「笑いあり、涙あり。なあなあな、いい作品です。」WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
笑いあり、涙あり。なあなあな、いい作品です。
『スウィングガールズ』、『ハッピーフライト』、『ロボジー』などの、矢口史靖監督の最新作。
いやぁ、矢口監督、この手の作品うまいですね。上記のこれまでの作品も上手かったですが、この作品も良い!って言うか、これは私が経年変化して涙もろくなったのか、あるいは、この作品が良いのか、どちらかの切り分けが付いていませんが、途中、勇気がお地蔵さんにおにぎりを供える優しさや、友人たちにキレるところなど、ホロリとさせられるところがありました。また、ヨキの厳しい指導のありますが、この作品は“なあなあ”と言うのが、ある意味キーワードなんだと思います。ユックリと進む時間が良いです。
そんな“なあなあ”な山の生活を送るのが、不順な動機で林業研修に申し込んだ平野勇気。これを染谷将太が演じるのですが、ヘタレぶり(失礼)が上手いです。マムシ、そんなにダメですかね?
そんなヘタレの勇気を厳しく指導するのが、海から山に活躍の場を移した(?)伊藤英明が演じる飯田ヨキ。彼らが山でチェーンソーを操るシーンは、吹き替えなしで、本人達が演じているそう。ある程度、訓練を受けたそうです。
子供が行方不明になる件。子供のところまで導いたのは、やっぱりお地蔵さんですよね。良いことはしてみるもんです。
笑もあるし、神聖な雰囲気もあるし、いい映画です。
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