「やや退屈します」るろうに剣心 京都大火編 シロスさんの映画レビュー(感想・評価)
やや退屈します
話を何とか纏めようとしているのはわかるのですが、ストーリーが窮屈になっているように感じます。
剣心が旅立つのも京都に着くのもあっさりな印象です。特に各キャラの心情を描くような工夫に足りないのか、ドキドキハラハラや感動の場面が少なく感情移入ができません。
シリアスなストーリーで、全部同じ流れなので見ていて疲れますし、長く感じます。
もっとメリハリをだして、音楽や役者の表情を使って笑える場面や泣ける場面も作ってもらえるとよかったです。
特に今回は操も出るしそれが出来たはず。
同じように、キャラの心情や設定を重視してないのかなと思う理由として、蒼紫の設定があります。
原作と違い、剣心と接点がなく、ただ逆恨みしてるだけのイカれたキャラになってます。
るろうに剣心は各キャラの秘めた思い、苦しみながらもそれぞれの信じる未来へ進んでいく姿が魅力なのでは?
アクションもいいですが、少し女々しい各キャラの思いに感動したかったので、残念に思いました。
その反面、アクションはとても素早くかっこいい場面は多いです。
ただ、斬る側を動かすことばかりを考えたアクションが多いです。斬る側がシルプルな動きをして斬られた側が派手に飛ぶようなアクションも増やすと威力があるように見えるのになぁ~と思いました。
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