「いよいよ邦画史に、刻まれる瞬間が…。」るろうに剣心 京都大火編 平田 一さんの映画レビュー(感想・評価)
いよいよ邦画史に、刻まれる瞬間が…。
前作はまだ"漫画の実写映画化"だったのに対して、本作はのっけから"映画"になってた。しかも『ダークナイト』序盤の強盗シーンすら思い出してしまうほど、最初から前作以上の攻めで来て、炎の空間から志々雄の登場。これ見てジョーカー級の存在感!!ここの段階で既に、ぬるい日本映画ではなくなってる!
しかも後半の京都大火からエンジンがさらに加速するし、締めは福山雅治と来た。テンションを下げなかったのが尚更良かった!!単体映画として既に完成されてるよ。
佐藤健の剣心も藤原竜也の志々雄も恐ろしいぐらいに完成されてるし、あれだけ増加した人物たちに一ミリも埋まっていないのはなかなか見たことない。それほど存在感が飛び抜けてる。
だからといって脇を固めるキャスト陣を蔑ろにしてないのは、『龍馬伝』の大友啓史監督ならでは。特に蒼井優扮する高荷恵は出番控えめだけど大切な存在だったし、前作以上に重要度増してた。左之助とちょっとイイ感じになってたりと原作ファンへの目配せも悪くないし、ファンとしては大満足(笑)
さて、次の『伝説の最期編』。『龍馬伝』の主役・福山雅治参戦と来れば、尚更見逃す理由はない。原作ファン・映画ファン、そして『龍馬伝』ファンはスケジュール組んで、スクリーンで待機しておくべき(笑)
本気で、邦画の歴史が変わるかもしれないし!!
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