「似て非なるアジア版“オーシャンズ”」10人の泥棒たち arakazuさんの映画レビュー(感想・評価)
似て非なるアジア版“オーシャンズ”
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これを観たらどうしても『オーシャンズ11』を思い出してしまうが、ただキャストを韓国と香港から集めただけでは芸がないし、そんなベタなものはいくらなんでも作るわけないだろうと思いながら観はじめたらこれがなかなかどうして!
日本で盗まれた“太陽の涙”というダイヤモンドを盗むべくマカオに集められた10人の泥棒たち。彼らはそれぞれ専門分野を持つプロフェッショナルだが、過去の因縁や恋愛感情が絡み合って疑心暗鬼、決して一枚岩ではない。誰が誰をを騙し、誰が誰を出し抜くのか、太陽の涙を手に入れるのは誰なのか?
最後までまったく分からない(多少突っ込みどころはあるものの)大変凝ったストーリーになっている。
10人の泥棒を演じた俳優のそれぞれ持ち味が生きたキャスティングもナイス。
難を言えば、前半人物相関図が頭に描けるようになるまでが多少分かりにくいこと。
ただ、ダイヤ強奪計画の首謀者であるマカオ・パクの思惑が見えてきてから俄然面白くなる。特に、建物の壁をスパイダーマンのごとく移動するアクションシーンが最高!
やっぱり、マカオ・パクのキム・ユンソクが一番美味しいところを持って行ったよね。
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