遭難者のレビュー・感想・評価
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55点ぐらい。『女っ気なし』のプロローグ的短編
『女っ気なし』のプロローグ的な短編だと冒頭でテロップが入ります。
同時上映で『女っ気なし』の前に観たんだけど、この作品だけだとビミョー(笑)
『女っ気なし』観たあと思いだすと心に染みます。
55点ぐらいかな?
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繊細さ、突然の涙
2009年。ギョーム・ブラック監督。パリから自転車で郊外に来た男は度重なるパンクで帰れらなくなってしまう。たまたま出会った親切な男の世話になるが、ほどよい距離をつかめずにぎこちないまま、しかし結局は男に頼ってしまう。最後にちょっとしたことからいざこざになって、、、という話。
20分そこそこの短編で、驚きの繊細さに到達している。男二人の背景などほとんどわからないのに、ちょっとした出会いと会話だけで、他者との分かり合えなさとこの世界のままにならなさが迫ってくる。そういうものなのよといわんばかりの堂々とした女性の横顔(斜め後ろから)を見ていると、男は突然涙を流す。それが極めて自然に受け止められる不思議。
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