るろうに剣心 伝説の最期編のレビュー・感想・評価
全330件中、301~320件目を表示
るろ剣の集大成は残念に終わった
原作ファンからすると言いたいことは山ほどあるが、人気作の映画化で凄いプレッシャーだったであろうし、1作目で大成功し、漫画の実写化でいい作品を生み出してくれたことは感謝したい。スピード感ある新時代の剣劇を見せてもらえたことは称賛される功績だと思う。
ただやはり3作目ともなるとアクションも見慣れてくるし、期待している内容をズバズバとカットされ正直残念な幕切れになった。
登場人物が多数いる分見せ場作りも限られてくるし、ストーリーもうまく練らないといけないとなると、キャラも含めもっとカットできたところもあるのではと思えた。
福山の演技力の無さには興ざめ。
ただ、剣心が抜刀斎の頃犯した罪に心から悔恨し、懺悔と自らを含め全員を救いたいと決心するシーンはよかった。
この実写化が成功したからと言って某怪盗三世やら、良質なアニメや漫画の粗悪な再現は絶対に反対。
「京都編」ではなく、あくまでも「伝説の最期編」
今作は、「あくまで京都編をベースにした話である」というカンジだった。
キャラクターやセリフ以外はほとんど京都編とは別物となっています。しかし、そうすることでいい意味での違ったるろうに剣心が観られたと思う。
殺陣やキャラクターデザインは、一部を除いて相変わらずの良さ。殺陣に関しては京都大火編より見やすくなっていた。
ストーリーもオリジナルながらも、時代劇っぽさとるろ剣らしい展開が合わさった風になっていて楽しめた。
不満といえば志々雄以外の敵キャラの扱いが雑に感じたこと。
二時間で京都編をまとめろというのは贅沢なのは分かるが、せめて十本刀の名バトルをもう少し見せてほしかった。
全体的にはとても楽しめた。しかし、所々「ええっ」となるような箇所がちまちまある。おもしろかったが、不完全燃焼に終わってしまう。そんな映画だった。
京都大火編に比べたら遥かにマシ
前回の京都大火編と比べたら雲泥の差で良かったです。
特に師匠との奥義伝授前のシーンは素晴らしかったと思います。
志々雄の秘剣は全て見れましたし、予告で興奮した人はさらに楽しめることでしょう。
ただし、明らかにストーリーは冒頭から破綻しています。
そもそも浦賀に煉獄来た時点で明治政府の信頼は崩れ去るのに、そこで公開処刑とか…。
もう少しストーリー考えたほうがいいのではと思いましたが、前作の時点で破綻してるのでそこは気にしてもしょうがないかも。
一番許せないのは今回も行われた無駄な原作のキャラ設定の改悪です。
・蒼紫に対してくないを投げつける操
・その操を払い除けるまではいいが、なんと蹴りまで入れる蒼紫
・何故か脚本で無駄に殺される翁
・原作では気高き武人の心を持っているのに下衆な口調を担当させられる不二
・悪ふざけなSEと無意味な笑いの生贄にされた安慈
個人的には不二と安慈のシーンだけははらわたが煮えくり返る思いでした。
原作通りやる必要なんて無いですが、そこには必ず意味を持たせてやるべきです。
これには意味がないどころか原作への冒涜です。
原作の師匠vs不二が好きな方は不愉快になるので気をつけたほうがいいです。
でも全体的には綺麗にまとめていましたし、殺陣も良かったです。
あまりるろ剣知らない方は楽しめると思います。
後編の由美さん2
前編では、シシオさんの添え物だった由美さん。後編では少しセリフも増えて、期待していたシーンも観れたのですが、尺の都合か、ややあっさりしてたのが少し残念でした。
作品そのものは楽しかったです。
アクションは迫力満点ですし、師匠も格好良かったし。
ただ話のテンポは、前編の方がスムーズだったような。
活躍させにゃならん登場人物が多くて、捌き切れなかったのかな(^^;
それとラストシーンでは、有能な政治家というモノの人心掌握術と狡さ…みたいなものを垣間見た気がしました(苦笑)
CGも早回しも無しなんて…!!
ワイヤーワークは入っているけど、CGと早回しはなし!スタントも極力使用していないそうです。
それであの立ち回り!まさにリアル神速。
これを知った上でアクションシーンを観ると、より感動できると思います。見る側の動体視力も試されます笑
役者陣の努力を思うと、もうそれだけで感服。
京都編の終盤で原作から自立し始めたストーリーは、今作でさらにオリジナル要素が強まります。
アクションだけではなくドラマ部分にも斬り込むことでより重厚になり、原作を知っていても先の展開への期待感にドキドキ。
当然ながらカットされているエピソードも多く、不満を持たれる原作ファンも少なくないでしょう。
特に十本刀については私自身も思うところがありますが、尺や他との兼ね合いを考えてカットされたのなら、残念ですがそれは仕方のないことなのかなと。
何かのインタビュー記事に『原作に“忠実ではなく誠実に”』とあり、そう考えると十分納得できました。
前編から左之助がお笑い担当みたいになっているのが残念ですが、緊迫したシーンが多い中で小休止的な役割を果たしていると考えれば、それはそれでアリ…なんでしょうか?
そのせいで安慈まで可哀想な扱いを受けていますが(苦笑)
ともかく、ツッコミどころはありますが、それを超える興奮と満足感を得られました。
京都編・伝説の最期編を一本の作品として観ると、一作目にも増して作品全体の熱量が凄まじく、監督や役者の強い意気込みと覚悟、原作へのリスペクトを感じます。
コミックの実写映画化としては大成功、出色の出来ではないでしょうか。
ちなみに、パンフレットも読み応えたっぷり!
撮影秘話や苦労話なども載っているので、それらを踏まえた上でもう一度観たくなりました。
剣心を知る人は是非
原作を読んだ人ならニヤリとしてしまうシーンは多々あります。
比古師匠との修行、斎藤と宇水の対峙等セリフの再現も素晴らしかったと思います。
最近はマンガから実写化の作品が多くありますが、この作品はただの実写化作品としてではなく、映画「るろうに剣心」として出来上がっていたと思います。
剣戟のシーンもスピード感、迫力があり一見の価値ありです。ここまでの剣戟アクションはなかなかお目にかかれないと思います。
アクションが好きな人、刀が好きな人、るろうに剣心を、少しでも読んだことのある人は必見です!
ストーリーとしても前後編でまとめることを前提に考えると、多少原作設定を省いていたのはしょうがなかったかなと…
本当は星5つの評価をしたいところなのですが、
・恵の場面が長い!どう考えても、あおい優に見せ場を作らせる為の、私は脇役じゃないのよと言わせたいが故の演出に見えました。はっきり言って配役ミスと思います。
・左之助がお笑い役すぎる…左之助はもっと男前な粋なイメージなのに…と思ってしまいました。安慈との戦いもただの茶番に見えました。トドメがバックドロップって…
この2点が気に入らなかったので、評価は星4つです。
最後に、個人的には蒼紫と剣心との対戦が一番燃えました。
素敵でした!
私は普段洋画派なのですが、京都大火編から実写版にハマり、今か今かと待ちに待って見てきました!
面白かったです。
どちらかというと静か目から段々と盛り上がる感じですね。前半、観賞目的の比古師匠が沢山出ていて嬉しかったです。福山さん赤似合いますね。殺陣も見応えありました。
あの強さ、優しさに惚れますね!
欲を言えば個人的に、もう少しバトルシーンが長くてもよかったんじゃないかなって思います。剣心VS宗次郎はもっと戦って欲しかった。
斎藤さんも1よりも役がこなれてきて凄く恰好いいです!牙突もしっかり決まりましたしね。
蒼紫と剣心が戦ってたシーンの最後は九頭龍閃だったのかな?天翔龍閃もでてきて興奮しましたね。実写でよく表現してくれたと思います。
ただ後半、志々雄戦で一対四のシーンはゴチャゴチャして解りづらかったので、ゆっくりDVDで見直したいかな。どう戦ってるのかさっぱり(笑)
私は原作、アニメファンですが、この実写は皆さんはまり役でアリだと思います。
やっぱり短い時間の中で、省略しなければならなかったエピソードが残念です。師匠にもっと活躍して欲しかった。
映画館で見る価値のある映画だと思いますので、皆さん是非足を運んでみてください!京都大火編と合わせて見ることをお勧めします。日本の映画も頑張ってますよ!
大画面で見れるのは今だけですからね!
完結編鑑賞。
伝説の最期編、劇場で見てきました。
前作の京都大火編と並び、ストーリーが続いているため、見なきゃいけない感に耐えられず…。どう収拾したのかなっと気になって…。
さて、原作があれだけ長いしキャラクターも多く、ほぼそれぞれにドラマがあるため、映画で2時間弱となればバッサリカットしなければいけないところは多少なりとも出てくるので、手先程度の扱いで終わった十本刀は致し方ない…。残念だがそれは仕方ない。
盲剣の宇水と斎藤一の対決は見れたが、ほんの5秒(笑)
やっと牙突が炸裂しました!一作目のショボい牙突の二の舞は避けてほしかったが、今回はしっかり決まりました。
今作品では確か、二回しっかり決まります。
前作では、一度構えたけど牙突が出る事はなかったんだけど、今回は◎
(上から目線…笑)
あと、四乃森蒼紫がようやく活躍します。
剣心との闘いも見応え十分です。やっと蒼紫が実写版で見れました。
前作の酷い扱い方は忘れて、今作品だけ見ましょうw
作品の前半は、もちろん剣心と師匠の修行シーン。
オープニングが2人の出会いのシーンという展開は予測済み。
(でも、タイトルの出し方が左下に小さく出てたのが寂しかったです)
願わくば、最期の闘いに師匠も登場して欲しかったが、まぁ、それも仕方ない。原作では京都で才槌と戦ってましたが、今回は名前さえ呼ばれないキャラになっていたので。
師匠の福山雅治はすごく良かったです。貫禄ありました、師匠として。
剣心より強いので、殺陣もかっこ良かった。
ただ原作の師匠と違って、自信過剰とも言える嫌みな性格がなかったので、残念な気もしましたが…。
(本作見る前から、分かってましたが、やっぱり九頭龍閃は出なかったです。あれは無理やろ(笑))
原作の中で修行して強くなるキャラが剣心と左之助ですが、左之助の成長はなかったですね。安慈との対決はしっかりあるんですが、二重の極みは炸裂せず! 見たかったけどね。闘い方もノリも一作目と同じだったので、残念。
ラストはやはり志々雄真実との対決。一度は4対1になり、剣心以外倒され、そして剣心対志々雄になり、決着。
終わり方は原作と同じです。ただ、天翔龍閃は一度だけ。
原作では一度仕掛けて、防御され、その後の連続して二度目で志々雄に当るんですが、映画では一発で炸裂。劇中、この奥義が出るのも一度だけ。ま、それも仕方ないですが、もう一度見たかったー。
原作では四乃森蒼紫と瀬田宗次郎は2人とも、奥義を喰らうんですが。。。
まぁ、致し方ないでしょう。
などなど原作ファンとしては妥協する点は数多にありますが、でも全体的には三部作の中では一番楽しいです。
ただ、ラストシーンだけ気に入りませんでした。
剣心「一緒に見守ってくれぬでござるか?」
薫「えっ?」
えええええええ?? それで終わりかい。
プロポーズしたみたいな感じだったけど、今作で薫とまともに会話するシーンなんてほとんどないし、薫が無事なのも人づてに聞くし、剣心と薫の絆が全く三部作通して感じられないため、プロポーズで終わっても「そんなのどうでもいいです」
それより、蒼紫、斎藤一のカッコいい退場が有ってほしかったし、一作目のラスト「ただいまでござる」は今作品のラストだろー。
一作目では剣心はどこにも行ってないし。「ただいま」は効力なかったんですが、今作品であれば効いたかな。
巻町操もいつのまにか退場してるし、、、
うーん。瀬田宗次郎がもっと描けていれば、エンドロールの後に、瀬田宗次郎のその後が付いていても良かったなー。
と、感想はこんなところです。
あとはBlu-rayになるのを待ちますか。
これはこれでアリかな!
いわゆる原作厨に自分は入ると思いますが。
今日、観てきました。
十本刀の扱いが尺の関係でかなり残念、というか
宗次郎以外、ただの噛ませ犬扱いになっていますが
(特に方治と宇水、牙突一撃は笑うしかなかったw)
これはこれでアリでしょう!
他の登場人物との兼ね合いを考えると、
逆に二時間ちょっとでよくまとめてくれたな、と思います。
福山雅治演じる師匠・比古清十郎との戦い。
伊勢谷友介演じる四之森蒼紫、
神木隆之介演じる瀬田宗次郎との戦い。
いずれもアクションの質は前編と相変わらずでした。
それでいてメッセージをそれぞれにきっちり詰め込んでいるのが良かったですね。
一つ不満(というか欲ですね)を言えば
もう少し上映時間を長くしてでも
剣心と志々雄との戦いを観ていたかった!
(やや尻切れ感が否めず…。)
それぐらい
(細かいツッコミは始めるとキリがないのですが)
「こまけぇ粗探しはいいんだよ!」と思わせるような
殺陣アクションの素晴らしさがあります。
大画面で是非。
素晴らしい!
この3部作、非常に好みです。
物語の起伏、スピード感、何より殺陣の迫力。
日本の侍、アニメが世界で人気の出てるところに世界戦略できるんじゃないでしょうか?
それくらい面白かった!
一部の原作ファンには受け入れられていないみたいですが、僕は全く気になりません。
人気コミックに挑む出演者、撮りての気合を感じました。
最高です!
志々雄真実の怒りの炎
浜辺に打ち上げられた剣心を助けた男の正体が明らかになる。
師匠と少年時代の剣心の過去。
そして志々雄真実との最後の闘い。
火を噴きながら剣を振る志々雄に剣心ら4人がかりで挑む。
炎に包まれた志々雄がなんとも切なく悲しい。
幕末の時代に運命を狂わされた抜刀斎2人の最期。
抜刀斎は死んだ!幕末の亡霊と共に…
殺陣
今日見てきました。
原作も読んだクチですが
確かに詰め込み過ぎて消化不良感はあります。
十本刀なんて…
しかしながら殺陣。
長すぎるなど批判もありますが
私は素直にスゴイな…と
私は時代劇等もかなり見てきましたが
あのような殺陣はなんと言うか
前二作もそうですが
革新的でした。
俳優さんたちがほぼ本人で
立ち回っているのもスゴイと思います。
最近いろんなアニメ等の実写化が
酷いことになっていますが
それらと
この作品を比較するのは
イカンのでは?と思います。
スタッフや役者さん達の
気合いと底力を垣間見る事のできる
良い映画と思います。
藤原竜也恐るべし
『るろうに剣心 伝説の最期編』を鑑賞。
先月公開の「京都大火編」に続く物語後編となる。
結論から言えば前編に引き続き後編も素晴らしい作品となっていた。
前編の感想でも書いたが役者を使い切っている感じは後編でも健在、中でも前編から存在感抜群であった藤原竜也が良い。包帯のおかげでほとんど顔は露出されていないにも関わらずあの表現力。恐るべしである。
今作を楽しむ為には当然ながら前編を観ている事が必須条件だが、観客満足度はほぼ満点に近いのではないだろうか。
今ならまだ前編も公開中なので、まだ観ていない方は是非足を運んでもらいたいと思う。
日本映画でもここまで出来るという見本とも言えるような作品となっているので、日頃「邦画はレンタルで十分」と思っている人にこそ観てもらいたい。
また、原作漫画を読んでいなくても楽しめるように作られているので原作未読の方にも安心して薦めることが出来る。
漫画が原作で前後編に別れて公開された作品と言えば「デスノート」や「20世紀少年」などが思い出されるが、忌まわしい記憶であることは間違いない。
今作がそれらの記憶を打ち消してくれたことは素直に喜ばしい限りである。
全330件中、301~320件目を表示