R100のレビュー・感想・評価
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曲芸コント。
前作でちょっとストーリー性を出したように思えたが、
今作はまたこの世界観に戻ってきたんだ?という感じで
やはりこの人が作り出すものは「映画」でなく「曲芸」だと思う。
芸人だからネタには事欠かないし、奇想天外な場面展開も
それなりに斬新感はあるけど、これがお笑いなら容認しても、
やはり映画というにはお粗末に見える。
まぁ確かに、100歳近い(あるいは過ぎた)外国人映画監督が
「何だこれ?」な映画を撮っているのは観たことあるんだけど、
内容が総てにぶっ飛んでいるから、サッパリ理解できない。
映倫とかそんな次元を超越し境界ギリギリのところで生きて
いると、こういう映像も作れるのか~と思うに至ったけど…。
今作はそれとはワケが違う。
ワザとSMを変わった趣向で描いているので、Mである大森が
いたぶられて快感~の顔(ダンカンみたい)になるのがしつこい。
女王様女優達がそれぞれ悦に入って演じているのはいいけど、
どうなの?これ。と思うような人物や描写も入っていたりで、
このあたりは大いに狙った企画なんだろうなと勘付いてしまう。
観客の反応観たさに見世物感を前に出してしまうとつまらない。
コントの〆が映画で効くか実験してるのだろうか。
平坦な板の上にSMネタが次々並べられ、中盤~真相ばらしと、
悦に入っている老監督の至福の表情が何度も映し出される。
映画は監督のものなので、どうあろうとOKが出ればいいのだが、
いちばんの皮肉は、松本監督の作品がこうして公開され続けて
いる事実だったりしないのかな。本人も遊んでいたりしてね。
私的には冨永愛がベストなカッコ良さだった。
(映画を作るのなら、若手監督に出資してあげればいいのにと思う)
う〜ん...厳しいっすね
松本さんをずっと応援してきて映画も全部見て来ましたが、さすがに今回のは厳しかったです。
少々キツい書き方になってしまっているかもしれませんがご了承ください
松本さん本当に映画好きなんですか?撮りたいんですか?
話も画像の構成も音楽も既存にあるようなものばかりで非常に退屈でした
映画なんてこんなもんやろってな感じで既存の映画の上辺だけなぞってない?
4作目でこのできはさすがに酷い
役者さんも良い人いっぱい出てるのに残念な感じ
映画を壊す?映画の枠に入ろう入ろうって必死な感じが伝わって来たんですけど
壊す度胸が無いのならちゃんと映画を勉強してから撮ったほうが良いと思いますよ
100歳の監督が撮ったつまらない映画だからねっていうのは
リアルに内容がつまらないとちょっと笑えない
100歳の監督が撮った設定にしては100歳の監督ならではの
こういう所がダメなセンスで笑えるでしょってのが映画全体から伝わってこない
なんか小手先で処理した感じで、正直後付けですかってぐらい設定に深みが無い
あとは好みの問題でもあるんですが、お寿司屋さんのシーンは不快でした
女王様と男の間ではあのプレイは成立しているかもしれませんが、そこに寿司屋の大将もいて、にぎった大将には失礼極まりないだろうって思ってしまいました。いやむしろ大将に対するプレイなのでは?あそこで大将もじつはMで密かに顔が変形してたらちょっと笑えたかもしれませんが
この映画をどう面白くできるのか?
逆に考えてみる為に見に行くのも逆に楽しいかもしれませんね
ちょっとよかったところベスト3>
1位:大地真央は奇麗だった。あんな女王様ならシバかれても良いw
2位:最初の富永愛の蹴りは良かった。あそこまでは期待した
3位:子供が吊るされているのは松本さんらしい見せ方だと思った
個人的に
おもしろすぎた。映画が始まってからはずっと笑いをこらえるのに必死だった。今までの松本映画の中でも一番分かりやすい笑いを届けていたんじゃないだろうか。これまでも十分おもしろかったが、分かりにくかったり、間延びしている箇所があった。本作ではそれを変えようとしているように感じた。テンポも良く、分かりやすい笑いが観れるので、僕は映画を観に行くというよりはコントを観に行く気持ちで気楽に観たら、絶対面白いと思う。R15指定な所は、ほんの少しだけだったので、R15になりたてのお笑いが分かる中学3年生や高校生も友達と観に行ったり、一人で観に行ったりしてほしい。もちろん、観に行くのは大人が多いが、笑いの分からない人は観に行くのをお勧めしない。大人でも「ごっつええ感じ」で笑える人は確実に面白いと感じるはずだ。映画というより面白いコントを観るのに1000円払える人は、是非観に行ってほしい。
もうやりたいことやっちゃえばいい
松本人志監督の第四作目ですよ。
んー…これ、最初にハッキリ言っちゃうと、まあ、一般受けはしないですよね。
まだ『大日本人』『しんぼる』辺りには大衆向けの〝ぽさ〟があったし、『さや侍』はそこから違う志向というか、敢えて時代劇に挑戦したみたいな野心作といった趣があったけども。
で、四作目にして、ああ、そうなんだ?こうなっちゃったかと。
以前から「映画という概念を破壊したい」みたいなこと松ちゃん言ってたから、今回も一筋縄ではいかない映画にするのは過去3作品からしても分かっていたことですが。
で、今回は徹底して「ふざけて」ますね。確実にふざけてます。
主人公のかなり細かい家族構成、境遇、職場環境なんかキッチリ構築しといて、配役もベテラン俳優揃えといての、その設定全く生かさずに途中からの余りに行き過ぎた投げっ放しジャーマン。
後半の滅茶苦茶な爆発炎上展開。
テーマは「SM」と言うけども、それもあんま関係なくなってくるという。
これをね、「逃げ」と受け取るのか、「破壊」と受け取るのか、はたまた違うものとして受け取るのか。
まあ今回松ちゃんふざけちゃってるので、真面目に捉えても仕方ないんでしょうけども。
自分はただ単にゲラゲラ笑って観てたから、別に不満はなかったんですけども。ただねえ、これを観せられて確実に憤慨する人はそりゃ出てくるだろうなと。こんなもん見せんなと。
全国公開というより、まどっちかってーとミニシアターのノリですしね。
さて、次回作はどうなることやら。
これまでで一番。
『R100』、公開前からやれ海外でボロカス扱いされたの、いろいろな悪い噂を耳にしており、
また過去の松本人志監督作品を観ても正直そんなにおもしろいと感じる心に残る作品はなかったので、ああ、またスベるんだろうなあ、とそんな感じで映画館に足を運びました。
何の映画かわからない、映像表現のセンスのなさしか感じさせないような中途半端な印象の予告編も、いつも通りの自信しか口にしないインタビューも、
そして何よりGoogleで検索すると1p目に出るここのレビューの悪評ぶりにも期待を根こそぎ奪われて、半ば動員数を一人でも増やそう、みたいなファン心理で足を運んだのですが、
意外に序盤からしっかりと映画らしく話が進んで行き、「あれ?これはもしかするともしかするんじゃないか?」と思っていたら本当に面白くなって行って、とうとう時間を忘れてラストまで一気に観れてしまいました。
おそらく少しネタバレをしないとこの映画のおもしろさは文章では伝えられないと思うので、以下少しネタバレを書きますので、R100を何のレビューも参考せずに観に行きたいという殊勝な方は戻ってください。
僕はこの映画は予告編の印象から、サスペンスめいたものを予感していたのですが、全然そんなことはなく、おちゃらけたコメディ映画です。
映画の設定としては、「『R100』という映画を、100歳の映画監督が撮影していて、その映画が糞ほどもおもしろくない」、という、ちょっと映画かじったことのある人がしきりに吹聴している"メタ"い映画ですが、これは本編の展開があまりにめちゃくちゃすぎ、時系列や数分前まであった設定も無視していくので、それならこれを100歳の映画監督が撮ったことにして、そのおかしな映画を観客と一緒に楽しむような映画にしてしまえば、2倍おもしろいんじゃないか?という配慮なのだと思います。
事実そんな感じで、時折挟まれる関係者らしい人が試写室から出て行くシーンは結構笑えました。
また不思議な表現の1つに、主人公(ドM)が女王様からお仕置きを受けるたびに、顔がふくらみ、画面に波紋のようなエフェクトがかかるのですが、これは実は伏線なので、なんだろう?と思いつつも結構気にして観ているとおもしろいことになります。
映画としてはかなりわけがわからない、映画の中で遊んでるような作品(007の最初の『カジノ・ロワイヤル』や『地下鉄のザジ』、ホドロフスキーの『ホーリー・マウンテン』、『監督ばんざい』みたいな感覚)なので、あらすじを追おうとか、全体から何かを得ようみたいな見方をするとこんがらがってきますが、漫才を聞くような気持ちで、次はどんなボケが出るんだろうと思って見ていると結構おもしろいです。ツッコミはちゃんと映画の中で絶妙な間合いで中の人がしてくれるので、その点も安心。
全国3桁のスクリーンで上映するような映画ではなく、いわゆるミニシアター系の作品で、こんな内容で8桁の人が入っているのは松本人志監督のネームバリューで、その中の楽しめなかった人たちのレビューで悪評まみれなのは当然なんだと思うのですが、映画好きの人がこの映画を逃してしまうのはおしいと思ったので、ちょっとレビューを描いてみました。
『大日本人』はかなり背伸びした映画で、『さや侍』で肩の力が抜け、この映画でようやくやりたい事を少しやれるようになってきた、という感じではないでしょうか?
おそらく松本人志監督はこの路線でしか映画を作れないので、次作もきっと悲惨な内容になるかとは思いますが(笑)、個人的にはぜひ期待して、次は宣伝をもっとしっかり考えて、好きな人だけを映画館に集められるようにすれば、実力も認めてもらえるのではないか?と思います。
最後に、オチについて、僕はMなので、また、R100という作品が100歳の人の作った100歳でないとわからない映画、ということを加味してあのオチはアリだなと思いましたが、あれ、許せない人は絶対許せないと思います。これは映画のおもしろさじゃなくて、なんというか人としてのモラルとして(笑)
また、ここまで未鑑賞でレビューを読んでくださっている方へ、嘔吐などの表現が絶対ダメ!という方にはかなり厳しいシーンが、割と長く続きますので、要注意です。これは僕もダメで、その間は目をそむけたりしていました。
とにかく内容はない映画なので、気張らず、気楽に観て、なんやねんあれ、わけわからんわ!と笑えば楽しい映画だと思います。僕は地元の大阪で観ましたが、大阪ではわりかしウケていましたよ。
松本人志のキューブリックごっこと逃げの一手
今日観に行く
兎に角松本人志が中二病全開ののキューブリックごっこしてるだけで異常なまでに退屈だった
劇中ボケ老人監督が作った『R100』の映画に劇中の周囲の映画関係者が頭抱えていて100歳にしかわからない映画という時点で“逃げの一手”を打ってるのが分かって死ぬほど退屈だった。
要は松本人志は劇中映画関係者が「この映画無茶苦茶」みたいな会話していてこの映画の粗やミスまで封じてしまう。正直松ちゃんが如何に叩かれたくないというのが如実に出て監督の姿勢として凄くカッコ悪い。
松本人志は新藤兼人の墓前で千回土下座して詫びるべきだと思う
ここまで酷いと松本信者でも呆れると思う。
いい加減映画業界から身を引いたほうが彼自身の為でもある
「ものすごく卑怯で、ありえないほど酷い」
「ものすごく卑怯で、ありえないほど酷い」
こんな映画が全国規模で公開されていることが怖い
映画のスキルの低さを、あんな最低の手段で解決したふりをするとは。
映画館で、誰もクスリともしない。
無駄なセリフ、無駄な行動、浅はかな物事に対する理解
でもいいんですよね、R100ですから。
こんなの奇才でもなんでもない、世の中の奇才に失礼だ。
ただの下手くそだ。それどころか自分の映画の責任も持てない子供だ。
本当にここまで頭にきた映画ははじめてでした。
エンディング、ヘラヘラ笑ってんじゃねえ。こっちはお金と時間を無駄にしたんだぞ。
0か100かの評価でしょうね。私は0ですが。
インタビューで、
「映画をぶっ壊す」
と豪語していた松本人志監督。
1作目から映画が叩かれまくっていたので、若干同情的な目で見ていました。しかし、世間の評価は正しかったのですね。
初めて松本人志の映画を見ましたが、もう2度と見ません。
幻滅したくないので…。
松本人志はお笑いの才能はずば抜けていても、映画のセンスや芸術的な才能は、何もずば抜けていません。
「映画を壊す」
とは、言いようです。
結果、客席はガラガラ。
だだっ広い映画館で、レディースデーなのに6~7名…。
どこが「意外と女性評価の高い映画」なのでしょうか?
確かにヒットだけが映画ではないでしょうが、それならばせめてもの爪痕として名作と言われるか、衝撃を与えるべきです。
世間は、そんな金持ちの道楽には付き合ってられません。
取り巻きが反対しなかった事、この映画を公開するまでに至った経緯の方が恐ろしいです。
そんな裸の王様のリアルなドキュメンタリーを公開した方が良かったのでは?
他の映画監督と勝負しようと、0から戦いを挑む北野武の方がまだまだカッコ良く見えます。
「映画を壊す」ていう言葉の意味がこれで良いのなら、三池崇史監督のDead or Alive辺りで、やっていましたよ。
新しい事をやると意気込んでいましたが、さすが映画を見てない映画監督と自負するだけあって、その感性の古さにすら気付いていない御様子。
サラリーマンが奇想天外なSMクラブに入会してしまい、私生活が脅かされる。
ここまではワクワクしながら見ていました。
しかし話は粗悪な方向へ、ストーリー、コンセプトさえ無視され、全く意味のわからない方向へ移行していきます。
そして松本人志監督はその責任を全て転嫁してしまいます。
ストーリーの展開は予想を悪い方へ悪い方へと裏切り
最終的には
「は?!結局、何の話なのよ?」
と、巨大な肩透かしを食らう感じです。
肝心なお金を払って見てる人の気持ちなどは全く無視です。
俳優さんをあんな使い方をしていいのでしょうかね。
CMで紹介されてたような話の軸はねじ曲がり、いつの間にか消えてなくなっていました。
そんな感じの映画です。
ただでさえ少ない観客が、どんどん冷えきっていくのがわかり、映画館で初めて、自分の呼吸音にすら気を使い、遠くの客席にいた男性の小さな咳が聞こえてしまいました。
他の映画評価のコメントで世にも奇妙な物語レベルとの意見を見ましたが、世にも奇妙~の方がまだ見れます。
CMを見て、ただただワクワクして妄想に浸っていた方が幸せでした。
見た後は当然、感動もなく、不快感もない…。
ただただ虚無感です。
もう「松本ブランド」なんて言葉は通用しません。
外国で、「あの顔の歪みはどういう意味なんですか?」と、リアルで、冷静な質問が続いているのを見ては、とても痛々しく感じました。
残念だった
ただ話が面白くなくて笑える部分が皆無というだけではなく、「そんなの分かってやってますけど、なにしろボケ老人が作った映画ですから」という突っ込みを映画の中で回避する準備をしているところがいやらしい。何のために作っているのか意味が分からない。
また褒めたい部分もボケ老人が作った映画でたまたまよかっただけ、ということで褒める事すらできない。
特にクライマックスのCEOと闘う場面は退屈で眠くて仕方がなかった。
これまで松本監督作品は全部映画館で見て来たのだが、どんどん悪くなっていてここまで悲惨なものになってしまって驚いた。残念でしかたがない。本当に作るべき映画を見つけられるまでやめた方がいいと思う。
ボケ老人が作ったという設定も含めて映画全体に対して、一番正直な感想は「ふざけるな!」だった。
いろいろなものを無駄にしたような。
これほどまでに見なければよかった映画は久しぶり。
映画の方向性はいったいどこなんだろうか。
はっきり言って★0.5もあげたくないくらいだけど
最初の富永あいの蹴りに感動したから0.5つけてあげるよ、くらい。
映画代を無駄にしたくない人は見ない方がいいだろう。
旧作DVDで100円払ってみるのがちょうどいい映画。
揺れてない。
男が通い始めたSMクラブは、
日常の生活に現れてはプレイを始める、特殊なクラブであった…。
だいたい、そんぐらいの話。
とある仕掛けもあるのだが、そこは、秘密。
「これは監督のマスターベーションじゃないか」って表現が、
時折、あるじゃないですか? 批評として。
おー、好き勝手にやっとるなぁー。みたいな。
この映画って、そんな「マスターベーション」の映画なのです。
そこへ真っ向から挑んでおるわけで、
不謹慎だとか悪影響だとか云われるエンタメへの批判に対するアンチテーゼ、
でもあるのだろーな。
なので、コレってSM? とゆー部分もあり、
そっち関係のヒトに怒られやしないか、少し心配でもあります。
今作は、いままでの松本人志監督作の中でも、いちばんマトモに出来てるんじゃ、ないのかな。
彼特有の異常性が、
存在感のあるキャストを揃えたことで、だいぶ拡散されている。
ザラザラと荒れた画の色や、小物のこだわりなども、良かったとおもふ。
『さや侍』ほどではないが、フツーへ寄ってきている。
寄ってきているので、フツーに詰まらない映画となった。
個人的な感想と評価で云わせてもらうと、
面白くなかったし、好きにもなれない映画であった。
解らないのではなく、
観たことのあるものばかりで、想像を越えず、刺激もなかった。
しかし、
点数で0点をつけられるよーなモノではない。
点数をつけられる類のモノではない。
※点、とゆー表記が、これほど似合う作品も珍しいだろう。(ここでは一応、一点につけておきました。)
それぐらい扱いが厄介な、個性的な作品、ではある。
あとは、おもしろければなぁ…。
子供が縛られてるのと、ツッコミが入るところは、クスッと笑えましたけど。
気になったのは、音楽の使い方がとにかくヘタクソ。
意図は伝わるにしても、微妙に全部ズレてる。
そこはもっと軽いほうがー、とか、ここは繋げたほうがー、とか。
音量で誤魔化そうともするし。
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの曲の二回目は、もっと長くないと、とか。
それとダメエイガお約束の、説明台詞。
前田吟のセリフとか、ヒドかったなー。
自分がどんな気持ちだとか、何をしたいとか、全部喋って説明してくれんの。
しかも、それだけじゃない。
ついに、映画の「意味」まで説明を始めたりして、逆にオモシロかったけどな。
もードコまでも言い訳を重ねて、逃げるつもりだな、と。
タイトルからして、すげー予防線だもんな。
R-100。
そんな、
松本人志のマスターベーションについて、興味がある方には、楽しめるとおもいますよ。
揺れてる?
揺れてねーよ。
イレーザーヘッドばりの・・・。
僕は満点でした。
一般的な評価については、ほかの方のレビューでも
言われている通り、話に脈略が無さすぎる。きつすぎて笑えない。
松本信者の方でもすげえ面白かった!、おもんなかったが激しく分かれる
作品だと思います。
93年に、松ちゃんが作った問題作「頭頭トウズ」。
ひたすらシュールな映像のオンパレード&ツッコミなし。
ごっつが大好きだった僕は「笑えない。酷い作品作ったな」
と終始思っていました。
今回の作品でも似たような現象が起きていますね。
頭頭の最後に、特典映像として出演者のコメントがついており、その中で
「笑いの種類はワハハと笑うだけでは無い」と明言されておりました。
また、落語の桂枝雀さんが笑いの方程式は全て「緊張と緩和」であると
言っております。もちとん松本監督も何かのインタビューで笑いは緊張と
緩和であると言っておりました。
(詳しくはYOUTUBEを見て下さい)
「緊張と緩和」まっちゃんが作ってきたコントは緊張の線がスレスレ
(見ている人の緊張の線を超えると笑えなくなる)
だなあと思う作品をたくさん生み出してきました。
前半部分は緊張ばかりでそれにつりあう緩和が無く、頭頭の時と同じく
心の片隅で不思議な笑いがおこっていました。
後半部分には緩和のポイントが多数設けてあり、導入部分の緊張がほぐれ
大爆笑です。
(完結型の大衆娯楽映画を期待してきた人は何が面白いか分からないと思います)
映画のポイントですが
①自分でツッコミを入れながら見る
「緊張と緩和」の法則
②デビットリンチのイレーザーヘッドが好きな人は好きだと思う
③支配人が何故薬を飲んでいたか、しきりに地震だと言っていたか、監督は何者だったのか
謎を推理しながら楽しむ
自分で妄想し、つじつまやボケ、ツッコミを考えながら補完していく
超自由かつ挑戦的な作品だと思います。
全ての答えを観客に与え、考えさせることが無くなった今の映画には
とうてい理解できない世界だと思います。
全ての答えを映画に求めたつまらない意見を気にせず
次回作はもっといかれた面白い作品を作っていただきたいです。
ミニシアターで挑戦したほうがいいと思う。
PS小学生がみにきてさすがに困りました。
言い訳がましい
面白い映画を作れないのは仕方がないが、もはや笑えないし(それを本人は”芸術”と呼んでいるのでしょうか)、事実劇場も失笑気味でした。
その上、面白くない映画を作ってしまっていることを、映画の試写というメタ視点で描くことによって言い訳しているようにしか見えない……。保守的な作りで、卑怯とすら思いました。というか、このメタ視点が提示されてから、大森のキャラクターにまったく感情移入できず(当たり前です、映画の中の映画のキャラクターなのですから)、目に飛び込んでくる不思議で少しも笑えない映像を只々見せられる。
楽しいわけでも、面白いわけでも、怖いわけでも、笑えるわけでもない、ただただ奇を衒っただけの作品でした。これを「人を選ぶ」というのであれば、世にある太宗のつまらない映画は人を選ぶ映画でしょう。これが笑いのハードルだとすれば、大抵の人は超えられないハードルになってしまっています。
とにかく劇場は少しの笑いも起きていませんでしたよ。
笑えないコメディーとは、、
月並みですがDVDで十分かなと、、、
もしくは見なくても良いのでは的な作品でした。
期待していたのですが、笑える部分も1ヶ所くらいで、、
これは、コメディーなのか?
なんなのか??
次の作品は正念場ではないでしょうか?
映画を撮りたいとは思っていないのではないか
予告を見て、今回はテイストが違うんじゃないか。
もしかして...なんて思い劇場で観てきました。
結果...これはキツい。
何がキツいって観てるのがキツい。苦行です。
なぜか、それは単純にこの映画のいい部分が全然見えてこないんです。
例えば、爽快感があった!、感動した!、笑えた!、ハラハラした!
何でもいいんですけど何かインパクトが残れば映画として作品として印象に残るんですけど
それがない。ただ時間が過ぎていくだけで退屈なままなんです。
終盤それが少しは解消できるかと思ったのですが、それもなんだそれだけってな感じ。
はっきり言って印象に残るといたら退屈な映画だったなっていう印象。
なぜ松本人志作品はこんな出来になってしまうのか。
それは松本さんが本当に心からこの映画を撮りたいとは思っていないのではないか。
そう思えてしまいます。なぜかいうと
劇中に「テイストが違うって何?」みたいなセリフが出てきます。
これは松本さん自身の現状、つまり松本さんご自身が映画を撮る事を迷ってるという事を表しているのではないしょうか。
あるいは正直吉本や周りからの圧力で作品を作らないといけない状況に松本さんが追い込まれてとりあえず作ってしまっているとも捉えられる。
とにかく劇中終始何かズッと迷ったまま、何かワケがわからないっていう具合に話が終わってしまいます。
これは何か強迫観念に苛まれながら作っていて楽しんで作ってない。そう感じました。
何より自信がない感じを受ける。
その自信のなさが作品にもろに出ていると感じます。
そういった意味でも、このような出来になってしまっているんじゃないかと考えます。
ただ視点を変えて、これは松本さん自身の現状を観ていると考えれば少し観れます。
昔は子供に興味もなかったあの松本人志が子供を抱きしめている松本人志
日々何かに疲れているが変な妄想を抱き、それに恍惚としている松本人志
こんなかんじで観れば少しは楽しめました。
がしかし、上記の理由からでも今回の作品はこの評価点にしかなりません。
松本さんの気質や魅力を生かせるのは、やはり長編ではなく短編のオムニバスはではないしょうか。
もう散々やってきたとお思いでしょうが、ここは原点に戻って、そちらの方にシフトしてみてはどうでしょう?
もちろん他にも言いたいことは山ほどあります。
ただ一番言いたいのは松本さんが本当に心から楽しんで映画を作り
至極の作品ができたと自信を持てるくらいの作品を作ってもらいたいという事。
それだけでいい。
評価外
女王様を扱った作品なので興味を持って観ましたが、SMにも映画にもプロレス(?)にもリスペクトを欠いた訳の分からない作品です。情報によると有名な女王様の監修を受けたそうで、一部にはそれを思わせるシーンもありましたが、その部分を松本監督の訳の分からない(少しふざけ気味の)演出が台無しにしています。
途中の試写会風の場面でこの映画を評価しているシーン・ラストシーンの意味不明な内容・色が薄く白黒と思う程の画面(演出のつもりなのでしょうか?)どれも訳が分かりません。
一番違和感を感じたのは女王様の調教を受けた後、主人公の顔がCGで加工されたとまる分かりの感じた風の顔になることです。ああ連発されると気持ちが悪いとしか言いようがありません。
今までつまらないと思った映画や寝てしまった映画は数多くありましたが、あまりにも作品の出来が悪く、寝ることもできず不愉快のまま見続けた映画は初めてです。松本監督はコメディアンであることを盾にしてこんな映画を撮るならもう映画を作るのは止めてほしいです。続編を撮るならコメディアンの監督の映画ではなく、映画に真剣に向き合った映画を撮ってほしいです。
見る人を選ぶ映画
見終わった後、率直な感想としては見る人を選ぶ映画だな・・と思いました。
好きな人はとことんハマる、ダメな人は拒絶反応を起こします。
※一緒に見た彼女はまったくダメなようでした
処女作、大日本人にも通ずる良い意味での馬鹿らしさがスクリーンからひしひしと伝わってきます。
あと、大森南朋の熱演、女王様のボンテージ姿は必見です。
4度もだまされるとは
またしても、だまされました。ここまでくれば、信じた私が悪いです。
経済的に余裕があって、人との待ち合わせなどで時間をつぶしたい方は見てもいいかと思います。
よくよく思い返してみると、
一度目は大日本人。アメリカでで大ヒットしていて、かつハリウッドでリメイクの話があると本人がいっていたので、つい信じて映画を見ると内容は散々。よくよく調べてみると、アメリカで小規模上映で興行収入もたいしたこと無し。ハリウッドの話も結局は話題作りで実現せず(リメイク権購入はよくある話みたいです)。
二度目はシンボル。オリジナリティー部分は失笑の連続で、後半部分の映画の情景はジェームスキャメロンの[アビス]からの影響をもろに受けてたままというありさま。
三度目はさや侍。ロカルノ映画祭に特別招待、特別上映ということで、またまたつられて見てしまいました。まさに特別招待でした。こういった偉業を本人は全然メディアが取り上げないとこぼしていましたが、いざ調べてみると、同じくその映画祭には招待ではなく、正式出品でかつ最高賞候補になっている他の日本人監督映画作品があることがわかりました。
そして今回が四度目。トロント映画祭で大歓迎、観客賞最有力と宣伝されていたのでそれに飛びつきましたが。。。言うまでもなく私の情報収集能力のなさが原因です。映画は、数学的思考が欠如した物語作成能力の無いアマチュアが紡ぎだした悲惨たる作品でした。
ちなみに、トロント映画祭の観客賞は日本人の園監督による[地獄でなぜ悪い]が受賞しました。第二位は海外のゾンビ映画です。
つまり、映画っていうのは宣伝を含めた商業なんですね。以後気をつけます。
何度観ても何度でも笑える作品
私が観た限り、何度観ても何度でも笑える作品です。
こういう日本映画がもっと増えればいいのにと心から思います。
芸人さんが監督をする事はあまり好きではありませんが松本監督は別格です。
今から次回作が楽しみで楽しみで仕方ありません。
皆さんも観て下さい。
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