ジンジャーの朝 さよならわたしが愛した世界のレビュー・感想・評価
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印象に残るは二人の美少女
ジンジャーとローザ、二人の少女。
二人は大の仲良し。二人はいつも一緒。出産時、母親同士が隣のベッドだった事もあり、文字通り、産まれた時から。
二人が好きなのは、ファッション、性や恋、家族、宗教…。
それから、政治活動。時は1960年代、冷戦時代。反核運動に頻繁に参加。
でも最近、微妙に関係が…。一方の奔放な性の恋、家族の問題、反核の意見の相違などで…。
決定的な出来事が。ローザがジンジャーの父親と…。
私が好きだった世界が壊れてゆく。核で世界が終わるかのように…。
普通の青春ドラマに非ず。青春の複雑な心情描写、繊細な演出や作風、映像美はサリー・ポッターならでは。
しかし、なかなかに共感はしづらく、感性の好み。
エル・ファニングとアリス・イングラート(ジェーン・カンピオンの娘)は演技と魅力満載。二人を見る為の作品でもある。
なぜか見入った
なんでだか分からないけど、すっごく見入りました。
核戦争のことと、ジンジャーの思春期を並行的に描いてて、ちょっと理解が難しいところもあったけど、なぜだか食い入るようにハマってしまいました。
そして、ジンジャーの立場がかわいそうで泣けました😢
エルファニングの演技もいい✨
少女から大人への感情・葛藤
とても切ない映画でした。
一言ではとても表現できないけど、大人になるにつれて色んなことが現実味を帯びてきて、少女じゃなくなる。大人になりたいけど、なりたくない。
とくに、Elle Fanningの演技力には圧巻★
Alice Englertとの対称的な2人のおりなす会話、動作、表情、どれをとっても魅力的。
作品の色合いや照明、映像美も素敵。
だいすきな映画になりました。
ジンジャーに感情移入
ひたすら彼女の気持ちに寄り添って観てしまった。親だって人間だし、子供の理想像から外れるくらいで子供から不当に非難されちゃ、あたまったもんじゃない。が、この父と親友の設定はないわー。そこに、背景として核兵器への恐怖があり、多感なジンジャーの心の揺れが痛々しかった。
きっとこの孤独は 共通してるんだ
○思春期の少女を 描き出す
冷戦で社会もざわめく時代。
思春期のジンジャーの心の揺れと
それを取り巻く周りのひとびとを描く作品。
○父親 と 母親
父親はいちばん身近な「男性」で「他人」、
母親はこうはなりたくない「反面教師」。
親との複雑な関係。
○「親友」と父親が恋仲に
親しい友だちって、
いつでも なんでも 一緒!
って言いたい。言いたかった。
そこから「私は違う」と言う時期が来る。
親友と自分の父親が恋仲になるって
特殊な状況だけれど、
ジンジャーの感じた孤独はみんな共通では。
○のめり込んで観る人にオススメ
過度な演出は無く、
真摯に心理に向き合い、描き出している。
主人公になったつもりで映画を観る人には
この映画、フィットするかも。
take fiveが鳴り響く幸せの余韻とelleの涙が印象的
自分のいた完全な世界があるとき
急激に崩れ落ちてきたら、
全部許してあげれますか?
Gingerの答えI loved you.I'll forgive you.の
日が指したような暖かさが、
全編貫いていい二時間だった。
私も何もかも憎むのを辞めれるときがくるんだろうか?…
Gingerが寝る前読んで泣いていた詩は
T・S・エリオットの
≪うつろな人々≫の最後の一節
"こうやって世界は終わる
こうやって世界は終わる
こうやって世界は終わる
パーっとではなく、
ヘナヘナと"
Gingerは詩人になっても、
きっとこれより優しい詩を書くだろうな
ヨーロッパらしい雰囲気の漂う映画
思春期にある少女の成長(?)を描いた作品なのかな。
うーん、どこに焦点を合わせればいいのか分からず、批評することが難しいです。
ただ、全体を覆う雰囲気が、ヨーロッパっぽく(イギリスっぽく)、どこか懐かしさを感じさせる映画でした。+音楽が良い。
ひさびさに大ヒットした。映像やファッションもさることながら、Ell...
ひさびさに大ヒットした。映像やファッションもさることながら、Elle Fanningのまさに爆発的な演技に惹かれっぱなし。共感することも多くて、わたしも爆発しそうになった。でも、今のわたしはジンジャーにはなれない。
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