劇場公開日 2014年8月1日

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「面白かったが悪いところが目立つ」るろうに剣心 京都大火編 太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5面白かったが悪いところが目立つ

2014年8月8日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

アクションでの役者の動き方や衣装は申し分なくかっこよかった。
しかし、その他の部分は残念なところが多く思えた。

例えば、アニメではかなり力を入れられ、ファンでも人気の高いシーンをかなりあっさりと作ってしまったり、せっかく良いアクションなのにカメラがめちゃくちゃ動いて見難かったり、京都編のキャラクターのほとんどが関西弁をしゃべってたり、巻町操の違和感が恵以上だったりと。
原作改編は別に大丈夫だが、少しやり過ぎにも思える。

今作では、キャラクターの髪型が原作に近づいている。斎藤は前髪触覚が生え、左之助がニワトリ頭だったり張がホウキ頭だったり……原作ファンでも満足いくものではないか。
個人的には、志々雄様と宗次郎(以下、宗ちゃん)はかなりよかった。志々雄様は言わなくてもわかるだろうが、宗ちゃんは原作同等の優男にたいしてのこのグズ(良い意味で)に育てられたような笑顔はゾッと来る。
そもそもこの映画の楽しみの5割弱は志々雄様と宗ちゃん目的で観たため、その点はとても嬉しい出来だった。

ラストは地味目だが、二部作の前編なのでその点は多目に見れる。しかし、オチが少々ガクッと来る。

全体的にはとても良い、しかし悪いところも目立ってしまった。
少々惜しく思える作品だった。

太郎