劇場公開日 2014年9月13日

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「静と動のバランスが良く、完成度が高くて満足」るろうに剣心 伝説の最期編 Don-chan(Daisuke.Y)さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0静と動のバランスが良く、完成度が高くて満足

2024年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

【まず諸々について】
前作(京都大火編)の激しいアクション映画といった印象とは一風変わって、会話が興味深く、戦いの場面も格闘技観戦のようで楽しめた。
今回のエンディング曲の『Heartache』(ONE OK ROCK)が、前作までのハードロックと異なり、イントロからアコースティックギターで歌声も綺麗で聴いていて心地良い。

【女性キャラ】
高荷 恵(蒼井 優)は、蒼井 優さんのオデコが好きなのに前髪に隠れていて残念。
髪型のせいかもしれないけど、巻町 操(土屋太鳳)の顔が山崎賢人さんと似ている。
駒形由美(高橋メアリージュン)の妖艶の姿は”立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花”。
神谷 薫(武井 咲)が髪をおろして水色の衣でウロチョロしてたシーンは、ちょっと萌え。

【男性キャラ】
伊藤 博文について興味が湧く。架空の世界なのか本当の世界なのか曖昧さが絶妙で面白い。
今作の緋村剣心(佐藤健)の修行後のスピードアップした戦いが鮮やかで面白い。
比古 清十郎(福山雅治)と修行する場面は、格闘漫画でよくあるシチュエーションだが、竹藪などの背景の美しさが際立っていて独特なインパクトがある。
相楽左之助(青木 崇高)、四乃森蒼紫(伊勢谷友介)のアクションシーンは前作以上に個性が出ていて見応えがある。
瀬田 宗次郎(神木隆之介)の感情の変化の演技は見どころ。
志々雄真実(藤原竜也)と剣心の両者が満身創痍で頑張る姿が印象深い。燃えながらハハハハハと笑い続ける志々雄真実は不気味。
斎藤一(江口洋介)は、抜刀斎処刑の茶番のあたりからの活躍が格好良い。ラストの不満げな表情は必見。

Don-chan