インターステラーのレビュー・感想・評価
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IMAXで鑑賞すべき作品
ノーラン祭り第三弾!!
封切り時に普通のスクリーンで鑑賞済。
そんなに感動しなかった記憶が残ってますが…IMAXだとこんなにも違うのか!!
まず、音響。音というよりは振動ですね。そして映像のクリアさ。ホントに宇宙飛行してるかのような感覚は今までにない体験でした。
お話しは壮大で少しオカルト要素も含まれます。このオカルト現象が最後に解き明かされます。時間の流れ方が違うので
宇宙旅行から帰ると子供が自分より、老けている。そこはなんとなく理解出来るが、ブラックホールや物理の難しい事にはついていけなくて…
家族を思いやる気持ちが人類を救えるのか?父と娘の絆は修復出来るのか?
TENETの予告、何度観てもドキドキする。IMAXで観るか?ドルビーシネマで観るか?悩む(>_<)でも2回観ないと理解出来ないらしいから…両方かな(((^_^;)
愛で世界を救ってもいいじゃない......止揚。 ※書きかけ
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【この映画のポイント】
① 合理的判断と私情(私欲)の両立……愛で世界を救おう
② 嘘に基づいて行動する人間……Based on a Lie
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【解説】
SF映画であり、人間ドラマでもある本作。
SF映画としての出来に関しては後回しにしたい。(だいたい、一般相対論も素粒子物理学も勉強していない。)
映像の作り込みは壮大だ。重力物理学者をバイザーに据え、ワームホールとブラックホールを視覚化。1本の学術論文が出来上がったほどだ。
しかし人類救出のミッションとしては「おかしくないか?」という部分も多々ある。感動のためにおざなりにされた部分もある。
だがそれは後回しでいい。
主軸は「人間とは何ぞや?」ということだ。
つまり「この映画は人間のどんな部分を描きたいか?」という点を考えたい。
具体的には、
①私情と公的奉仕の両立 ②嘘に基づいた行動
この2点が、ノーランの映画作りの基本設計となるだろう。
(①に関しては今作に限った話です)
・・・
本作ではたびたび、「身近な人を救う(愛する)」ことと「人類全体を救う」ことの対立が描かれる。
しかし最終的には「娘に会いたい」という主人公の気持ちが人類を救うこととなる。これはつまり対立するものを同時に成り立たせることー止揚ーだ。
地球に留まっていては人類は救えない。人類を救っては娘を愛せない。娘に「愛する気持ち」が伝わらない。その対立が、5次元空間(?)を利用して情報を送信することによって解消される。娘に「愛する気持ち」が伝わると共に、人類を救う鍵となる情報が送信される。
これによって、愛情も公的奉仕も両立されるのだ。これを止揚と言う。
(愛情は、一方的に表現するのではなく、受け取って貰ってこそですよね。)
人間ドラマとしては、こういったことを描きたかったのだろう。
合理的判断と愛情は両立し得る。あるいは、愛情を根底とした合理的判断もあり得る……というような。
また、人間の判断の根底には情動(?)があるだろう、両者はシームレスに接続して、情動が合理的判断として表出することもあるだろう、といった主旨も伝わる。
そのような人間の内面にかんする考察を、映像として固定・保存し、観客から同じような感想を引き出すーそれが出来たならまあ御の字ではないか。(以上、①。)
-具体的には-
どの場面で、合理的判断と私利私欲が対立しているか?
① 3つの惑星のうち、最初にどの惑星へ行くか揉める場面
② 残された2つの惑星のうちどちらへ行くか揉める場面
③ マン博士が嘘をつき、居住可能惑星の信号を発信した場面
(主な場面をピックアップ)
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またしばしばノーラン作品においては、人は嘘に基づいて行動する。『メメント』然り、『ダークナイト』然り、『ダンケルク』然り。嘘を土台にして築き上げた行動の果てに真実が明かされ、瓦解する。
この点に関してはあまり考察の面白さを知らないので省略したい。
① NASAの閉鎖
② プランBの遂行, 重力方程式の嘘
③ ブランドの恋人がエドマンドであること
④ マン博士
⑤ 第3法則にしたがい、クーパーが置き去りにされること
TARSの存在
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【ストーリー】
小麦が枯れた。今年はオクラも死滅し、次はトウモロコシだろうか。
伝染する疫病により、あらゆる植物が消えていく。
地球は砂漠化していった。
それは穀物がなくなるという食糧問題だけではなく、地球上から酸素の供給源がなくなるという問題を意味した。
このまま行けば、人類は飢えと窒息によって死に絶えるだろう。
おそらく、いまの子供達が人類最後の世代となる。
(本当にこのような論理がなりたつのか?)
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NASAのミッションは、人類の新天地を見つけることだった。地球の外に。
(表向きは、NASAは解体させられた。税金の無駄遣いだからだ。)
(この映画はフロンティア精神復古(?)を掲げる映画でもある。公開当時の予告編にもそれが現れている。)
・・・
主人公クーパーはトウモロコシ農家だ。
息子と娘がいる。
妻は早死にした。MRIが無くなったせいだ。
息子は優秀だが、どこかひねくれている。
娘のマーフは天才的だが、学校では問題児だ。
そんな娘をクープは誇りに思っている。
近頃マーフを悩ませているのが、自室をおそうポルターガイスト現象だ。本棚が揺れ、振動し、本や小物が落下するのだ。
クープとマーフはそれを「幽霊」と名づけながらも、未知の現象を解き明かそうという科学的精神を持っていた。
クープはエンジニアであり、元パイロットだ。
今では彼の能力が必要とされる場所はどこにもない。
・・・
ある日クープたちを襲った砂嵐。
自宅に舞い込んだ砂塵が、床に奇妙な模様を描いた。
それはモールス信号のような、規則的な間隔でならぶ縦線の列だ。
その異変が起こったのも、「幽霊」の現れるマーフの部屋だった。
クープは砂塵の模様が重力の異常(おそらく偏り)によって形成されていることに気づく。
そして縦線の間隔がバイナリであるとして考察を進めたクープは、砂模様が座標を示していることに気がつく。
その地点へ向かったクープとマーフに、消滅したはずのNASAが秘密裏に活動を続けていることが明かされる。
・・・
2人が伝えられたのは、土星付近にワームホールが形成され、未知の銀河系(惑星系)への扉がつながっているということだった。
「ワームホールは自然発生せず、人為的に形成するしかない。したがって、"they"が人類を救おうとしているはずだ」とNASAは言う。
ワームホールの人為的形成に、救いの手が差し伸べられていることを期待したのだ。
クープは、人類の居住可能な惑星を特定し、受精卵を持ち込むパイロットとしてリクルートされ、その期待に応えることとなる。
クープは娘に惜しまれながらも、宇宙へ旅立つ。
ークープは嫌々旅立つのではない。パイロットとしての冒険心、エンジニアとしての知的好奇心から飛び立つ。娘を地球に残してでも。ー
・・・
クープが宇宙へ飛び立つということは、たとえ地球に帰還できたとしても、娘と再会できないかもしれないということを意味した。
なぜならば、宇宙へ飛び立っているあいだに、地球にいる人々のほうが老いるからだ。(相対論)
・・・
ラザロ計画。
死から蘇った聖書中の人物の名前がつけられたミッション。人類もまた新しい惑星を見つけて、死から蘇ることができるのだろうか。
(かつてアメリカ大陸を開拓したように)
ワームホールが出現したのは50年前だ。
すでに12人の先遣隊がワームホールを通過し、別の惑星系へ旅立った。
そのうち3人から、「人類の居住可能性がある惑星を発見した」という信号が届いた。
クープのミッションは、3つの惑星を探索し、人類が居住可能な惑星を特定することだった。
その後のプランは2つある。
居住可能な惑星に、現存人類がみな移住すること。(プランA)
もう一つは、クーパー達の携えた受精卵をその惑星で繁栄させ、たとえ現存人類が地球で滅びたとしても、子孫の種を繋ぐこと。(プランB)
もちろんクーパーは、愛する娘を地球で死なせるつもりはなかったし、地球に還って、2人で新天地へ向かうつもりだった。(プランA)
したがって、「地球帰還のため燃料を残しておく」という考えはクーパーの意識裡にあった。
(地球に届いた信号を受け取った直後に惑星へ到達できるのなら、クープはわざわざ地球へ帰還せずとも、「この惑星なら居住可能だよ」という信号を発信した直後に娘が到着するのを待てばいい。ただしこの論理が成り立つのは、第一の惑星(潮汐の惑星)においてのみらしく、第二の惑星(アンモニア氷の惑星)においてマン博士は相当長い時間救助を待っていたらしい。何故ならば、重力の強弱によって時間の経過が異なるからだ。ブラックホール"ガルガンチュア"に近接する第一の惑星は、強重力下ゆえに時間の経過が遅い。というよりも弱重力下の人々が経験する時間に比して、強重力下の人々が経験する時間はわずかだ。(というのが一般相対論の結論らしい)実際、「第二の惑星の重力は地球に比して小さい」という描写がある。)
・・・
さて、土星付近に出現したワームホールへ向かう宇宙船。
(クープの宇宙行きが決まってから打ち上げまでの過程をもう少し描いて欲しかった感もあるし、あのようなすっ飛ばし方でもよかったような気もする)
クルーは4人。飛行士のクープ。生物学者ブランド。重力物理学者。もう一人の学者。
彼らはシャトルで地球を旅立ったあと、母船とドッキングし、休眠カプセルに入る。土星付近で覚醒し、ワームホールへ入る。
ワームホールへの突入は未知の体験で、ブランドは"they"からの接触を見る。
(ここであの接触が"they"によるものだと分かるのは、ブランドがそう説明しているからで、筆者がそのように願うからだ。つまりオチのためだ)
ワームホールを抜けた彼らは、ブラックホール"ガルガンチュア"の支配する未知の惑星系に到達する。
この惑星系に、人類の移住候補3つの惑星が存在する。
宇宙旅行をして地球に帰ると、年を取らない。
周りの人々は年を取っている。
娘が死ぬ前にはやく地球へ帰りたい。
だからクープは、1番時間の経過がない方法で惑星選びを行おうとする。
この点に関して「クープは私情を挟んでいる」とほかのクルーから批判される。
(ただしブランドもブランドで、恋人のいる惑星に行きたがるよう私情を挟んでいる。だが最終的には、私情を挟んでこそ成し遂げられる公的奉仕があると明かされる。愛で地球(人)が救われる。)
議論の結果、選ばれたのは、ブラックホール"ガルガンチュア"に最も近い惑星だった。
ここでは重力が強い。先遣の宇宙飛行士の到着から数時間で、クープは到着した。(その星における経過時間)
しかしそれゆえ、地球における時間の経過も早い。この星での1時間は、地球における7年間の経過を意味する。
結局、クープ達は惑星にかんするデータを回収できないどころか、膨大な潮汐力にあおられ仲間の1人を失う。この惑星は一面が海で覆われた星だったのだ。(そんなの空から見ればわからないか?危険を回避できたのでは?→一応、空が雲で覆われていたことになっている)
先遣者も同様に水に飲み込まれて死んでいた。浅瀬に着陸し、遠目に見える波を山と見たものの、実は高さ100mを越える大波だったのだ。
クープが惑星から脱出し、惑星外の母船で待っていた仲間の元に戻ったとき、そこでは23年と4ヶ月が経過していた。
地球から送られてくるメッセージ。
息子には彼女ができ、高校を卒業し、農家となり、結婚し、長男が生まれ、死に、次男が誕生する。義理の父が死を迎える。息子は父の帰還を諦め、メッセージの送信をやめる。
だがNASAに才能を見込まれ重力物理学者となった娘マーフが、ようやくメッセージを送ってくる。
父の出発にふてくされ長らく心を閉ざしていたが、ようやく父に語りかける。
クープはその時間の経過に涙する。
ノーランすげぇ。
IMAXでノーランの連投です、ここんとこ。TENETの予告、見飽きました。と言いたいところですが毎回心臓バクバクしてしまいます。本編を見終わり劇場を出る時は、ノーランすげぇ、ノーランすげぇ、ノーラン(以下無限リピート)になってます。ホントに、それ以外の言葉が、当分出て来ないw
少し落ち着いてから感想文をかきましょうね。
とにかく良かった。最高です。
※劇場二回目、IMAXでは初。
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9/7 追記
SFとしての要素が、兎に角楽しかった。ウォームホールの概念は自分自身で消化し切れていないので、その他の萌えポイントについて。
◆時間を4つ目の空間軸として捉える
「私達の住む宇宙は4次元である」と言う考え方があります。時間を4つ目の次元と捉える訳ですが、この映画のコンテンツでもあるアインシュタインの相対性理論(時間差が生じるカラクリ)を、この概念で説明するとどうなるか。
「運動とは数学的に、3つの空間軸と、虚数の時間軸の間の、4次元時空における回転とみなすことができる」
※前提「時間と空間は運動によってローレンツ変換という変換式で結びつける事ができる」ものとする。
これを工学脳で物凄くザックリ言うと「運動(素粒子レベル)するものは時間と言う軸を持つ」。
光の速度は宇宙空間で一定ではない可能性があります。2015年、グラスゴー大学の研究チームは光子の形状を変える事によって減速する事に成功したからです。
つまり。光子にさえ影響する巨大な重力の元では光さえ減速し、同一系内で運動する全てのモノの時間軸は減速後の光速度に依る。
∴ブラックホールの近縁と地球の間には時間差が生じる
◆ブラックホールの巨大な質量を利用した加速スイングバイ航法(重力ターン)
映画のクライマックスでありながら、スイングバイの説明が決定的に足りてないと思いますw
「加速スイングバイ」で検索したら、分かりやすい動画がヒットするので記述は割愛。
ブラックホールも宇宙空間に静止している訳ではありません。よって、加速スイングバイは可能。ロケットの推進力は、ブラックホールの重力に捉えられる事から逃れるため。ブラックホールの"事象の地平面"の中に飛び込んだのは、量子に関するデータ取得の為、との説明でしたが、何故それが人類を救う事につながるのでしょうか?
◆量子重力理論を完成させる (9/10全面修正)
「量子重力理論」とは、「相対性理論」と「量子力学」と言う2つの原理を満たす時空の理論です。重力の古典論は、アインシュタインの一般相対理論で定義が出来ます。一方、重力以外の全ての物質とその相互作用は量子論に支配されていると考えられます。よって、相対性理論と量子論の融合が出来れば、極大(宇宙空間)から極小(粒子)までの、あらゆる現象のカラクリを読み解くことが可能と思われます。
ブラックホールの内部では一般相対性理論が破綻をきたすと考えられており、そこでは時空を量子化した理論が有効に働き、純粋な「量子力学」に支配される世界であろうと。量子系では、「作用素」にあたるものが「二つの固有状態間にあるデータ」。よって、ブラックホールの「事象の地平面」を超えた場所での物質や重力の「振る舞い」の「データ」が有れば、量子力学の波動方程式を導出でき、「量子重力理論」を完成させられる可能性がある。
この理論が完成したとして、何をどこに、どう応用するのかは不明ですが、巨大なコロニーの資材を衛星軌道上に「持ち上げる」モーターとか、「イオン推進機構」とか、作れそうな気がします。
ストーリーは「壮大な愛の物語」。親子愛、男女の愛、人類愛。と、ちょっと変わった友情。
どれもこれも、ぜーんぶ良い。もつれずに破綻せずに、きっちりつながっていて、最後の感動は、これまでのSFものの中で最高。科学的考証、デザイン、映像、音楽、何もかもが最高でした。
やっぱり、ノーランすげぇ。
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9/9 追記
◆ラストを推測
マーフはクープに言います。
「子供の死を看取るより他に、まだやる事が有る。ブランドよ」
この時点でマーフがブランドに言及している事から、地球はブランドの生存を知っていると考えられます。
エドマンズの星にたどり着いたブランドは、恋人の死を知りますが、人類の生存に適した環境である事を地球にバイナリデータで送信したものと思われます。
マーフの語りは以下の様に続きます。
「彼女はひとりぼっちで、この後、長い眠りにつく。私達の新しい星(home)で」
「私達の新しい星」は、地球側はプランBにせよ、プランAにせよ、エドマンズの星で人類が生きて行く事を計画している事を示唆しています。また地球からの後発部隊が到着するまで、スリープで待てと。
星の座標は「親友」のTARSが知っている。クープ達のインターステラーから75年(位。多分)掛けて進化した技術で作られた、小型宇宙船と星間航法で、単独ブランドの元に向かうクープ。「新しい星」に、多くの科学者や技術者がやって来る前に、2人だけの時間を過ごせます様に。
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9/10 追記
◆「エンデュアランス号」のシャクルトンは残った隊員を救出しに南極に戻った(1917)
エンデュアランス号からTARSの乗ったランダーを切り離す時、クープとTARSは「またな」と言葉を交わします。レインジャーを切り離すコマンドを口にするクープ。狼狽するブランド。
「二人で行けるって言ったじゃない」。
「エンデュアランス」は1914年にアーネスト・シャクルトンを隊長とする帝国南極横断探検隊を乗せて、イギリスを出発した船の名前。エンデュアランスは漂流・座礁後、南極の氷に船体を割かれてしまいます。紆余曲折の後、わずか7mの救命艇、6人の乗組員で1500kmを航海し、サウス・ジョージア島(アルゼンチン)に渡ったシャクルトンは、チリ海軍の戦艦「イェルチェ号」で、エレファント島に残して来た22名を救出しに戻り、全員を救出することに成功します。
「愛は時空を超える」なんて、まるで日本のアニメみたいなテーマですけど。
「出来ない約束はしないことだ」
いや、だからね、一人であの星に向かえば「二人で」の約束を守れるかなと思って。なんてね。多分、クープが乗り逃げた小型宇宙船の名前は「イェルチェ」でっせw
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9/16 追記
字幕が足りてないトコロで気になるやつがちらほら。
◆地球に戻る途中、ブラックホールの特異点の量子データ取得のために、TARSを船外から"発射する事"を提案するロミリー。そんな事をやってくれるのか?と訊ねるクープに向かってTARSは言います。
"Before you get all teary, try to remember that as a robot, I have to do anything you say."
「泣かれる前に言っておくけど、俺がロボットだと言う事を思い出してほしいね。言われた事が何であっても、やらなければならない」
海兵隊的ユーモアを、こんなトコロでも発揮するTARS。最高だった。
◆ラストのマーフの語り
" She's... out there. Setting up camp. Alone, in a strange galaxy. Maybe right now, she's settling in for the long nap. By the light of our new sun. In our new home."
ブランドは…遠くにいる。キャンプを作り。見知らぬ銀河で、ひとりぼっち。おそらく、直に、長い眠りにつく。私達の新しい太陽の光が降り注ぐ、私達の新しい故郷で。
homeを、どう読むか?なんですが。そのまま「家」でも良さそうですが。「太陽」からの流れの中では、「故郷で」くらいのサイズ感じゃないでしょうか。
遠回りした愛の形
IMAXにて久しぶりに鑑賞。この作品はやっぱりIMAXとの相性は抜群である。この作品が好きな人はもちろんの事、まだ観たことなくて気になる人はこの機会に鑑賞する事を強く勧めたくなる作品である。
映画は歳を重ねたりその時の環境で同じ作品でも感想が変わったりする事もある。この作品においては何回か観ているが個人的にはいつも同じ感想を抱いて終われる作品。ただやはり映画館で観る方が断然見応えのある作品ではある。
当時何人かの知人と行ったが感想が全く違ったりした。
ノーラン作品特有とまでは言わないが、この作品もまた好みが分かれる作品の典型ではないか。
宇宙をテーマにし相対性理論なんかもがっつり絡んでくる為序盤で離脱しやすい部分はある。
まぁその辺りの辻褄性を極めて楽しめればもちろん良いのだが、あまりその辺の理解を求めすぎなくても個人的には楽しめると思う。SF作品って結局のところ突き詰めると現実性には欠ける部分があるわけだから途中で理解が追いつかず作品を途中で諦めてしまうのは勿体ない…そんな事を当時この作品を楽しめなかった知人と話していたりもした。
個人的な感想としてはめちゃくちゃハマるタイプとそうでないタイプの中間あたりと言ったところか。
僕の中ではこの作品の肝は最後の老人となったマーフと再会し、見た目の年齢は逆転してしまい親子で一緒に過ごした時間も僅かな時間になってしまったが、、、大きな遠回りをしてでも娘を思いそして娘の未来を守り、それをマーフは理解し感謝を伝えることができた2人の絆がこの作品の醍醐味と捉えとても興奮させてもらった。
ただ早い段階でであの本棚のゴーストの存在が父親なのかなと感じてしまった為少し感動が盛り下がってしまった自分が鬱陶しく感じてしまった。この辺りはマットデイモンが劇中で語っていた言葉を借りるのであればインスピレーションが邪魔をしてしまった。
僕の感想としては2人の親子愛にスポットを当てた楽しみ方となってしまってるが、もちろん広大な宇宙、惑星の描写も興奮するのだが、僕はやはりマーフとの関係性がいつ見ても好きである。
この遠回りした結果きちんと形になるところがいつ見ても美しくて好きだ。
話は逸れるがいつ見てもマーフの子供時代を演じるマッケンジーが可愛すぎて見惚れてしまう。それだけでもこの作品を見返す価値を個人的には感じてしまってるくらいだ…
いよいよTENET公開まで2週間を切った。ノーランのリバイバル作品を4つ見直しこれで気持ちの高ぶりもMAXな状態だ。自分にとってそして映画ファンにとって最高な作品となる事を願ってる。
ムダなことは何ひとつ無かった
TENET公開記念IMAXノーラン祭りで観賞
感想は
過去のSF名作
特に2001年宇宙の旅をオマージュしながら
色々なSF作品の要素がつけめん全部のせな
感じで面白かったです
人類存亡の危機を託され宇宙に旅に出る…
そんな重大な使命と家族愛どちらが大事か
というありがちな天秤をここまで
捻くり回して表現するあたりさすがノーラン監督
宇宙などの設定はあくまで時間軸をずらす為に
用いられている感じもらしかった
ストーリーは相対性理論やらワームホールやら
知らない人にはちんぷんかんぷんかもしれませんが
全体的にはシンプル
セリフ少なに映像表現や演技で頑張ってもらう
映画らしい仕上がり
ノーラン監督はフィルム撮影などの拘りばかり
取り上げられますがこういうとこもクラシカル
だと思います
オデッセイやアドアストラもこの映画に
影響されたとこあったんじゃないかと思います
今では配信でも観れますが
スクリーン音響のヴヴヴヴヴヴヴという重低音
は劇場で味わえて良かったです
TENETも楽しみですね
壮大なスケール。面白くて映画館で二度見た
映画館で一度観賞したが、難しかったので翌週に二度目の観賞をした。大体整理出来た。
低評価の人がいることが信じられない。ストーリーを抜きにして、映像だけでも⭐4は取れるでしょう。
映画は現在ではなく、未来(どの位先かは不明だが)の話。その時代には、地球では異常気象が起こり、いくつかの作物は死滅し人類は飢えている。また、植物が減少すれば大気の酸素が不足するので、いずれ人類は絶滅してしまう。そこで、未来の人類が、現在の人類を救うために導く、というのが映画の背景。映画の中で"彼ら"という表現が使われるが、これは未来の人類のことである。
①"彼ら"
"彼ら"とは未来の人類のこと。未来の人類が現在の人類を救うため、土星付近にワームホールを作った。ワームホールは自然では出来ないので誰かが作ったわけだが、それが未来の人類であることは、特異点に入ったクーパーのセリフからわかる。なぜもっと地球に近い所にワームホールを作らなかったんだろう?とか、疑問はあるが気にしたらダメ。"彼ら"はマーフを人類を救う人物として選んだ。
②マーフ
クーパーの娘。冒頭では10歳。以後23年後、51年後と経過するので、最後は83歳?。
ブランド教授に光るものを感じると見出され、ブランド教授に導かれることによって、NASAで働くような優秀な人材になる。ブランド教授が長年研究している方程式を解くことが、ラザロ計画の鍵なのだが、この方程式を解いたのがマーフ。この功績により、土星近くの宇宙ステーションはクーパー・ステーションと呼ばれている。"彼ら"に選ばれた人でもある。
③ガルガンチュア
ワームホールを抜けた先にあるブラックホールのこと。また、事象の境界線という聞きなれない単語が出てくるが、ブラックホールの重力から逃げられるかどうかの境界のこと。その境界を超えてしまうと、ブラックホールに吸い込まれ逃げれない。
④特異点
ブラックホールの中心。光すらここからは出られないので、特異点のことは現在の人類には何もわからない。
⑤ラザロ計画
人類を救うため、人類が移住出来そうな星を発見し人類を存続させる計画。プランは2つある。プランAは発見した星に地球の人類を移住させること。ただし、プランAの実現には、ブランド教授が方程式を完成させる必要がある。プランBは地球から運んだ卵子と精子から人類を作り存続させること。この場合、地球の人類は滅亡する。
⑥クーパー
本編主人公。マーフの父。人類を救うため宇宙に行く。元々、パイロットであったが、現在はトウモロコシ農家だ。またエンジニアでもあったようだ。ドローンをハッキングして制御を奪っている。
クーパーは二人の子供(トムとマーフ)と義父と暮らしている。妻は脳腫瘍?で亡くなっている。
⑦クーパーからマーフへのメッセージ
クーパーはブラックホールの特異点に行く。特異点は5次元空間であるが、"彼ら"によって、マーフの部屋の本棚の裏が沢山ある4次元空間が作られた。この空間では好きな時間の3次元空間を選ぶことができる。クーパーは自分を宇宙に行かせないで欲しいので、過去のマーフにSTAYのメッセージを届けようとした。具体的には、STAYを意味するモールス信号となるように、本棚の本を抜いた。この事象をマーフは幽霊と呼んでいた。
過去ではなく未来を変えるためには今のマーフにメッセージを伝えなければならないことに気付いたクーパーは、現在のマーフの部屋にある腕時計の秒針を振ることで情報を伝えた。
そのメッセージはマーフに届き、マーフによってブランド教授の方程式が解かれた。これによって人類は滅亡を回避出来た。この功績を称え、土星近くのステーションはクーパー・ステーションと呼ばれている。
⑧幽霊
本棚から本が落ちる現象。マーフは父に幽霊の仕業だと言うが、クーパーは信じない。
⑨異常気象
人類滅亡の原因。解決できない。ジャガイモ、麦、オクラは死滅。クーパーの栽培しているトウモロコシも近く死滅する。植物の死滅は食糧難となるだけでなく、酸素不足を招く。
異常気象により砂嵐が発生するので、クーパーは家にあるお皿などの食器は砂が入らないように逆さまにしている。
⑩アメリア(ブランド博士)
ブランド教授の娘。ラザロ計画先発隊の1人エドマンズの恋人。信号のあるマン博士の星か、信号の途絶えたエドマンズの星か、二択を迫られた時に、エドマンズの星を推したが、クーパーに二人の仲を見抜かれ、その選択は否定される。
⑪マン博士
ラザロ計画先発隊の1人で、リーダー。
ラザロ計画では降りた星が人類に適していたら信号を送り、適していない場合は、信号を送らず絶えることになっている。マン博士の降りた星は人類に適さないが、寂しいという理由で信号を送ったクズ。信号を送るか数年悩んだそうだが。
クーパーを崖から落として殺そうとしたり、母船を乗っ取ろうとしたりと、暴走した挙句、自滅する。
⑫時間の進み方
ガルガンチュアの超重力によって、時間の進み方が遅くなる。ガルガンチュアを公転する水の惑星の1時間は地球の7時間に相当する。水の惑星から母船に帰った時、23年進んでいた。
ガルガンチュアの事象の境界線に接近し加速を付けてエドマンズの星へ向かうことになるが、その時は51年時間が進んでしまった。
⑬クーパー・ステーション
マーフの功績が讃えられ、命名された土星近くの宇宙ステーション。
特異点から解放されたクーパーが目覚めた場所。クーパーは空気が残り2分しか残っていない所で、運良く、パトロール?に発見され救われた。
その後、余命を全うしそうな老いたマーフと再開する。マーフにアメリアに会いに行くよう言われ、クーパーはアメリアのいる星に向かって出発する。
前後半で感想が異なる
公開間近のテネットに期待を膨らませてつつ、IMAXの映像体験も楽しみに鑑賞しました。
2時間半以上という長さに拡大した要因は、宇宙での緊迫感ある試行錯誤。ここに多少の蛇足があっても、迫力の音響や美しくリアリティある映像をもたらすIMAXという付加価値のおかげで、全く苦痛ではありません。
前半の山はビデオレター。息子の微笑ましい近況報告が終わり画面に手を置き体をぐったりさせる… ここで娘が登場。この時点でもう目頭が熱くなる!娘が話す間ずっと目が潤みました。
この娘との画面上の対面を経て、ここからどうやって展開させるのか… どう終わるのか… どう感動させてくれるのか…
という中で、、
ざっとレビューを見た限り好評8・不評2くらいの割合になっている、
最後の場面です。
「個人的には」と注釈を付けた上で、結論から言うと残念でした。
なお私はSF否定派ではないと思っています。他のSF映画で好きなものは沢山あります。
不評の中に多くみられるのは、五次元で本棚の裏と繋がっているという設定がご都合主義だとする批判です。ただ、そもそもSFはフィクションである以上、ご都合主義はつきものであり、その批判はお門違いであると思っています。したがって本棚と繋がり親子が交信したこと自体に不満はありません。
テーマが「愛は時空を越える」ゆえのラストだというのは分かります。
残念だったのは、これだけ長い時間をかけて宇宙での試行錯誤を科学的に展開してきたにも関わらず、愛が時空を越える前後があまりに雑だったことです。
愛を語る上で科学をもって丁寧に見せる必要は無いだろう…と言われてしまったら、じゃあ私はSFの描く愛に感動できなかったのか?と不安になってしまいました。
同じ感想の人はいないでしょうか?
SFに嫌悪感はないのに、このラストは何故か拍子抜けして感動できなかった人。
3時間、怯むことなくベタに愛を語り続ける映画
2024.11.27 IMAX リバイバル上映にて鑑賞。
見るたびに、想像力が刺激されて、泣けるシーンが増えていきます。
壮大な宇宙理論を極めていくと愛の力にたどり着く。
言葉にすると陳腐な感じになるのに、この映画で語られると本当にそうであって欲しい、きっとそういうことも起こり得る、起こり得ることは本当に起きる!
そんな希望に包まれました。
(以下、前回レビューのまま)
私はこの映画、大好きです。
もし、余命7日間と言われて、最後に見る映画を選べ、と言われたら真っ先に浮かぶ一本です。
でも、7日は短か過ぎる❗️ノーラン監督と宮崎駿監督だけで5日くらいあっという間に経ってしまう。
ラブ・アクチュアリーとかインディ・ジョーンズだって観たいのに❗️
公開当時は、
・最先端の科学的知見に基づいた(と思われる)斬新なアイデアと想像力を最大級に刺激する映像
(要は、私のように科学的な事象の説明がさっぱり理解できない人間でも、なんとなくこんな感じなんだろう、と納得できてしまえるような映像、ということです)
・マーフの賢くて鼻っ柱も強いのに、感情表現豊かで健気な美しさ(少女時代も、大人になってからも。三代にわたる女優さんみんな違和感なしでした)
・カメオ出演なのに強烈な存在感のマット・デーモン
これらだけでも存分に満足してました。
今回は、久しぶりに味わえるIMAX大画面の映画館ということもあり、気分的に昂揚したまま、のめり込んだ精神状態で缶ビール一本飲んでから鑑賞。
今更ですが、序盤から中盤、ラストに至るまで、ずっと〝愛〟に溢れた映画だったことが分かりました。マーフィーとの別れに被さって聞こえてくる宇宙船打上げのカウントダウン、ここでもう落涙の第一波。
大波に襲われ、23年を失った後のビデオレターで落涙の第二波。
エドモンドかマン博士かで議論する場面で、科学者としてのアメリアが愛について語る文脈もまったく空々しく聞こえませんでした。この場面のあたりでは、我々観客の脳にも、1時間で7年という相対性理論の現実が今ここで起きたこととして刷り込まれているからです。
本当に脚本も演出もよく練られています。
これだけ謎に満ちた宇宙なのだから、愛についての法則があってもおかしくない(普通だと愛という言葉には、エモーショナルな語感しかないはずなのに)。
これがまたラストの五次元での展開に効いてきます。
正直度90%、ユーモア度75%のロボットとの信頼関係に満ちた絆だって、立派な愛の形であると思います。
映画『2001年宇宙の旅』におけるワームホールのようなスターゲートは、木星に出現という設定でしたが、原作では土星だったはずです。ノーラン監督にそんな意図があったかどうか知りませんが、ここにもオマージュ的な愛を感じてしまいました。
そう考えると、土星付近で発見されたクーパーとTARSはスターチャイルドとモノリスにヒントを得たのかもしれません。
落涙第三波は、言わずもがなの怒涛のラスト30分。
五次元世界で少女時代のマーフと大人のマーフを垣間見ることしかできないクーパーからマーフへの愛、それを確かに受け取るマーフ。そして、プランAを現実化することになる『ユリイカ‼️』
父親より老けてしまったマーフに送り出されるクーパー。別の銀河で孤独に耐え、待ち続けるブランド博士(アン・ハザウェイ)。
思い起こすと、マン博士(マット・デーモン)もクーパーに対して、死が迫ると子どもへの愛しか浮かばない、というようなことを言ってました。
3時間近い長尺なのに、ハラハラドキドキの展開で飽きさせない。そのうえ躊躇なく、そして怯むことなく、ベタに〝愛〟を語り続ける映画なんて、聞いたことがありません。
ノーラン監督、本当に凄いとしか言いようがありません。
1時間で7年経過すると説明しているのにも関わらず判断・行動力が皆無で惰性で最後まで見た
序盤の入りはただの入りかと思いきや伏線の回収用。正直1つだけと親子愛のみ
主人公が1番1時間の重要さとを理解しているのにも関わらず、自分で行かずに未経験に任せる。
2人のうちの男は棒立ち、女はちんたら歩いていると思ったらいきなり走り出してブラックボックスを取りに行く。不随意運動かっての・・・
流れが変わったのは2つ目の星のみで、そこの分岐点しか発想がなかったのかと呆れてる。
映像やグラフィックの質はいいが内容は凡推理でもわかるような判断ばかりを長々と垂れ流している。
監督の作品はいいものばかりなのに、どうしてこれだけ酷いのか。
またみるとすれば飛ばし飛ばしであれはこうでああだったの数分で見返せるレベル
はああああああああああああああああああああああああああああああ
時間返して
アン・ハサウェイで釣るな
鑑賞を終えてもずっと思い浮かぶのはあの小説
ノーランもう一回観る祭〜。
マッケンジー・フォイがジェシカ・チャステインになり、ティモシー・シャラメがケイシー・アフレックになる。わー、すご〜い。よかった薬物依存から立ち直ったんだね、エレン・バースティン(それ違う映画だから)。
ジョークをとばす人工知能好き。
マット・デイモンは今作でのヘタれたメンタルを反省して鍛え直したのだろう。後年の『オデッセイ』では強靭な精神で地球帰還を目指すことになる。
マイケル・ケインはいつ見ても素敵なお爺さまです。
初見のvod でも今観たBDでも観出したら止められなくて、体感時間90分くらいなのに周囲の時間の流れは170分くらいになっており、いつのまにかガルガンチュアに接近していたようです。
このままいくと環境の激変等で人類は滅びる。それを回避するため時空を越えて通信しようとする。あれ? とうのたったSFファンにはお馴染み『タイムスケープ』さんじゃないですか。
あと宇宙空間で無音になるの大好き。
ご都合は目をつぶる、というか「本棚の裏に繋がってたから本棚の裏に繋げようぜ」なら当たり前なのでは。
総じて楽しめたのは確かだが、ただ好きかと言われるといやそれほどでも。
穏やかな夜に
タイトルから引用されている詩は意外に激しい印象を受けますが
クーパーからマーフ達
博士からマーフへ
等、色々解釈ができると思いました(あくまでも感想です)
おかず(演出)が壮大だけど根底には普遍的なものがあっていいと思う
ハンス・ジマー氏の音楽も良かったです
愛という力
親が子を思う愛、子が親を思う愛、そして恋人への愛。
愛の力がテーマなんて、すごく素敵。
愛は科学や物理を超えた説明のできない力なんだとアンハサウェイが真剣に訴える。
たしかに、アメリアの恋人がたどり着いた星が正解の星だったし、クーパーが二進法でブラックホールのデータを本棚から娘に伝えられたのも、愛の力であると思う。
ブラックホールの中に入ったら本当にあんな感じなのかなーって思えるくらい、説得力のある作品でした。
ブラックホールの中の4次元は場所とか時間とかを超えて、自分の中の一番強い思いの場所、時に行けるってことなのかな。
あの時の本棚の二進法がなければ、クーパーは宇宙に行かなかったし、宇宙ステーションは打ち上がらなかった。
クーパーがブラックホールに飛び込むことは最初から決まってたんだとろうけど、じゃあどっちが先なの?鶏が先か卵が先かの話になっちゃって、一般人のわたしにはここはすこし難しいかった笑笑
あと、マッドデイモンがまさかの悪役笑笑
マッドデイモンの悪役は初めてみた。
しっくりこないー笑笑
正義の味方がいたにつきすぎてて、ここはすこし違和感ありました笑
最初から最後までずっと引き込まれて、3時間近くあるけど、全然長く感じなかった。
とても面白かったです。
タイトルなし(ネタバレ)
相対性理論の知識なんて無いけど「全然意味わからない!」とはならず、劇中の説明や話の流れでなんとなく理解しつつ最後まで飽きずに見れた。
津波に巻き込まれて23年経ってしまった絶望感とか、あんな噛ませ犬役にマット・デイモンを使う贅沢さとか、メッセージを送っていたのがクーパーだったっていう予想外の展開とか、個人的に盛り上がるシーンがたくさんあって楽しめた。
ブラックホールに吸い込まれておきながら無事帰還できたのはさすがに無理があるんじゃ…と思ったけど死んだとしたらそれはそれで「帰るって約束したのに!」っていう不完全燃焼感が残る気がするのでやっぱり父娘の再会シーンは必要なのかもしれない。
それにしても「STAY」だけで父だとわかるもの?
そこは愛ゆえの第六感ということか…
重力、即ち愛! 壮大なスケールで親子愛を描いた、SF映画の新たなランドマーク。
絶滅寸前の人類を救うべく、移住可能な惑星を探すミッションに挑む宇宙飛行士達の姿を描いたSFアドベンチャー。
監督/脚本/製作は『ダークナイト』トリロジーや『インセプション』の、後のオスカー監督サー・クリストファー・ノーラン,CBE。
脚本は『プレステージ』や『ダークナイト』シリーズのジョナサン・ノーラン。
主人公である宇宙飛行士、ジョセフ・クーパーを演じるのは『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ダラス・バイヤーズクラブ』の、オスカー俳優マシュー・マコノヒー。
クーパーと共にミッションに挑む宇宙飛行士、アメリア・ブランド博士を演じるのは『プラダを着た悪魔』『レ・ミゼラブル』の、オスカー女優アン・ハサウェイ。
クーパーの娘であるNASAの科学者、マーフィー・クーパーを演じるのは『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン。
ブランド博士の父、ジョン・ブランド教授を演じるのは『ダークナイト』トリロジーや『インセプション』の、レジェンド俳優サー・マイケル・ケイン,CBE。
クーパーの息子、トム・クーパーを演じるのは『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』や『オーシャンズ』シリーズの、後のオスカー俳優ケイシー・アフレック。
「ラザロ計画」遂行のため1人氷の惑星へと送り込まれていた宇宙飛行士、マン博士を演じるのは『オーシャンズ』シリーズや『ボーン』シリーズの、名優マット・デイモン。
幼少期のトム・クーパーを演じるのは『サインスピナー』『ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界』のティモシー・シャラメ。
幼少期のマーフィー・クーパーを演じるのは『トワイライト・サーガ』シリーズや『死霊館』のマッケンジー・フォイ。
音楽は『ダークナイト』トリロジーや『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの、巨匠ハンス・ジマー。
第87回 アカデミー賞において、視覚効果賞を受賞!
第20回 放送映画批評家協会賞において、最優秀SF/ホラー映画賞を受賞!
3時間近く上映時間がありますが、全然長いと感じないほどのスピード感。ドキドキワクワクする展開が畳み掛けるように連続するので、退屈している暇が無いです!
この映画、とにかくビジュアルが凄い!
ワームホールやブラックホールなど、SFではありがちな設定をド迫力かつフレッシュな映像で見せてくれますし、主人公一行が着陸する水の星や氷の星のリアリティもGOOD👍
荒廃した地球の描写もそうですが、惑星間探索という突拍子もない物語でありながら、いちいち映像にリアリティがあるので嘘くさくないところがこの映画の素晴らしいところではないでしょうか?
SFではお馴染みのウラシマ効果ですが、それをここまで物語の重要な要素として描いた作品は珍しいかも。
1時間過ごすだけで地球では7年も時間が経過してしまう水の島での冒険は手に汗握りました!
クーパーサイドの物語だけではなく、大人になったマーフィーサイドの物語も同時に進行していくのが長尺にも拘らず映画がダレなかった要因かもしれませんね。
ストーリーは正直ご都合主義的で、後半のぶっ飛び加減には笑いましたが、これだけワクワクさせてもらえたら細かいストーリーのアラとか疑問点とかはどうでも良いです!細けぇことは良いんだよ!
兎に角、「愛こそがすべて」というシンプルながら力強いメッセージ確かに受け取りました!
まぁただ、監督のサービス精神からだとは思いますが、マン博士の暴走は正直どうかと思いました。なんだったんだあいつ…。
あそこだけは無理やりアクション的、サスペンス的展開を入れようとしたんだろうなという感じが伝わってきてしまい、ちょっと浮いてしまっていたと思います。
あと、クーパーとブランド博士の関係の描き方も中途半端だったかな。恋仲にさせたいならもっとはっきり描くべきだし、そうでないなら別れの場面の演出は過剰。この2人の関係性はもっとハッキリさせておくべきでしょう。
もう1点、息子の扱いの悪さも気になります。
娘ばっかり優遇されて、息子はなんか悪役っぽくなっちゃった。こんな扱いにするなら、最初から1人娘という設定で良かったんでないの?
とはいえ、非常に楽しい映画体験でした。物語もぶっ飛んでいるとはいえ王道の展開と言えるだろうし。ベタだけどやはり父と娘の再会は泣けるのです。
私のような科学的な知識がない人間でも十分に楽しめる娯楽大作。これは映画館で観たかったーー!!
凄すぎる。。。に尽きる
まずはとにかく「凄すぎる」に尽きる。
発想力・空想力・想像力が、
まさに高次元を観ているかのような世界観とストーリーだった。
未来の不安・過去への執着など、登場人物の葛藤、苦悩、狂乱などが見事に描かれている。
微妙な難しい部分や、帰還するところに関する無理やり感が否めないところもあるが、SFとファンタジーとリアルが組み合わさっていると思えばまったく問題ないほど見事に作り込まれている。
映像も音楽も、天才すぎる名作だった。
タイトルなし(ネタバレ)
流石クリストファーノーランといった映画!
時間軸、相対性理論を理解してる人間には凄く面白い作品だと思います。
1度目は、見る、2度目は理解する、3度目は伏線回収といった感じで各所に細かな伏線が数多く散りばめられています。4度目以降も新たな発見ができる!そんな素晴らしい映画です!
個人的には最後のアメリアがなぜ歳をとっていないのかが謎です。。。
クーパーがマーフのところに1次的にも帰ってきたのであれば、クーパーとアメリアとの関係性にも時間のズレが生まれるのでは?と思ってしまいました。
ここの謎だけが今だに解けないのが悔しいです。。。
サイン
誰にも宇宙からのメッセージが届いているんだろうな。マーフのように、ノーラン監督は自身に届いたメッセージをキャッチできて、映画という媒体で世の中に伝えているのかな。
私は物理的な知識はないけれど、家族愛、友情、地球を救う使命感の描かれ方もグッときた。
自分も宇宙と繋がってみたい。ワクワクとハラハラドキドキが止まらない。
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