オーガストウォーズ : 特集
ロボット映画が好きな奴、戦争映画が好きな奴、美人ヒロインが好きな奴──
あらゆるジャンルが融合したすごい映画が日本に上陸!
この作品は、お前らに捧げる強烈な1本だ!!!
ロシア軍の全面協力を得て、驚異のVFXと本物の戦争兵器が埋め尽くす“戦争スペクタクル・エンターテインメント”が誕生した。8月10日公開のロシア映画「オーガストウォーズ」は、ロボット、戦争、ヒロイン好きの心を捕える、あらゆる要素が融合したインパクトあふれるアクション大作なのだ。
■ハリウッドとも日本とも違う凶悪デザインにロボットファンも興奮!
戦車からロボットへ──生命体的な変形と、巨大な“鋼鉄の塊”の重量感にしびれる!
「トランスフォーマー」、そして「ガンダム」「マクロス」など、巨大メカの活躍に胸をときめかせるロボットファンなら、“ロシア映画史上初”となる巨大ロボットの登場に熱くなるのは必至。ハリウッド製とも日本製とも違う独特のデザイン、それも見るからに凶悪なデザインは、まさに一見の価値ありだ。通常は戦車に擬態し、筋骨隆々を思わせる重量感あふれるロボットへ変形するのだが、「トランスフォーマー」のように元々あった乗り物としての質量を維持しつつ奇麗に変形するのではなく、触手状のものが無数に伸びてきて、それが一気にロボットの形へと生命体的な変形を繰り広げる。昆虫やエイリアンを思わせる頭部や肩に砲塔を乗せたままの姿は、魔物を思わせるようなまがまがしさだ。爆炎の中を駆け抜け、主人公母子を追いつめる重量感と存在感にしびれるのは間違いない。
■ロシアとグルジアが激突した実在の戦争=南オセチア紛争が舞台!
「ネイビーシールズ」に燃えたファンなら“レア度満点”のロシア製銃器から目が離せない!
巨大ロボットと聞くと、“完全フィクションのSF映画”を想像してしまうが、本作が舞台として設定しているのは、南オセチアをめぐり、グルジアとロシアが軍事衝突した実際の戦争「南オセチア紛争」だ。そのため、スクリーンに登場するのは実際に存在する武器や兵器の数々。「ネイビーシールズ」など、リアルな戦闘シーンに燃えるミリタリーファンが歓喜するのは確実なのだ。さらに特筆すべきは、ロシア軍の全面協力。戦闘シーンの撮影のために、30種類の“実物の”武器と兵器を投入。大規模軍事作戦シーンには、実に1500名の軍人と3000名以上の市民が参加しているのだ。スホーイ25戦闘機、T-72戦車、Mi-24ハインド攻撃ヘリ、AK-74Mアサルトライフル、PK機関銃、ドラグノフ狙撃銃などなど、レア度満点のロシア製武器にサバイバルゲームやFPSゲームファンは目が離せなくなるのは必至だ。
■爆炎吹き上がる戦争の最前線に、生足をさらした美女が降臨!
ミニスカで戦場を駆け抜ける姿は、ヒロイン・ファンにはたまらない!
本作の個性をさらに際立たせているのが、「美しいヒロインが壮絶な戦場に立つ」という「風の谷のナウシカ」などのヒロイン・アニメを思わせる異色の設定だ。別れた夫に幼い息子を預けていた際に勃発してしまう戦争。離ればなれになった愛する息子を探して連れ戻すために、若きシングルマザー、クセーニアが普段着のミニスカート姿のままで戦場に足を踏み入れ、銃弾とロケット弾が飛び交う最前線を駆け抜けるのである。童顔色白できゃしゃな姿は、誰もが手助けしたくなる可憐さに満ち、“ヒロイン”と呼ぶに相応しい。民間人はもちろん、ジャーナリストや戦う兵士までが、彼女を先へ先へと進めるために協力を惜しまないのだ。激戦地域に入ってからラストまで約1時間半、息つく暇のない戦闘が連続するなか、果たして彼女は目的地にたどり着けるのか? 見る者も応援せずにはいられない。
■「トランスフォーマー」×「ブラックホーク・ダウン」×「プライベート・ライアン」
これまでに見たことのないインパクト!スゴすぎるぞロシア映画!
そのクオリティに洋画ファンは引き込まれる!
実際に起きた軍事紛争を題材にしながら、巨大ロボットの登場と美人ヒロインの決死の旅=母子の絆までを融合させ、誰も見たことのない個性あふれる映像体験を実現した「オーガストウォーズ」。「トランスフォーマー」×「ブラックホーク・ダウン」×「プライベート・ライアン」ともいうべき強烈なインパクトに、数々の映画を見てきた映画ファンでも驚きを隠せないはずだ。
この“戦争スペクタクル・エンターテインメント”を完成させたのは、ロシア映画界の優れた才能たち。ロシアのヒットメーカー、ジャニック・ファイジエフが製作・監督・脚本を務め、ロシアでブレイクしハリウッドに進出したティムール・ベクマンベトフ監督作「ウォンテッド」でVFXを手掛けたロシア最高峰のVFXスタジオ、メイン・ロードポスト社が、ロシア映画史上前例のない圧倒的な迫力に満ちたロボット・バトルを作り上げた。「クオリティの判断基準は『トランスフォーマー』と『ブラックホーク・ダウン』」とスーパーバイザーのアーマン・ヤヒンが言い切っているように、そのリアリティには目を見張る。
そして、撮影監督を務めたのは、同じくベクマンベトフ監督作「ナイト・ウォッチ」「デイ・ウォッチ」の撮影を手掛け、07年に浅野忠信主演でアカデミー賞外国語映画賞ノミネートを受けた「モンゴル」も担当したロシア最高峰のカメラマン、セルゲイ・トロフィモフ。権威あるロシアの賞に輝いてきた匠の映像クオリティに、映画ファンも納得だ。