るろうに剣心 伝説の最期編のレビュー・感想・評価
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殺陣
藤原竜也恐るべし
『るろうに剣心 伝説の最期編』を鑑賞。
先月公開の「京都大火編」に続く物語後編となる。
結論から言えば前編に引き続き後編も素晴らしい作品となっていた。
前編の感想でも書いたが役者を使い切っている感じは後編でも健在、中でも前編から存在感抜群であった藤原竜也が良い。包帯のおかげでほとんど顔は露出されていないにも関わらずあの表現力。恐るべしである。
今作を楽しむ為には当然ながら前編を観ている事が必須条件だが、観客満足度はほぼ満点に近いのではないだろうか。
今ならまだ前編も公開中なので、まだ観ていない方は是非足を運んでもらいたいと思う。
日本映画でもここまで出来るという見本とも言えるような作品となっているので、日頃「邦画はレンタルで十分」と思っている人にこそ観てもらいたい。
また、原作漫画を読んでいなくても楽しめるように作られているので原作未読の方にも安心して薦めることが出来る。
漫画が原作で前後編に別れて公開された作品と言えば「デスノート」や「20世紀少年」などが思い出されるが、忌まわしい記憶であることは間違いない。
今作がそれらの記憶を打ち消してくれたことは素直に喜ばしい限りである。
邦画史に残るアクション
満足!
前作の映画から入った者ですが
期待以上の終わり方で大満足です!
佐藤健もそうですが
個人的には藤原竜也の演技に見入っていました。
うん、こんな感想しか書けないのが悔しい(笑)
ちょっと気になったのは、
瀬田宗次郎と宇水は脱出したのかなぁと……。
泣ける!
とてもオススメします!
飛天御剣流奥義!天翔集団リンチの閃!! 原作をちゃんと読み込んでから映画を作れっつーの😡💢
「不殺」の誓いを立てた流浪人、緋村剣心の戦いを描くアクション時代劇『るろうに剣心』シリーズの第3作。
剣心は志々雄一派打倒のため、かつての師である比古清十郎に飛天御剣流の奥義伝授を願い出る。一方その頃、東京湾へと上陸した志々雄真実は伊藤博文を呼び付け、剣心の首を差し出す様に迫るのだった…。
監督/脚本は大友啓史。
○キャスト
緋村剣心…佐藤健。
高荷恵…蒼井優。
斉藤一…江口洋介。
四乃森蒼紫…伊勢谷友介。
巻町操…土屋太鳳。
柏崎念至/翁…田中泯。
志々雄真実…藤原竜也。
瀬田宗次郎…神木隆之介。
佐渡島方治…滝藤賢一。
比古清十郎…福山雅治。
神谷薫…武井咲。
相楽左之助…青木崇高。
清里明良…窪田正孝。
これまで通り、いやこれまで以上にアクション的な見所はあると思う。映像の美しさも、過去作同様に素晴らしいです。しかし、肝心の脚本に関してはおろろ…?と言わざるを得ない。正直ストーリーは下の下。かなり酷いと思う👎
前作のクライマックスで、物語は原作から大きく改変された。
っらあ‼︎で大破するはずだった軍艦・煉獄さんが生存。京都大火という囮作戦は功を奏し、志々雄率いる十本刀は東京へと侵攻を開始する。原作では未遂に終わった“黒船の再現“を、映画版では見事実行に移したのである。
これはいわゆる電撃作戦だったはず。
宗次郎を始めとする十本刀など、規格外の怪物を有する剣閣集団である志々雄一派であるが、全体の戦力でいえばやはり数で勝る明治政府が有利。そのため、秘密裏に出向した装甲艦・煉獄により首都中枢を奇襲。混乱に乗じて一気に東京を手中に収めてしまおう、というのが志々雄真実の計画である。
確かに、数で劣る志々雄が政府転覆を狙うのであれば策はこの手しかない。
…なんだけど。
何故か本作の志々雄真実は、煉獄を沖に停泊させて意味わからん要求を伊藤博文に対して行う。あのさぁ…。折角の首都攻撃のチャンスに何をやっとるのかね君は。時間をかければかけるほど作戦遂行のチャンスが失われる事くらいバカでもわかる。案の定、砲撃によって煉獄沈められるし。これなら剣心居なくても志々雄倒せたんじゃ…?志々雄よ、お前実は国獲る気ないだろっ!?
剣心の斬首云々の件も本当に陳腐。剣心本人も言っていた通り「茶番」の一言に尽きる。リーサル・ウェポンである剣心を、明治政府が志々雄真実の要求通り始末するはずないじゃない。剣心を差し出せば国取りを諦める、とかそういう提案を志々雄がしていない以上、剣心を差し出すメリットが明治政府には一切無いわけだから、そりゃああなりますって。本当に脚本が下手くそすぎる…。
何も原作通りに映像化しろとは言わない。
原作では、京都大火と煉獄による奇襲作戦を未然に防いだ剣心&左之助&斉藤が志々雄真実のアジトに踏み込み、『死亡遊戯』(1978)のように中ボスを倒しながら最奥を目指すという、いかにも少年漫画な展開が繰り広げられる。
流石にこれをそのまんま実写映像化するわけにはいかない訳で、何らかのアレンジは必要になってくる。そのアレンジをした結果が、本作のシナリオという事なんだろうけど、あまりにも展開がお粗末。物語の構成が上手くいっていない為、クライマックスである志々雄真実vsメイン4人のバトルの際に、志々雄が「誰だお前っ?…誰だお前っ!!?」みたいなリアクションを取るような事態になってしまっている。これじゃただのギャグシーンです。
このラストバトルもさぁ…。
原作では1vs1×4の構図だったものを、1vs4という形に変換してしまった為、なんか剣心たちが志々雄をリンチしてイジメているようにみえちゃう。まさか、飛天御剣流の最終奥義が「天翔集団リンチの閃」だとは思わなかったよ…😅
剣心が比古清十郎に教えを乞うタイミングもおかしい。
いや京都大火の前には奥義を習得しておかないと!「志々雄真実はおろか、その手下にも勝てない」って自覚しているんだったら尚更でしょうに。たまたま師匠に出会わなかったら、どうやって志々雄&宗次郎を倒すつもりやったん?
原作ファンとして一番不愉快だったのは、左之助vs悠久山安慈戦。
安慈和尚がモブキャラだったのは、時間の制約上多めに見るとしても、ギャグ展開でお茶を濁したのは許せねー💢なんだよ金的って!しかも「キーン」みたいな寒いSE付き。面白いと思ったのか!?
安慈和尚は不幸せ者揃いの「るろ剣」の中でも最も暗い過去を背負ったキャラ。彼を茶化そうなんて、原作にリスペクトを持っていたら絶対に出来ないはず。時間的、もしくはコンプラ的な理由で描き込めないのであれば、安慈和尚の出番を丸々カットしちゃえばいい。あんな最低な形で登場させるとは、思い出しただけでもはらわたが煮え繰り返るわ!💢💢
そして四乃森蒼紫。結局何だったのこの人?
最後傷ついた蒼紫に肩を貸していたけど、操は彼を許したの?翁ぶっ殺されたっていうのに、心が広いなぁ…。
そりゃ蒼紫様は「るろ剣」のメインキャラクターだけど、いないところで物語的には特に困らない。曹紫様には悪いけど、彼の存在は無かったことにした方がスマートな映画になったと思いますよ。
色々と不愉快な映画だったけど、志々雄真実の断末魔に爆笑したので許すことにします🤣
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛!!」という、藤原竜也の鉄板ギャグを堪能する事が出来るという点で、この作品はおススメです!!
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