アンダーウェア・アフェアのレビュー・感想・評価
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毎日に呪縛されている女性のささやかな反抗心
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作家性が高い作品だった。あまり登場人物同士の関係性が深く描かれている訳ではなかった。そこまで重要ではないという意味を感じたのでそこは気にせず観続けた。この映画は主人公である朝子の主観で物語が進む。なのでこの朝子というキャラをいかにして描くかがこの映画の要だった。毎日毎日母と妹に依存されるような形で生活していた高校生時代の朝子だったが、色っぽい妹のブラを見て背伸びがしたくなり、結果マニキュアと赤い派手なブラを万引きする。元々化粧などをしない朝子がこれらを盗むのはどこか自分を呪縛する毎日に対する反抗だったのかもしれない。大人になってもマニキュアをしているのはまだその反抗心が残っている…という描写なのかも。トイレ、カーテンの描写はとても新鮮だった。
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