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映画「世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅」 世界一美しい本を作る男 シュタイデルとの旅
劇場公開日 2013年9月21日
解説
「世界一美しい本を作る」と称され、ノーベル賞作家ギュンター・グラスや写真家ロバート・フランク、シャネルのカリスマデザイナー、カール・ラガーフェルドらに支持されるドイツの小さな出版社シュタイデルの秘密に迫ったドキュメンタリー。印刷所創設者のゲルハルト・シュタイデルが、クライアントに直接会うため世界を飛び回る姿に密着。世界の一流アーティストたちと綿密な打ち合わせを繰り返し、収録作品や使用する紙、インクの選定までこだわるシュタイデルの姿勢が、「本」を「アート」に昇華していく様をとらえる。監督は「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」を手がけたゲレオン・ベツェル。
2010年製作/88分/ドイツ
原題:How to Make a Book with Steidl
配給:テレビマンユニオン
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2022年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ー 収録作品や紙、インクまで徹底的にこだわって作られるシュタイデル社の本。
その妥協なき本作りの姿勢と、一つの作品として生み出される本の美しさはため息もの。
一冊は欲しい欲しいものだが・・。-
◆感想
・ドイツの小さな出版社・シュタイデル(社員50名)を経営するゲルハルト・シュタイデル。
彼は60歳を過ぎてもなお世界中を飛び回り、アーティストたちのアトリエに自ら足を運ぶ。
- 現地現物で、注文主と遣り取りする会話。それは、本への愛情に満たされている。-
・その旅は、クリエイティブな発見と驚き、普遍的な人との繋がりの大切さを教えてくれる。
<ここ10年で、私の住む街の本屋は半減した。
当然、店に行って欲しい本を手にする機会は激減した。
10年前から、そのような状況下、Amazonを利用する機会が増えたが、4年前からAmazonとの契約を解約し、欲しい本は近所の本屋から注文する事にした。
時間はかかるが、欲しい本が手元に届けられる嬉しさは、倍加した。
シュタイデル社の本は我が家には無いが、日本のみすず書房の本は、定期的に購入している。
何より、新しき本が届けられた際の、本のページを開いて、インクの匂いを嗅ぐ際の心躍る瞬間と、素敵な装丁に包まれた本を読む僥倖感は、何事にも代えがたいと思うのである。
本を愛する人にとっては、タマラナイドキュメンタリー作品であると思います。>
2014年10月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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アーティストと人生を共にする勢いで迷惑なくらいに頑固に、時には意見しながら丁寧に一冊の本(作品)を作る話。
デジタル化で本はなくなるなんて言われてるけど”ここ10年はシュタイデル社の時代”という言葉のように紙の手触り、音、感触にこだわった、嗜好品としての本の形の提示には、わくわくした。
写真家や作家のコレクターはよくいるけど、出版社のコレクター(シュタイデル社が作った本だけ集める人)がいるなんてびっくり。
ついつい作業になりがちな仕事も、どうして作るのか、どのようにつくりたいのか原点に何度も立ち返り、徹底的にこだわることも時には必要なのかな、と思わせてくれる人だった。
だからこそもう少し丁寧に作って欲しかったかなあ。ドキュメンタリーなの?映画なの?って感じだった。映像自体はかなり綺麗なもので、最初は「プロフェッショナル」みたいな感じなのかなーと思ってみてたけど、途中絵も音もメディアアート的な映像が差し込まれたりして、90分なのに間延びしてる感ある。どっちかにして、もう少しひとつひとつの意思決定の過程をきちんと見たかった。
たぶん見る人によって求めるものが違って、違う感想になるんだろうなこれ。一人で行かずに誰かと行けばよかった 笑
2014年6月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
2013年11月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
著名な写真家の素の表情が見られるのが面白かった。
劇場に実際映画に登場した写真集があればよかったと思う。
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