トリック劇場版 ラストステージのレビュー・感想・評価
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まだまだしてほしい。
トリック作品は、ドラマもSPも映画も全て良すぎる。まだまだ続けてほしいし、毎年、映画をやってほしい。1/12のドラマSPの続きが少し入ってたり、懐かしいドラマの役の人も参加してたりしてて文句なし!
ファンなら観るべし!
トリック 劇場版 ラストステージ
一風変わった物理学者の上田次郎と売れない貧乳美人マジシャン山田奈緒子の凸凹コンビが霊能力やオカルト絡みの事件を暴く人気ドラマの劇場版完結作?
東南アジアのレアメタル開発を進める日本企業からの依頼で呪術を操る現地民との対決を依頼された上田が、いつものように山田を騙してジャングルの奥地の秘境へ。
冒頭と導入部にこれでもかとヒントが散りばめられていて、ミステリーとしては難易度がとても低くなっている。
話は不可思議な連続殺人事件に大自然の驚異が絡むいつもの展開。
トリックを解明する山田の活躍シーンは何時もに比べると少ないが、ファンを楽しませる小ネタ、お約束の演習、懐かしいキャストの登場など、ファンなら楽しめる要素満載。
そして、サブタイトルのラストステージに相応しい、ドラマシリーズからのファンなら泣いてしまう
演出。
何より仲間由紀恵演じる山田奈緒子がキュートすぎる。
トリック終わらないで!!
トリックシリーズは本当に大好きな作品で今回の映画も最高でした!
前回に比べてネタも自分的には好きですし話の展開も感動する作品でした。
特にエンディングはトリックファンを泣かせにかかっていました(自分はその罠にかかりました)
本当に終わってしまうのかと思うと悲しいです。
復活するのを永遠に待ち望んでいます。
ラストシーン
これまでのシリーズをみてきた人にとっては、この劇場版のラストシーンはどう思うかは別として、みるだけの価値があると思う。
今までのテレビや劇場版のラストは、池田荘の前や村からの帰り道、荒川(江戸川?)の河川敷、街中だったりetc...
でも今回はいつも話が始まる場所で・・・
ああ本当に終わるのだなと、自分としてはこのシリーズに一区切りつけることができた。
とはいえ本当に終わり?
劇場版が本当に最後ってことで、ドラマは・・・
風呂敷広げすぎてすぼみ終わり…
相変わらずコネタギャグ散りばめた堤ワールドは健在。
主演二人の絶妙な駆け引きも健在。
芸達者な脇役の人たちも健在。
けど、やはりネタ切れ感はぬぐえず、このラストは微妙な仕上がり。霊能者やら何やらのいろいろな疑問は特に解決されず。山田がこんな羽目になる必要がほとんど感じられず納得できない仕上がりでした。
あと、海外ロケにしたせいでいつもの駄洒落ギャグネタ探しも少なめ。
いつも通りの面白さだけど物足りなさ十分なラストでした。
主演二人はまだまだこの役できそうなのに残念…。
さよならトリック。
熱狂的ファンではないものの観る物がなく鑑賞。
小ネタが多すぎて最後の方には慣れてしまったせいか笑えなくなってた(笑)
水原希子の美しいこと。
内容はまぁまぁだったけど本当にラストなんだって感じる最後の辺りのまとめがspecよりかはかなり上。
ファンでなくても熱狂的でなくても楽しめました^_^
トリック劇場版 ラストステージ
身も蓋もなく言えば、馬鹿くささに笑ってしまう。面白いと言えばそれが面白かったかな。
これにあとまだ2時間近くもつきあうのかと思うとのっけからウンザリだったが、頼みの綱は、それもこれも計算あっての布石に違いない、そうでないはずはない、という一縷の望み。名作鎌田行進曲がちょっとそうだった。ただの馬鹿くささとは違うが何だコリャと思う出だしの後に、これでもかこれでもかの感動攻勢で息つく暇なかった。しかも原作者一流のあのやぼったくかつ繊細なバナナマン的滑稽味。
この作品にもそういう面は多少あった……質と出来の違いを問わなければ、なくはなかった。
ギャグの連続の中には笑いを漏らしたくなるものも全編通して3つか、多めに見て4つはあった。と言っても最近の優れたお笑い芸人を思えば素人レベルだ。料金を払って入ったうえは、の景気づけのためのご祝儀笑いを含めての3つ4つにすぎない。
一方でライフル男の横柄で乱暴な物言いには、キャラの彩りを賑やかにしようの意図は認めつつも、まるで舌が罵りしか知らないかというロクでなさに不快感がつのる。
キャラの彩りを心がけるなら、多少は深みもあるところで勝負するのが才能またはたしなみであってほしい。
映画作者なら、テレビのドタバタとはわけが違うぞの矜持あってしかるべきかと勝手に思ってみたりするが、上っ面だけしか正体とてないゴロつきやオカマをとりまぜてお茶をにごしている安直さは、テレビのドタバタにさえ劣ってチト情けない。
テレビなら少なくとも観客の不快を代償にするようなことはあまりしまい。
それやこれやで、機械油を舐めたような気分がだんだんしてくるころ話は展開する。
なるほど、狙いはこれだったかとわかる。基調の剽軽味と展開の深刻さとのギャップに慄然とするところは確かにある。しかし別段斬新な手法でもない。実際事態はありふれている。映画を大して観るほうでもない私にさえ月並みの思いしかない。
そしてやがて明かされる真相にはひと工夫があり、ここに至ってやっとこさ入場料の何分の1かが取り返せたかの気分になるのもつかの間、よく考えてみると、この仕掛けは暗黙の禁じ手じゃなかったかという気がしてくる。
作者は観客を見くびっているのか、それとも自分の才能をその程度と見限っているのか。とにかく、勝負どこがちょっと違わないか、という思いしきり。
主人公仲間由紀恵さんの日本語が未熟でちょっとかわいいのはシリーズ通じての設定が何かあってのことだろうが、その言葉遣いが、結末に近づくころにはすっかり当たり前のものに変わっているのもご愛嬌というにはちょっとお粗末。こういうところの目配りも文学作品やなんかとははなっから違い、しょせんこんなもんでっせ、の感。
というわけで、出口通路のカーペットを踏みながら、冒頭述べた感想にもう一度笑ってしまうのだが、その出がけに芳香剤だか消臭剤だかをシュッとひと吹きのつもりかの付け足しが、また何とも無邪気というか幼稚で、もうひとゆすり笑わざるをえなかった。
集大成!!
トリックフリークなら小ネタ、懐かしネタ満載で楽しめる内容でした。
海外ロケなのにどこかチープな作りは、まさしく「トリック」で外しません。
トリックの映画版はスケールが大きくなるあまり、ストーリーは今ひとつと感じてましたが、今作はトリックの王道とミステリ、初期の設定(山田の生い立ちなど)と上手く絡めてあって、新作なのに懐かしく感じました。
「トリック」ってこういうドラマだったと。
これが最後と思うと、泣けてくるくらい(実際、スタッフロールで涙にじんだ。)残念ですが、たぶん、また会えるんじゃないかと期待してます。
ラスト!
お話的には、微妙…(´・ω・`)
でも、色んな小ネタが満載で面白かったです。
…ちょっと、満載過ぎた気もするけど(笑)
リアルタイムで見てた人には、堪らないと思う。
そして、最後はホントにラストなんだなぁ〜って思ったら感動してしまった!
ラストで星4
ギャグの種類が多過ぎます。やり過ぎ(笑)
それにシナリオも読めちゃいました。
と言いつつ、ラストで満足できたので星4です。
涙もろいので泣きました。
14年間楽しませてくれてありがとう!!
これから観る人は3Dメガネを忘れずに!
前半はよかったのに
冒頭からあの独特のノリ・雰囲気で楽しい気分になれました。
背景にあるポスター・看板等の中身までイロイロ仕掛けられていて、話を追いながらも何があるか見落とすまい、とついがんばってしまいます。今回メインの舞台となる国のトップが菅井きんさんだったり、、、ニヤニヤしっぱなしでした。
連続殺人のネタばらしまでは。
その後の展開は、前半の小ネタの丁寧さとは裏腹に雑そのもの。なんとかシリアス展開にしたかったのでしょうが、例えばさる重要人物が狙撃された後の描き方があまりに現実的でなかったり、、、
「『トリック】っておちゃらけ作風だって知ってるよね。だから丁寧な描写とかしなくても受け入れてよ」とでも言うような手抜きな作りのため、真剣な方向には気持ちが入っていけませんでした。
惰性でラストまで見ましたが、前半の品質を保っていればかなり好きな部類にもなりえた可能性があっただけに残念です。
完結!と銘打ったため大作感を出したかったのかもしれません。でも、元々そういう話ではないですよね?
最終シーンの阿部寛さんの演技は素晴らしかった!・・・からこそ観客を引き込むことを怠けた製作陣に猛省希望です。
う~っ、感動(T_T)
すぐテレビで放送されることが多いので、あまり邦画は映画館で観ないのだが、『朝までトリック祭!(全7回)』『トリック新作スペシャル』『トリック新作スペシャル2』『トリック新作スペシャル3』とテレビ放送を立て続けに見て、居ても立ってもいられず映画館で観てしまった。一般ウケするのかどうかは分からないが、2000年のテレビ放送初回から見続けてきたファンとしては、これでシリーズが完結すると思うと感無量だ!
これで最後だ!だ!だ!
TVドラマはあまり見ないが、この「トリック」は好きで見ていた。
最初から見ていた訳ではなく、第1期はレンタルで見て独特の面白さが気に入り、それ以降はリアルタイムで見た。
そんな「トリック」が遂に完結!
「劇場版2」の時から最後、最後と言ってた気もするけど(笑)、今回で本当に最後!(らしい)
最後と言っても、いつもと変わらないオープニングや始まり方や本筋は何だか安心。やっぱり「トリック」はこうでなきゃ!
違うのは初の海外ロケくらい。
お馴染みの小ネタお遊びネタ、ゆる〜い笑いも勿論健在。
ムッシュム・ラー村や村上商事…言葉遊びが楽しい。
「タ○タニ○ク」「ラ○フ・オブ・○イ」のパロディに思わず吹き出してしまう。
上田グッズや矢部のヅラネタはお約束。
山田が似ているアノ人気美人女優なんて、もはや自虐ネタ(笑)
これらお遊びネタは、レンタルリリースされたら、もう一度じっくり見直さなくては!
表向きは笑える作品だが、僕は、その笑いの陰にあるダークな部分やシリアスさが好き。
怪しい教祖とその信者は、実際にも存在しており、ただの笑い事ではない。
犯人の動機も、いつも哀しいもので、後味が悪いまま終わる。
今回はジャングルの奥地の村が舞台なだけあって、謎の呪術師と信者の構図はいつも以上に説得力があった気がする。
レアアース採掘の為に地元部族を虐げる企業の人間の傲慢もチクリと刺す。
ただ、真犯人と動機が驚くほど拍子抜けだったのは、ちょっと残念。
最後にこれ?…とも思ったが、ちゃんと相応しい“ラストステージ”が用意されてあった。
これまで数々のインチキ霊能力者と対決し、霊能力の存在を否定してきた山田が、霊能力者の存在意義を問う。
それは同時に、自分の体に流れる霊能力者としての血を認めた事にはならないだろうか。
TVドラマ第1期と同じ鬼束ちひろの「月光」をバックに、山田と上田のこれまでの活躍が紹介されるエンディングを見ていたら、本当にこの二人は、奇妙奇天烈だけど沢山の難事件を解決してきた名コンビだったんだなぁ…と、感慨深いものがあった。
そして、エンディング後の一幕。
TVシリーズ第1話を再度見ておく事をオススメする。
思わず、感動と嬉しさがこみ上げてきた。
山田と上田よ、さようなら。
14年間、楽しませてくれて、ありがとう!
(でも、本当にこれで最後なんだよね…?)
ラスト、なんです。
シリーズを追いかけてきた者にとって、完結は受け入れがたいものがありましたが、これがラストなら、「トリックが好き!」と胸を張れる。そんな最高の完結編でした!堤監督ありがとうございました!!
トリックで泣けてしまうなんて…
『スペシャル3』と劇場版の関係は、『スペシャル3』が劇場版への前振りになっていて、ラストで奈緒子が、突然予知能力に目醒めたとして、ムッシュ・ムラムラなど意味のないことを叫きながら終わるのです。ドラマだけ見ていると意味不明ですが、語っていることはすべて劇場版に繋がる伏線となっていました。
劇場版のほうは、シリーズ本流である呪術師との対決が軸になっているのに比べて、『スペシャル3』は完璧に、『八つ墓村』のパクリ。冒頭には堂々と湖で死体が足だけ出ているシーンも映し出されていて、これはもう確信犯的なパクリ。能力者との対決はなく、奈緖子がまるで金田一耕助になったかのような名推理で、水上家で起こった連続殺人事件の謎を鮮やかに解決してしまうのです。推理作品としては、なかなか考えられたトリックと犯人像でしたが、「トリック」の意味が違っていました。
『スペシャル3』を先に見てしまい、「俺のと違うなぁ」と思った人は、劇場版で王道をいくストーリーを堪能できますのでご安心を。そして「ラストステージ」と銘打ち“泣ける”の看板には偽りがありませんでした。
超能力はあるのかないのかというシリーズを通した一貫したテーマに、独自の結論を示しつつ、それでも科学万能と思い込みがちな文明国の思い上りを真摯に上田に語らせる点では、いつになく硬派で真面目なテーマ設定だったと思います。堤監督ならではの小ネタや仕掛けの数々がせりふから小物にいたるまで、これでもかというほど詰め込まれていて可笑しさもパワーアップしていました。でも、ラストに向けて意外や意外、いつもはジコチュウな奈緖子が自己犠牲の決断をするところで、雰囲気は一気にシリアスに。必死に引き留めようとする上田とのやり取りのシーンでは、胸をギュッと締め付けられる思いでした。まさか「トリック」でこんな気分にさせられるとは…。そんなお別れ感満載の演出に、鬼束ちひろさんが歌う「月光」が被さり、流れ込むエンドロールでは、過去の名シーンが花を添え、ああもう終わりになんだと思わず涙を誘われてしまいましたねぇ。
でもエンドロール後にも、映像は続きます。行方知れずとなった奈緖子の消息を求めて、超能力者たちへ懸賞金をかけた上田の元へ、ある自称超能力者が訪ねてきます。上田の前で披露したのは、なんとエピソード1の第一回で披露した奈緖子の封筒から100円玉を消すマジックでした。自称超能力者のマジックとシンクロして、第一回のときの奈緖子のシーンが重なり、それを見つめる上田の瞳がウルウルするのが重なっていくのです。『スペシャル3』のラストでどこにも引き取り手がなかったら、俺が面倒見てもいいぞというプロポーズめいた台詞をサラリという上田にとって、奈緖子がいかに忘れがたい存在であったか覗いさせるシーンでした。そのあといきなり終わってしまう結末については賛否が分かれそうです。ただ、本作が大ヒットすれば、また続編も不可能ではない終わり方なので、期待してしまいます。奈緖子の父の死の謎や『母の泉』でビック・マザーが残した霊能者に奈緖子が殺されるという予言など、やり残したことはあるので、ぜひシリーズ全体を貫く謎の解決を描き終えて欲しいところですね。
冒頭、奇術師フーディーニが妻に託した霊界の証明のエピソードと、ラストに柄にもなく超能力者に懸賞をかける上田の行動とが、しっかり繋がっているところも見事です初の海外ロケとなったマレーシアロケで規模の壮大さを見せつけてくるなか、緻密な伏線をエモーショナルに修練していく堤監督。どうしてもケレン味だっぷりな演出に目を奪われがちですが、その本質は『明日の記憶』『くちづけ』で見せた人情派なんだということを、本作でもしっかりと感じることができました。
物語は、上田が1908年にロシアで起こったツングースカ大爆発の謎とされる原因について講義を終えた後、貿易会社社員の加賀美慎一が訪れて、ある仕事を依頼します。後日上田は、詳しい話を聞くためにその貿易会社を訪ねてみると、まるで新興宗教のような会社であったのですが、今回そっちには突っ込みはなし。加賀美からの依頼は、同社が東南アジアのある国の秘境で、レアアースの採掘権を獲得したが、不思議な力を持つ呪術師がその土地は聖なるところと主張し、信奉する地元の部族が立ち退きに応じず困っているというのです。そして上田に現地に行って呪術師のトリックを見破ってほしいと依頼したのでした。
上田の話に、海外旅行ができると単純に喜んで奈緒子も付いていくことに。なぜか矢部刑事もお約束で合流し、ジャングルの奥地にある閉ざされた集落を目指します。ジャングルの川を上っていく雄大な俯瞰シーンが挿入されるオープニングで、気分はワールドワイドに。そこから一気に“トリックワールド”へと引き込着こまれました。
現地支社到着したふたりは、個性的な支社の面々に唖然とするばかり。でもそれ以上にインパクトがあったのが、対決するはずの呪術師でした。呪術師は、現地支社で医療を担当する医師の谷岡の難病にかかっていた娘を治療するなど、ニセモノとは思えない能力を発揮したのです。そんな呪術師に奈緖子が心を動かされたのは、呪術師が自分と同じ予知夢を何度も見たことです。それは、ツングースカ大爆発を彷彿させる大爆発が、今いる集落でも起こるというものでした。
やがてその予知夢が現実になりかけ、多くの村人が犠牲になりそうになったとき、果たして奈緖子はどんな決断をするのでしょうか…。
シリーズの最後を飾るのにふさわしい豪華キャストのなかでも、印象的だったのは水原希子のなりきりぶり。呪術師としての怪しさだけでなく、たどたどしい日本語で、現地人らしさも上手く醸し出せていました。また、加賀美役の東山紀之の普通な会社員ぶりも良かったです。カリスマの演技を普通に落とすことはなかなか難しいことだったでしょう。 あと劇中で山田奈緒子が、仲間由紀恵に似ているという台詞が何度も出てきます。そういえば何となく仲間由紀恵に似いているかもと思わしてくれるところが、彼女の演技力の凄さだと感じられました。完全にマルッと奈緒子に成りきっているのですからねぇ(^^ゞ
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