「ストーリーの粗さが目立つ」トランスフォーマー ロストエイジ takamaruさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーの粗さが目立つ
冒頭、主人公の家に捜査官達が訪れて、そこから逃げるまでは、なかなか見応えがあってさすがだなと思った。
しかし、盛り上がったのはそこまでで、後は興奮にかける。
まず、背景の味方のトランスフォーマーを人間が襲うという肝心な部分がの敵がはっきりとしないという点。CAIの個人が勝手にやっているかのようだが、無理があるというか、ちっぽけすぎるというか、そもそも人間と敵対という構図をつくらなくてもよかったのではとも思えてくる。
敵のつくったトランスフォーマのはじめの戦闘シーンで、弾丸をバラバラになって、よけるシーンがある。ちょとやり過ぎだろうと思いながらも、どうやってこんな敵と戦うのかと思ったら、特にその能力は出てこず。
またラスト、大多数の敵との対決というところは、はっきりいって、興ざめ。
大多数に襲いかかられているハラハラ感がまったく出ていないまま終わる。
その流れて、橋を通さないとか言っているシーンもあるが、橋を守って戦う姿も無し。
宇宙船からの攻撃も持ち上げて落とすだけ。
恐竜のトランスフォーマーが味方になる時に戦うが、あまりにあっけなくて、それでは弱い印象しかない。
人間側もラスト、アパートで落ちそうになったりという何度も見たシーンになってしまう。
単純に、捕まえに来たトランスフォーマーと戦うという構図にした方がすっきりして分かりやすかったのでは。
金銭的に中国ロケになったのだろうが、中国でするなら中国軍を出すなどしないと。ただ無理矢理中国で撮影しました感が出ている。
悪い部分がいっぱいあるが、最後まで観れる。またお金をかけた映画というものを堪能できる。