「いかにもリュック・ベッソン的な単純な仕上がり」マラヴィータ Λibo.uryyy0さんの映画レビュー(感想・評価)
いかにもリュック・ベッソン的な単純な仕上がり
ストーリーは良いのに単純さ安易さが目立ち思ったほど楽しめない。例えばシンプルな映画は大好きだが、単純とは安易だからシンプルとは訳が違う。ながら見にちょうどいい単純さ。好きになれるような映画じゃない。これはリュック・ベッソン監督の映画に毎回思う事。嫌いな監督でもストーリー良さげなら今度こそという気持ちで観るのだが、やはりリュック・ベッソンの映画は根本的に好きになれないようだ。単純、登場人物のキャラクターがウザい、台詞も単純で寒くて面白くない、劇中音楽が好みじゃない。本作にもそれら全て当てはまってる。全てが好みじゃないから途中かなり退屈だった。本作のロバート・デ・ニーロ以外の家族のキャラクターが全員ウザい。妻と子供達が魅力なし。妻役のミシェル・ファイファーも険悪な顔だから殺されかけても何とも思えない。子供達がマフィア殺して助かる安易さ。ロバート・デ・ニーロとトミー・リー・ジョーンズが良いから何とか見れるが、この2名が別役者なら途中で中止するだろう映画。良かった点は主人公の殺人妄想と映画鑑賞会にてマフィアに関する質問受けるところくらい。デ・ニーロ以外の家族全員を別役者で観てみたい。監督も別の人にして欲しかった。設定やストーリーは良い部分多いのにもったいない映画。
2023/02 VOD
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