ジャッジ!のレビュー・感想・評価
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CMはおもしろい。
澤本嘉光脚本、永井聡監督というコンビは、僕にはよくわからないが、何かをやってくれる予感はしていた。
CM業界は、彼らがよく知っている世界ではあるので、そのなかでいかに映画的に盛り上げてくれるか。
上司の大滝(豊川悦司)から突然サンタモニカ広告祭の審査員を命じられた太田(妻夫木聡)。
審査に必要な英語を習うために、胡散臭い鏡さん(リリー・フランキー)に教えを乞う。
ここでの、くだらないと思われた内容はのちにすべて生きてくる。
こういうわかりやすい伏線は、観ていて安心できる。
コメディの様相ながら、感動ドラマへもっていくのは、日本映画のひとつの特徴かもしれない。
ここいちばんで出てくるコピー「逆風は、振り返れば追い風になる」というのが感動的に聞こえるマジックも堪能した。
惜しむらくは、太田がもう少しだけしっかりしていれば、映画はもう少ししまったのに。
面白かったです、瞬間的には。
出てくるキャラの濃さ、
動きの派手さ、最後にベタな人情劇。
フレッシュな部分もあり
権威ある広告祭典を海外で実施し
英語が苦手な日本人をネタにしつつ
登場する外人さんにユックリと英語を話させる遣り方は
結構フレッシュな感じがしました。
面白かったです…瞬間、瞬間は。
ただ、振り返ってみると
腐敗に塗れた広告業界に一石投じていると見せ掛けて
主人公が実施しているのも一種の泣き落とし。
前よりはマシだけど、その遣り方もどうよ、という印象。
他の金が無い審査員とやっていることは
然程変わらないなぁ、なんて思ってしまいます。
何より気になるのが実名の企業名。
濁した企業名と実名企業名が入り混じる時点で違和感を覚えていたのですが
実名企業名に係る部分が悉くフォローされる展開にウンザリ。
「非常に良い」とされているCMの説得感が薄いのも手伝って
『結局、スポンサーのゴリ押し大会じゃねぇか』という気持ちになってしまいました。
ま、映画作る金を出してくれたんだから接待せな、
という過剰な『お・も・て・な・し』が裏目に出ている気がします。
スポンサー企業名の出し方が非常に下手だと思います。
あと…北川景子の役、いる!?
本作に恋愛要素を入れる意味が理解出来ませんでした。
居なくとも成立しているし、
居たからといって本作に深みを増したとは思えません。
という訳で、
振り返ってみると映画的というよりは
テレビCM的な瞬間な掴みとスポンサー受けを狙ったような本作。
瞬間瞬間の笑いが欲しい、
105分のストーリーなんざ気にしない方
特にオススメです。
予想以上に
面白かった。所々に挟み込まれた「笑い」が効果的でテンポ良く話が進み、面白かった。
もっとも、外国人が適当に日本語を話せるなど、細かい所はツッコミどころ満載だったけど、コメディだからヨシとしよう。
映画だからこその快作!
予告編を見て面白そうだな、と思ったら是非見ましょう。
最初から最後までギャグたっぷり。
もちろん終盤はいい話とカタルシスがあるのだけど
コメディであることをとにかく追求した展開なんですよコレが。
大逆転でスカっとさせられてすごいいいシーンなのに、笑ってしまう。
しかもちゃんと細かい伏線を張ってて、回収するあたりがまた憎い。
最近の邦画は、斜陽なんて言われて久しいせいか、
ヘタに金をかけて大コケするなんちゃって大作もの、
テレビドラマでやればいいじゃないというスケールの小さい話が目立ちますけど、
これは、テレビの連続ドラマでやってたら主人公があまりにダメすぎて、視聴者ついてこないよなーと。
映画の100分て尺を計算して、主人公のダメさも、
気持ち良く笑い飛ばす要素に変える、こういうシンプルな魅力は時間の決まった映画ならではですね。
劇場を爆笑の渦にたたきこむ怪作!
広告業界、しかもその広告賞審査会という、おどろくほど知られていない世界を題材にしつつもここまで間髪入れず飽きさせずに笑わせつづける脚本と演出は、さすが15秒を極めた広告界トップクリエーターと言わざるをえない!
北川景子がかわいすぎてスクリーンに釘付け!
21世紀日本コメディー映画の夜明け!
ウォーターボーイズ以来の、頼りない美男子コメディーに妻夫木聡が再挑戦。これがやっぱりいい。ピッタリはまって伸び伸び演じ、こちらまで楽しい。北川景子のツンデレ美女も小気味いい。
こんな映画は久しぶり。単に出演者だけで引っ張ってはいない。あちこちにおまけのくすぐりも満載。
つじつまが合わない!といろいろ不満が出ることが多い日本のコメディー映画が多い中、世の中の世知辛さにも納得しながら、素直に笑えてたのしかったです。真の意味でこちらを笑わせてくれるコメディー作品が輩出してくれることを望みます。
澤本嘉光氏にやられました。
2、3の映画ブログをチラ見したところ評判がよいようなので、
出かけてみた。
秀逸。
脚本とキャスティングがお見事。
登場人物のすべてと広告業界がうまくカリカチュアされていて、
それを演じる役者が見事にそれぞれを演じているから、それだけでもニンマリしてしまう。
そして、
「サンタモニカ国際広告祭」というもちろん架空のそれが主だった舞台となるのだけれど、
そこに日本から出品されるのがTOYOTA、エースコックという実在する2企業のCM。
両者の宣伝部、この映画の企画によくOKを出したな、太っ腹。
まあ、鑑賞した人々が、企画にGOサインを出した懐の大きい企業、
というイメージを抱くだろうという算段がもちろんそこには働いており、
それはまちがいなく、この映画の脚本を書いたCMプランナー・澤本嘉光の実績を信頼してのことにちがいない。
そう考えた時点で、まんまと澤本嘉光氏の術中に嵌ってしまっているわけだけれど。
結局、向こう側の策略の勝利。
ここまで来たらこっちはさらにその先に進んで、
この映画の公開に合わせて商品化されたという
「映画『ジャッジ!』(監督:永井聡 出演:妻夫木聡 北川景子)から新商品登場!劇中商品をリアルに楽しむことのできる一杯!」
“タテ型 飲み干す一杯 きつねうどん”
を食べてさしあげることがせっかくだからのご趣向。
面白い!妻夫木くん好演
思わず笑っちゃう。テンポよくあっという間の105分。見終わったら足どりも気持ちも軽くなっちゃうような軽快なコメディでした!
妻夫木くん、トヨエツさん、竹中直人さん、加瀬亮さん、など、俳優さんもとてもよかったです!
こんこんコンコン。
映画というよりも、これ自体が巨大CMと化している作品。
冒頭からきつね(のちにネコ?)が登場して繰り出す歌と踊り、
これを何度も何度も見せられると、終いにはきつねうどんが
食べたくなる(これだもんねー)という、素晴らしき誘導の術。
他にもちくわ(覗けば未来が見えるとか何とか)、
トヨタ(これはホンモノのCM)、酒、運動靴、洗剤、などなど
分からなくても、その印象を残すが如くバンバンと出してくる。
さすがCMクリエイター達が製作しているんだな、と思わせる
広告塔といえる仕上がりになっていた。方々に仕掛けが満載。
肝心の物語の方はというと…割と普通、ともすれば感動作品。
いわゆる○○祭の裏側暴露!?という感じで、コネとカネが
いかに出回っているか、それがなけりゃ受賞なんてできるか!
という、できることなら見たくない裏事情を観せつけてくれる。
映画祭だってこれと似たようなもので、なんでこんな作品が?
と思うものがいきなり受賞して、驚くことだってゴマンとある。
結局はそういうことなんだよね~が分かっていても、やはり
観たくなるのがこちら側の心理ということも良く分かっていて、
CM製作の現場って凄いんだろうなー、を実感できるのがいい。
大滝一郎(豊川)は部下の太田喜一郎(妻夫木)に海外の広告祭で
審査員に成りすまし、ちくわCMをグランプリにするよう指示。
大田ひかり(北川)を偽妻に据えた喜一郎は、窓際上司の鏡さんに
必勝技を伝授され、ライバルの木沢はるか(鈴木)に挑むのだが…
主人公となる喜一郎を演じる妻夫木くんが会心の演技を見せて、
一発勝負のような賭けに出る。自社推薦のCM援護は捨て去り、
他社ながら最高のCMをグランプリにすべく裏で奔走するのだ。
自分が好きで入ったその世界をバカにするな!という仕事人の
心意気がそこで爆発、心に残る映像を短時間で印象付けるには
かなりの作戦と知恵を絞っている事実を露呈する。広告祭で
選ばれるのはそれなりの作品になるが、お茶の間のCMで人気
を博すCMには、完成度云々の前にインパクトの強さが重要で、
どれだけの人をCMに一分弱釘付けにできるか、が勝負になる。
その点、きつねうどんにちくわを添えてトヨタはいいね、なんて
思う観客を増やしたことにおそらく今作は勝算があったはずだ。
とにかく、あのきつねうどんのCMが頭から離れない~!!
(向かい風を追い風に変えるCMはステキ。芸術作品みたいで)
早い展開に口説い笑いだから面白かった。
妻夫木とトヨエツのコメディ演技はすごく、何でもこなせる。特に妻夫木のカッコつけない演技は素晴らしい。カッコいいのにダメに見えてくる。北川景子は美人すぎる。その他にも癖のある人たちを上手く使いハイスピードで進めてく。コメディとして十分に楽しめた。
ダメな妻夫木はサイコー♡
たまたま空き時間があって、105分と短めなこともあり観に行った。
面白そうだなぁーとは思ったけど、正直期待はしてなかった。
ら、、あらビックリ♡
キャスト皆の演技がサイコーで、何度もぷぷっと笑ってしまった\( *´ω`* )/
やっぱり妻夫木にダメな男を演じさせたら右に出る者はいない!笑
ストーリーもすごくしっかりしていて、短時間でスッキリ大満足♡♡♡
久しぶりじゃないかな!泣きながら笑えるます。幸せな気分になれる快作です!
映画ってきっと出演している役者さんがみんな魅力的に映るのがいい作品なんだな…って改めて感じる事の出来きます!幸せなに気分になれて得しました!笑顔のまま泣けますよ。
笑えた
とても面白い映画でした!!
いきなり最初から笑わせてもらえましたww
笑えるとこがいっぱいあり良かったです!!
特にキツネの着ぐるみ着て踊ってるCMや
オカマ達とやりあってるところが
最高でした(/ω\)そして後半は変わって
心に響くような感じで最後は最後でとても
よかったです。
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