パリ猫ディノの夜
劇場公開日 2013年7月13日
解説
昼と夜で2つの顔を持つネコの活躍を描き、第84回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされたフランス製アニメ。パリに暮らす女性警視ジャンヌとその娘ゾエは、ディノという名のネコを飼っている。ゾエはかつて父親がギャングに殺されて以来、ショックで言葉を失っていたが、ジャンヌは夫の仇を探しながら多発する怪盗事件に対応するため多忙を極め、なかなか娘にかまってあげる時間がない。そんな状況で、さびしい思いをしがちなゾエを慰めているのが、ディノだった。ディノは毎日トカゲをとってゾエにプレゼントしていたが、ある日、ダイヤモンドが埋め込まれたブレスレットをもってくる。ディノがどこでそれを手に入れたのか気になるゾエは、散歩に出たディノの後をつけるが……。日本ではフランス映画祭2011にて「パリ猫の生き方」として上映。13年「パリ猫ディノの夜」の邦題で劇場公開。
2010年製作/70分/G/フランス
原題:Une vie de chat
配給:巴里映画
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2015年9月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
オス猫のディノ。
昼は失語症の少女の飼い猫、そして夜は…。
アカデミー賞にもノミネートされたフレンチ・アニメーション。
ジャパニメーションやハリウッドCGアニメとは違う洒落たセンスの映像。
独特で、特に夜間のシーンは美しく、また手描きの温もりも感じさせる。
アクションやサスペンス、ディノの“夜の顔”はルパン三世を彷彿させた。
失語症の少女の心を開く。
自然とあの台詞が浮かんだ。
「ディノはとんでもないものを盗んでいきました。少女の心です」
2013年8月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
友人から勧められ、新宿ピカデリーに観に行きました。フランスのアニメーションということで、どんなものなのだろうとワクワクしていましたが、「パリ猫ディノの夜」、期待を裏切りませんでした。わずか70分でしたが、心温まる素敵な映画でした。気分だけでなく、目も癒されましたよ。また、安堵感に加えて、ドキドキ感も、ロマンチックな気分も、楽しい気分にもなりました。
あの色合いやアニメのタッチは、さすがフランス、他のアニメーションとは比べようがないほど印象的でおしゃれで、パリの世界に惹きこまれそうでした。パンフレットがないのが少し残念でした。
お子さんと一緒に観に行くにもいい映画だと思いますが、ご友人やご家族、恋人とも観に行ける、つまり、それらすべての要素が詰まった映画でした。
2013年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
パリ猫ディノだけではなく、その周りの登場人物のキャラクターが印象的。
私のお気に入りは、ギャングコスタの手下たち。3人とも素敵なコードネームがいい感じ。個性豊かなキャラクターがたくさん出るところもこの映画のいいところ。
そして、音楽。なんともムーディーで心地よく、映画が深みを増すようなよい効果を生み出している。
今ではほとんどない貴重なフィルム上映からなされる、映像の美しすぎない美しさ。つるつるしたデジタルの映像になれている私にはとても衝撃的だった。
まずは映画館に行って、スクリーンで見てほしい。
2013年7月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
オシャレな作品でした。
ジャパンアニメとはまた違う優雅さ、キレイさがあって新鮮でした。
お話とアニメの動きがとても軽やか。
流れるように引き込まれます。
お話も人情暑い泥棒と、ちょっと抜けてる窃盗団、そして言葉を失ったムスメをもつ女性刑事、さらにネコのディノが絡んでとてもテンポよくたのしめます。
たまにはこういう外国アニメみてオトナに優雅に過ごすのもよいかも…。
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