オンリー・ゴッドのレビュー・感想・評価
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やたらとバイオレンス…
こんな作品だったとは…いくらなんでもこれは振り切り過ぎでしょ。 極端に少ない会話の中で、やたら間合いだけ長くて飽きてしまう。独特な雰囲気が一周回ってダラダラになってしまっているような。 やたら残酷だが中身はあるのか。テンポ良く描いたら、30分で終わってしまうのではないかと思うほどの、重い割には薄い内容。映画の芸術性ととらえても少々空回り感が拭えない。 映像は凝っているようだが、これも作品全体の暗さとだるさの中ではいまひとつ刺さらない。 下調べを全くせずに観てしまったので、ラストのテロップ「~に捧ぐ」にはびっくり。なるほど、そういう趣旨ねと、妙に納得。しかも後から本作監督は「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフン監督と知り、さらに納得。どうりで…って感じだ。 いずれにしても、あまり後味の良さを求めた作品ではないのだろう。これは相当好み分かれる作品だ。
おいおい終わったぞーー!(誉めてる)
原色まみれなのに観れてしまう画の連続。 特にやはりピンクとグリーン、ゴールドがこの映画を10年後くらいに思い出すときの印象だろう。 ストーリーなんかはどうでもよく、痛い痛い描写と肉体の動き、そして色彩を網膜から脳になるべく短距離で接続してその刺激を楽しむ映画だ。 そして、それらが楽しかった。
何か胸の中が、ドヨーンとなる
映画評論初心者の、私には、この映画の良さがわからない。 唯一、ジュリアンとチャンとの殴り合いの場面は、生々しく、リアリティがあって良かったです。 後はちょーっとです。最後のカラオケには、参りました。
降参です。
ゴズくん主演ということで『ドライブ』を期待して観ると、腕を落とされる大怪我するが、『ヴァルハラ・ライジング』を覚悟して観るとギリセーフ。他はともかく、なぜにカラオケなのかがよくわかりません。
ライアン…なぜ出演したの?
賛否両論あることを承知で観ました、が、退屈…。 淡々とBGMもなく流れる時間との戦い…。 セリフもほぼなく、ママとの近親相姦で他の女に欲情できないジュリアンの復讐したくないけどやんなきゃいけないっぽいなー劇。 ベトナムのマフィアって、日本刀っぽいけど日本刀じゃない刀なんて使うの?タトゥーも任侠映画っぽくて、おじさんの刀練習もゆっくりだし、なんか色々中途半端な印象。 1.5倍の速さで観て丁度良かった。 好きな人は好きなんだろうなー。 しかし、なんでライアン・ゴズリングはこの映画に出演したのだろ…不思議。
マザコン全開!アートでバイオレンスな変態映画。
バイオレンスでエロティックで鮮烈な映画だった。 中でも、真っ赤な部屋で椅子に座り手を縛られた状態で自慰行為にふける美女を見るシーンは強烈。 ただの濡場かと思いきや、アート映画としての美しさとバイオレンスさを兼ね備えていて斬新だった。 何よりゴズリングが絵になる、それだけでもう美しい。 セリフやBGMも極力減らしているせいか、映像の中毒性がダイレクトに来ます。 ライティングの妙もあってか、ストーリーとかどうでも良くなるくらいビジュアルに持って行かれる映画でした。 強烈なマザーコンプレックス故、去勢された男性として生きているゴズリング。 その反動としての暴力への渇望。 横たわる母親の〇〇に触れるシーンには鳥肌が立ちました。
NWRの才能が開花した重要作
本作と共に、最近公開された『My Life Directed By Nicolas Winding Refn』も観てほしい。1時間程度のドキュメンタリーで、レフンの妻リヴが彼の作品『オンリー・ゴッド』の撮影裏を映している。 そのドキュメンタリーによると、彼は『ドライヴ』の成功による周囲から新作への高すぎる期待がプレッシャーとなって苦しんでいた。彼は『ドライヴ2』は絶対に作らない、その強い信念を持って製作に臨むも、やはり『ドライヴ』ほど成功しないのではないかという不安にフラストレーションが溜まり、些細なことでリヴと衝突する姿も垣間見えた。 『ドライヴ』という成功の呪縛に苦しみながら作り上げた本作は、「他者の意見なんてどうでも良い」という意志をもった、緊張感・エネルギーに溢れた凄まじいクライム映画になった。 空間を真正面から撮影した絵、オブジェクトと化した非人間的なキャラクタ(カラオケシーンでの警官)がシュルレアリスム的不安感、浮遊感を煽る。さらに、やはりレフン映画の代名詞の強烈な光のコントラストは本作でも健在。健在というより、『ドライヴ』よりもさらに強烈になった。 この映画の賛否は別れた。やはり『ドライヴ』よりも成功はしなかった。 それでも、『ドライヴ』の呪縛にもがき苦しんだ彼が作り上げた本作品は、彼の真の才能を引き出した。この後に続く問題作『ネオン・デーモン』で彼の個性はさらに爆発することになる。 私は万人受けする『ドライヴ』よりも、『オンリーゴッド』『ネオンデーモン』の方が彼の意志が良く見え、快作であると思う。
不穏感漂う怪作
序盤から危うい雰囲気のまま物語は進む。 映像、雰囲気、不気味、神に粛清される為なのか無謀にも挑むR・ゴズリングが渋い。 「ドライヴ」のコンビで全く違ったジャンル映画を作った恐れなき度胸。 全くブレていない。 ホドロフスキーに捧ぐ....。 来年はレフンとホドロフスキーの新作が公開される。 全く緊張感が冒頭から終わりまで途切れずにカラオケのシーンですらエンディングも含めてヤバい。 R・ゴズリングは自身の監督作からもコノ映画は好きで出たなぁ。 レフンの変態的センスに今までの作品の集大成と完璧な作品に仕上がりカルト映画に決定。 その都度、観たくなる「ドライヴ」との対比としての裏側みたいな最高な映画だぁ!
凡人にはわからないかな?
これは深すぎる映画だと思う。そのまんま見てもわからんだろうな。多分この映画は復讐はさらなる悲劇につながると言いたいのかな?ゴスリングは無理やり母復讐させられてるように見えるな。ゴスリング以外は全員悪人かな?あの刑事にわしは少し同感するな。クズな売春婦殺しの弟復讐を兄にやらせるあの母親が一番わしはムカつくな。最後ゴスリングが両腕を切られる?みたいなシーンがあるように思えるがこれはゴスリングが復讐を反省しているからようにも見えるな。とにかく深すぎる映画
結局白人銃だもんな。
あら~ドライヴでの後でネタが無かったのかな?取り合えず変わった設定で変わった音楽流しとくか的な映画。演技もありゃ~無口な設定なら上手いとかの問題じゃないような気がする。ドライヴと同じキャラでつまらなかった。しかしこの映画では弱すぎて笑ってしまった。結局この映画は美術的な要素も無くただ無駄にグロいだけの映画。
主役は地元のおじさん
オープニングタイトルが英語じゃなかった(勘違いならすいません)時点でそんな気はしてたけど、この映画は「自分達の国で好き勝手に遊んでるダメ白人を成敗する市井の人」に喝采をする「アジアンエクスプロイテーション」映画なのだと思ってる。 白人にしてみると無表情で小柄なおじさんが死神のように思えてくるのでは無いか? 東南アジアで少年少女を買って、ドラッグに溺れてる外国人に鉄槌を下すシーンは拍手喝采かもしれない。 「なめんなよ外国人ども!!」映画
がっかり
レフンとゴズリングのコンビということで、かなり期待してみたのだが、がっかりでした。 映像はすごく綺麗だし、カメラワークや編集も格好よかった。 ただ描写は、ムダにグロテクスで、単なる猟奇的映画だと思った。 登場人物の心境や行動もよく理解できなかった。 個人的に向いていなかっただけかもしれませんが、ビジュアル面以外では、何も共感できなかった。
いいね
どうしても『ドライヴ』と比べてしまうところがあるけど個人的には割と好きでした。ドライヴの好きだったとこは、昔からいくつも作られてるような単純なストーリーなのに新しさを感じたこととか、恋愛描写の斬新さとか。そうやって考えると今回はドライヴと同じようにストーリーはすごく簡単なのに、とてつもなく難解な映画ってとこが魅力でもあり僕があんまり好めなかった部分でもあったかな..... 幻想的なシーンとか一つ一つに意味はあるんだろうけどよく分からなかったです。 僕がこの映画が結構好きだったのはストーリーがどうこうとかじゃなくて、キャラクターが魅力的ですげえかっこよかったってこと。ゴズリングの無表情演技とか、タイマンシーンのガッツポーズのとことか最高だったけど、僕が特に好きだったのはチャン警部。映画的には悪役っぽい立ち位置ではあるんだけど、やってることはどうみても正義だしっていうね笑 手持ちのドスで容赦なく腕切るシーンはほんと震えたし、ラストのカラオケシーンも良かったです。 世間的には賛否両論だし、よくわからない映画だったけど全然嫌いじゃなかった。
はあ…
ライアンゴズリングにつられてみました。完璧に釣られました。 難解で、この映画は何を言いたかったのだろうと考えると…… 子宮回帰欲求?それとも母子の愛憎?絶対的な正義は存在しない?それとも単純な勧善懲悪でしょうか…… 言いたいことが多すぎてとっ散らかっている。 難しいけれど賢い映画とは言えません。
まるでオフィス○野作品。
まず、最初から、最後まで何が何だか! まるでオフィス○野作品だなと感じていたけど…思い切りセリフを抑えたキャストの演技力が見もの、色で表す感情、身体の一部で表す表現。 結局、誰が良くて誰が悪い⁉全員悪人だっ‼あっやっぱりアレだ。 観たら楽しい、観なくても損はないか‼
レフン@タイ
ライアンゴズリング。バンコクのアンダーグランドには、黒いモノリス的な扉があって的な。ムエタイの尖った膝があばらに刺さる感じと、レディボーイと少年少女娼婦と、スイートチリの国だろ?タイって、まぁアジアは日本もタイもチャイナもコリアンも区別つかないけど、総じてエロスとタナトゥスが渦巻いててエキゾチックだよね?とアメリカで成功を収めたデンマーク人が思っているかは知らないが、ドライブ、ブロンソン等評価高い割りには今一つ乗り切れず。タイのゴッドファーザー警官が刀振り回すのを、真横からレール移動で撮るのは、 ジャームッシュの葉隠まんま。映像がスタイリッシュかというと、そうでもない。ただ暴力キツ目なのは、良い感じ。
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