里)がエロい。
『みんな!エスパーだよ!』の神楽坂恵的な何かを感じる。
ちくわ食いてえ。
久々にいい映画
笑えるし、泣けるし、感動できる映画。
ひたすら妻夫木聡が可愛かったのもあるかも..(笑)脚本書いた澤本さんがCM業界で働いている方なのでなんか知らんけど信頼できた(笑)
無茶だなーと思うとこもあったけど、映画ではなんでも許されるからいいって感じも!
あと、ひかりとのラブラインはいらなかった気がする..恋と仕事なんちゃらって言うけど、そんな恋の話でたっけ?(笑)
面白い!
個人的にはテルマエロマエ以来の笑撃
王様のブランチの予告映像を見て、全然予備知識なく鑑賞。
主演の妻夫木くん、北川恵子に脇を固めるリリー・フランキー、豊岡悦史さんがいい味出しています。
「そんな…無茶です」
「無茶をチャンスと読め!お前はチャンスを与えられたんだ!」
という、オオタキサンからオオタくんへのムチャブリ。
社内で一番美人のオオタさんを誘ったのは、虫よけのためだったけど、何よりも姓が同じだったから。こじつけにしてはいちいち手が込んでて終始、笑い遠しでした。
最後の最後でリリーフランキーさんの助言が大きく功を奏するところは、見ていて爽快でした。
ぜんぜん期待していなかったからかもしれませんが、ほんとうに楽しかった。また見る機会があればぜひスクリーンで見たいです。
ブッキー名演‼︎
かなり笑えて少し泣ける良作
思ったより面白かった。
お話が破天荒すぎて…
“無茶”と書いて“チャンス”と読む
落ちこぼれの広告マンを自分の身代わりに国際的な広告祭の審判として送り込む上司も無茶だが、それを簡単に迎え入れる主催者もかなり無茶苦茶だ。おまけに審査対象の作品がどれも審査員たちが関わったものばかり。
どう考えてもあり得ない話を、「“無茶”と書いて“チャンス”と読む」と、それなりに流行り言葉になりそうなフレーズを使ってゴリ押ししたパワーは見事。
身勝手な審査員たちをはじめ端役まで多彩な顔ぶれを使ったお遊びや、邦画では数少ないスコープサイズの採用といい、三谷幸喜作品や宮藤官九郎作品の後追いに見えるが、妻夫木聡と豊川悦司のコミカルな面をうまく使った面白い作品に仕上がっている。さすがに軽妙さでは三谷幸喜や宮藤官九郎らに一日の長があり、やや間延びした感は否めないが、初笑新春オールスター映画としてじゅうぶん楽しめる。
この作品、チラシのデザインが4種類もある。本編の主人公・太田のように出来損ないの広告を次々と作り変えていったように見えるが、これは狙ったのだろうか?
余談だが、広告祭にも出品されるE社のきつねうどんのCMによって実社会で恩恵を受けるのは、案外に高みの見物を決め込んだライバルのN社だったりしてと要らぬ想像をしてしまうのだった。
鑑賞後のデートで盛り上がれる
ダークホース!
いやぁ…もうけもうけ!!
予告では観る気も起きなかったし。
何故自分が前売り買ったのかもサッパリ分からないし。
上映直後の◯ジテレビ印にかなり不安になったけど。
蓋を開けてみたら!
期待をはるかに上回ったエンタメ作でした。
今となっては懐かしいような。
「めぞん一刻」みたいな古き良き80's話を、バブル期の90’sでペイントし。
でもくどくなる手前、ギトギトにしないで収めたのが今風。
小道具小ネタに走らず、変な話言葉での陳腐なキャラ付けもせず、でもベタな役割分担がいっそ潔くてとても気持ちいい!
要は「筋の一本通ったバカ騒ぎ」の一本です。
本当に、この「筋」=「何が言いたいか」ってのが、近頃の邦画に決定的に足らない(もしくはモロだし過ぎ、加減の話ですね)トコなんだな、と改めて思わせてくれる一本でした。
それにしても…
情けない役のブッキーはやはり良いですな〜笑
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