「最後に『えっ』てなる。」劇場版 SPEC 結(クローズ) 爻(コウ)ノ篇 右京さんの映画レビュー(感想・評価)
最後に『えっ』てなる。
テレビで前後連続放送していたので観ました。
感想を箇条書きにすると以下になります。
・ドラマを知らないとワケが分からない。
・小ネタが分からないととことん分からない。
・回想が多い。とにかく多い。
・モサモサ喋るくせに早口で聴き取れない。字幕欲しい。
・ギャグは面白い。
・敵方に共感できる部分もある。
・エンディングで全て台無し‼︎
・事前にネタバレ覚悟でも解説してくれているブログ等を読んでおくと納得できるかも?
エンディングに至るまではそれなりに楽しめるんです。
回想シーンが多くて尺を伸ばしたいのかと思うほどではあるんですが、前編含めてホロっとしたり。
でも、エンディングで全部ぶち壊します。
名前忘れちゃったんですが、主人公の女性が死んでその幻のようなものを瀬文さんが見た次の瞬間から全部台無しになります。
法律云々の前に異常なほど瀬文さんを殴る蹴るしまくる警察の方々。
何故かお空からふわふわ舞い降りてくる、戸田恵梨香。
そして何回目かの回想シーン。その回想シーンでも戸田恵梨香さんが地面に向かって浮遊。
ホラーです。
途中からはもうニヤニヤしてきました。
そして回想シーンが終わり、警察からリンチを受けて有り得ないくらいボコボコにされて有り得ないくらい汚い牢屋の中で座禅を組む瀬文さん。
そこにもふわふわしてる戸田恵梨香さん。
その戸田恵梨香さんの腕を瀬文さんがキャッチして戸田恵梨香さんビックリ顔。
そこから謎のモノクロシーンに移動し、『そしてまた歴史は繰り返す』的な事を北大路欣也さんが仰ります。
・・・・・・・・・で、終わり。
スタッフロールを最後まで見ようとも何もスッキリ腑に落ちる部分はなく。
進撃の巨人の劇場版ほどではないにしても、酷いです。
エンディングに入るまで楽しめた分、モヤモヤ感が酷いです。
例えるなら物凄く盛り上がるメロディーの曲でサビを待っていたらサビで盛り下がって終わった。
そんな感じの不完全燃焼でした。
思うんですが、最近の日本はストーリーのエンディングが意味不明だったりするゲームやドラマ、映画が多くないですか?
作り手側の自己満足を最後の最後で張り手と共に押し付けられているような気がします。
これからはストーリー作りに携わる方にハリウッドとか、海外の方を積極的に採用して欲しいと思ってしまうくらいです。
ずっと見たかった作品だっただけに残念ですが、お金を出して映画館に行ったりDVDやBlu-rayを買ったりしなくて良かったです。
違法アップロードやダウンロードを違法だとするのは構いませんが、こんな駄作ばかりではそれもやむなしな気がしますね・・・。
映画の世界も観客が満足出来なければキャッシュバックするシステムを構築するべきでは?