「瀬文と当麻の強い絆が描かれていてよかった。」劇場版 SPEC 結(クローズ) 爻(コウ)ノ篇 spoonさんの映画レビュー(感想・評価)
瀬文と当麻の強い絆が描かれていてよかった。
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前篇『漸ノ篇』に引き続き今回も北村一輝さんの演技光る。相変わらずなキャラ強め演技+みんなの献身的なお湯かけ治療にlより、ミイラ化復活のぎこちない動きが加わり、良かったですよ。
堀北真希さんも、ちょい役で出演してます。前篇から登場の指を鳴らして時を止めたり消せるセカイ(向井理)、能面のアニジャこと卑弥呼 (北大路欣也)などなど。
どんなに最強のSPEC能力を持っていても、感情、信念や想いの強さ、仲間との絆には敵わないんだな。
終盤にかけての、どんなに当麻が呑み込まれそうになって醜い様でも、瀬文と当麻の間の強い絆の描写が良かった。愛という簡単な言葉では語れない、2人の関係が走馬灯のように駆け巡る。
ラスト10分の佐野元春の「彼女」の挿入歌の中で、ゆっくり流れる回想シーン、浮遊して落ちていく当麻の手を握り、互いの存在を認識した二人は微笑み合う。
エンドロールでは今までの当麻が筆で書いたキーワードの総集編。
エンドロールのあと、赤いキャリーバッグを引いた女と坊主頭の男の後姿が雑踏の中に消えてゆく。
SPECシリーズずっと見てきて、ぶっ飛んだストーリーなので深く考えずに楽しめばいい作品だとおもいますが、監督が伝えたかった事は、人間が持つ力や欲望は正しく使わなければならないって事かなと感じました。
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