るろうに剣心 伝説の最期編のレビュー・感想・評価
全333件中、201~220件目を表示
今後の時代劇の本流とはなり得ない程に作り手側の異常な熱量が注がれた作品。
良かった。
前編「京都大火編」に引き続き日本刀アクションが濃密。
舞台も竹林、用水路、浜辺、船内と豊か。
剣心の逆刃故の手数の多さ、障害物を活かした高速かつ奇抜な動きも健在…いや増し増し。
型の見栄えを重視して撫で斬る近年の時代劇ドラマとは確実に一線を画しています。
特筆すべきは緋村剣心vs四乃森蒼紫。
前編ではトレンディドラマのように擦れ違い続ける両人が遂にご対面。
石垣の用水路での立体的な動き、そして準障害物が乱立する竹林での激闘。
ド濃密な応酬は近年のアクション邦画のクライマックス並み。
それを惜しげも無く10分程度に押し込んだ、その心意気にグッときます。
予告編でも流れる超低位置での後退応酬は新鮮でしたし、更に低位置での八の字ドリフトも良かったです。
四乃森蒼紫を演じる伊勢谷友介の肉体性もあり荒唐無稽ですが納得感のある場面でした。
そしてvs志々雄真実。
そこに至る過程は呑み込み難い所も多々あるのですが。
一旦、剣劇に入ってしまえば志々雄無双。
これまで隠しに隠した志々雄の圧倒的な力量にラスボスとしての納得感が出てきます。
これまでの高速剣技からテンポをグッと落とし終盤感、強敵感を出していた点も良かった。
剣心が放つ最後の一閃も過剰な演出を省き無用な非現実感を出さなかった点も好感が持てました。
惜しむらくは登場人物の多さからくる散らかり感、テンポの悪さ。
前編「京都大火編」でも飽和状態でしたが更に志々雄側の人物も増えて完全飽和。
主要人物も含めて申し訳程度に触れられる人物が結構多い。
敵側の十本刀は最たるもので前編/後編通して触れられるのは4名程度。
あとは他の雑魚連中と同じ扱いであったため何だか風呂敷が畳み切れていない感が否めない。
前編「京都大火編」で非常に良かった瀬田宗次郎も尻すぼみな扱いで残念でした。
同じような理由で中途半端感が否めないのが神谷薫、高荷恵、明神弥彦の東京勢。
全編通して剣心の精神的な拠り所となる面々ですが活躍の場が少なく添え物感が。
にも関わらず随所で感動場面を担わせようとするため、不自然な流れになっていました。
また主要人物のアクションは総じて良かったのですが…水を差していたのが斎藤一を演じた江口洋介。
前編/後編通して確実に練習量が足らず下手糞。不誠実。
浜辺での説得感が薄い、軽過ぎる撫で斬りは観ていて萎えました。
映画「脳男」の際も感じましたが本職の中堅が若手の足を引っ張るのは如何なものか。
とは言え、新鮮かつ濃密な剣劇は一見の価値がある本作。
今後の時代劇の本流とはなり得ない程に作り手側の異常な熱量が注がれた作品だと思います。
時代劇は高年齢向けのお約束パターン分野と敬遠していた方こそ是非。
オススメです。
藤原竜也素晴らしかった!
アクションは評価したい
前々回、前回といい感じだったので期待してたんですが、ちょっと拍子抜け。これなら三部作くらいにして欲しかった。
アクションに力を注ぎ過ぎて、序盤からストーリーの早送り感が半端なく、そればかり気になっていまいち集中できませんでした。
殺陣シーンはもう少し短くてよかったと思う。
十本刀省略はしょうがないにしても、剣心にスポットを当て過ぎて志々雄一派にしろ、薫達にしろ、感情移入が出来ない…。
剣心が主人公だから、仕方ないんですけどね。
でもなんだかんだ言っても、もし続編できたら観ちゃうんだろうなあ。
お粗末(T_T)
蒼紫っ(/ロ゜)/
伊勢谷さんの怪演はステキだったんですが
話の流れから外れてしまっていたというか
なんというか…( ̄▽ ̄;)
比古様と剣心の絡みももう少しコンパクトでも良かったのでは???
アクションを強調するがためにシナリオがペラくなっちゃってたのが残念!
キャストの皆はアクション頑張ってた感はとても伝わってきたけど
立ち回りの魅せ方はベテラン時代劇俳優様には勝てないというか…
13人の刺客で松方様が一番ステキに見えたってのが
全てを物語ってると思うんです
藤原竜也すごい!!
原作とだいぶ違いますが、とても楽しくて、興奮しました!!出演者の皆さんには脱帽です。
特にラストの剣心と志々雄の闘いはやばかった!!かっこよすぎです!!
特に藤原くんは、あんな格好でありながらそれを全く感じさせず、鬼気迫る名演技を見せてくださり、本当に良い俳優だなーと感服いたしました。声と目だけであそこまで多彩に感情を表現できるなんて、すごすぎです。
個人的には、剣心に背中を向けて由美さんを抱えているときの志々雄の目が何だか優しくて、二人の愛が伝わってきて良かったと思いました(^^)
由美さんの最期は志々雄と由美さんの愛の深さが分かる大好きなシーンだったので、見れて良かったです(^^)
元々藤原くんは好きな俳優さんでしたが、ますます大好きになりました。
とりあえず、志々雄の良い男っぷりがすばらしかった(笑)
ちなみに、明治政府には終始いらついてました(笑)最後の敬礼とか何様?って感じで(笑)
宗ちゃん、もっと見たかったな…(´・ω・`)
十本刀があんまり目立ってなかったので、スピンオフで十本刀の話とかやってほしいです(^^)
神谷道場組は今回は空気でしたね…
とにかく、皆さんお疲れさまでした!!心から敬意を表します。
爽快感あり
全体的に間延びしている印象を受けた。
特に志々雄との最後の戦闘は長ったらしくて途中で飽きてしまった。
アクションシーンは素晴らしいと思う。
爽快感があって良かった。
残念だと思ったのは安磁戦で、二重の極みは使ってほしかったなぁ。
まぁ習得までを入れるのは時間もないし厳しかったのかな?
面白かった!
素晴らしい作品
こんな映画日本で撮れるんだ!!
原作イメージ通り期待度100%でした
剣心役の佐藤健さん、薫役の武井咲さん
全てのキャストの皆さん素晴らしいです
剣心役の佐藤健さんは自らアクションをされて感動しました。逆刃刀の持ち方とか剣心の性格も全てマスターされて
日本を代表する俳優さんになってほしいです。海外に負けない作品を願っています。
違和感
京都大火編と連続して観るつもりだったが、上映時間の関係でこちらを先に観る羽目になった。
設定は色々変わっていたものの、大筋では原作を大きく逸脱せず、
殺陣もそれなりにキレがあって如才ない出来映えと感じた。
キャストも一部を除妥当なもので、翁役は私もかねてより泯さん以外ないと思っていた。
但し、今回最大のポイントとも言えたキャスティングには、終始違和感が残った。
比古清十郎、原作では圧倒的な存在感だっただけに、福山では軽すぎた。
個人的には、Gaktしかない!と思っていたのだが・・・・・。
また、十字傷の由来が繰り返し流され、続編を匂わされたのが少々鼻に衝いた。
ラストシーンもまた然り。
( •̀ω•́)✧
10年代において最も偉大なシリーズなのかもしれない。
消化試合感否めず!!
原作ファンは物足りない
蒼紫ファンは怒ってもいいんじゃないかな!?
るろ剣三部作のラスト。
前作同様、ワイヤーを駆使したスタイリッシュアクションとあの名シーンの再現が魅力。
スピーディーなアクションの中で、紅蓮腕や陰陽撥止といった技がさりげなく出てくる所もにんまり出来ます。天翔龍閃もちゃんと一歩踏み込みます!
…が、流石に三本目ともなるとアクションシーンもマンネリ化。特に真新しいシーンも見受けられず…。というか前二作の焼き直しにしか見えません。宗次郎戦や安慈戦、方治戦(滝藤賢一の香川照之意識の演技もあわさり…)の既視感がひどい。やたら叫びながらのラストバトルもがっかり…志士雄も不殺に目覚めたんでしょうか、凄味を一切感じさせません。
なぜかセリフなしの顔アップ(特に福山雅治)が多く、テンポも非常に悪いです。
また、短い尺の中で名シーン・名台詞を詰め込もうとするため、どうしても切り貼り感が出てしまいますね。
特に、前作同様蒼紫関連が見てられない。原作での武田邸でのエピソードが丸々無いこともあり、映画だけ見ると単なる狂人にしか見えません。剣心との因縁もほぼないため、登場する度に話のテンポを損なうだけで一切必然性を感じないんですよねー。煉獄での「誰だお前!」という志士雄の叫びに爆笑しちゃいました。ほんと誰だよお前!一人で小舟で煉獄乗り込むシーンを想像するだけで堪らないですね。一体何を思ってやってきたんですかね彼は。ラストの敬礼シーンの場違い感も凄い。
映画オリジナルの処刑シーンも、冗長な割りにハラハラもせず。斎藤一が「茶番」と切り捨てましたがまさにその通り。
全体的に脚本の粗さが目立ちました。明治政府だけで煉獄墜とせてるし!
原作愛が伝わるだけに、なんでこうなったのか…と落胆せざるを得ませんでした。
前作に引き続き、神木隆之介はめちゃくちゃよかったです!
全333件中、201~220件目を表示