「守るために戦う」るろうに剣心 京都大火編 玉川上水の亀さんの映画レビュー(感想・評価)
守るために戦う
東京国際フォーラムで開催されたジャパンプレミアで鑑賞。
上映前の監督、キャスト達による舞台挨拶の段階から四千人以上で埋め尽くされた客席はヒートアップ状態。
前作からスケールアップ、パワーアップしたこの続編は、志々雄真実という最強最悪の敵の出現により緋村剣心は心身共に追い込まれる。
剣心と志々雄の二人は、今は明治政府となった維新側に暗殺者としていいように使われた「人斬り」だが、その存在は全く対照的だ!
剣心は新時代の訪れと共に斬れない刀「逆刃刀」に持ち替えて、「不殺(ころさず)」の誓いのもと歩んでいこうとする。
一方、志々雄は手酷く裏切られたこともあり、復讐心と共に裏切った新政府ごと国を転覆させて制圧しようと目論む。
全く真逆な方向に歩む二人は、ずば抜けた才能と身体能力ゆえに宿命のように対峙していく。
剣心をアシストする斎藤一、相楽左之助、神谷薫等がいても、志々雄側には瀬田宗次郎をはじめとした「十本刀」という最強部隊や多数の配下がいる。
更には原作にも登場する強力な武器を搭載した「拠点」もある。
志々雄が仕掛ける「京都大火」、そしてその計画の先にある策略、剣心は薫を含めて数多くの罪無き人々を守り、己の「不殺の誓い」も守って、これらの暴挙を阻止することが出来るのか?
この作品は時代に取り残された相反する二人の刺客の一大決戦を描くプロローグ。
この「助走」は、キャスト達の身体能力や情熱を振り絞った肉弾アクションや人間ドラマに彩られ、最後まで飽きさせません!
そしてラストを見たら、次作「伝説の最期編」を早く鑑賞したくなること請合いです!
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