インターステラーのレビュー・感想・評価
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じんわり魂に沁みる作品。
愛は時空を越える
高評価が多い中、星ひとつは気がひけるが「いい映画」ではある。ただSFとして観ると随所に破綻しているのは否めない。愛は時空を越えると言うテーマをSFの味付けで描いたと観るべきだろう。
人類の終焉と言いながら舞台はアメリカの片田舎のみで地球規模の危機感が伝わってこない。
近未来にしては三段ロケット程度の技術で土星やブラックホールにたどり着けないだろう。
劇中のNASAの体制が弱体過ぎる。
最後にマシューが宇宙船から脱出するが、カプセルもなく飛行士がそのまま放り出されるのはいかがなものか?
などなど、、、でも良いのだ。最後にこれはファンタジーの体をした古きよき田舎の人間愛を描いたアメリカン文学なのだと気付いた。
21世紀のスペース・オデッセイ
監督が実写での撮影にこだわったと言うすみずみまで神経の行き届いた映像がとにかく美しくすばらしい。
大画面で観る値打ちのある作品。
ごりごりのハードSFな描写で「おおっ」と思わせるも、大事なところで荒技をぶんぶん振り回して笑わせつつストーリーを回収させていて微笑ましい。
手に汗握る169分は長くなかった。
(以下はネタバレを含む感想です)
外見はサイエンス・フィクションを装いつつ、何故か「ラザロ」と名付けられた計画・約束の地を見ずに死んだモーセを思わせるブラント教授・人類の箱船でもある宇宙船・存在を曖昧にしたまま語られる「彼ら」など、キリスト教にはくわしくないもののストーリーは聖書の21世紀的解釈といった様相も感じられる。
主人公の父と娘、教授と娘、など「家族」ではなく「父と子」がテーマのひとつになっているのもキリスト教的かもしれないが、「子」の二人が「娘」なのが現代的で好ましい。
さらに「ユリイカ!」と叫んで人類救済の糸口をつかんだマーフィーからプラトニズムすら感じられると言うと飛躍のしすぎか。
SFファンのみならず、西洋の古典にくわしい方に観ていただいて感想をぜひうかがいたい。
『2001年宇宙の旅』では機械と対決した人類が、いまや機械はともだちで隔世の感あり。
ワームホールやブラックホールの表現は目新しいものの表現手法としては『2001年ー』を超えるインパクトを感じられいので星を半分落としました。
2001年宇宙の旅+コンタクト+サイン+藤子・F・不二雄
宇宙の映像体験ならゼログラビティの方がコンパクトで映像に集中できるストーリーとして最高でした。それに比べこちらはもっと複雑、だけどテーマは愛。その軸がしっかりしてるからまとまってるし大衆的に受けている。
予想以上にその「愛」の部分の比重が大きく誰が見ても涙にしには見られないほど。
よく言われてるようにこの作品は2001年宇宙の旅とコンタクトが土台にある。あとライトスタッフとか。
それだけではこの作品はいい映画に終わってたかもしれないが、次の要素によってみんなが見終わった後に語りたい映画、とんでもないえいがへと昇華している。その要素がムー的なとこ。雑誌のね。前半はシャマラン監督の『サイン』のような感じで、後半は日本人に馴染みいいとこで言うと藤子・F・不二雄。
その仕掛けが面白い!ただこれも「愛」のドラマがなければ、ここまでの反響はなかっただろう。
その他にも素敵ポイントがいくつかあるけど、僕としては撮影監督がホイテ・ヴァン・ホイテマというところ。ぼくのエリ、裏切りのサーカス、ザ・ファイター、her、そして新作は007。全部僕の好きな作品ばかり!この作品たちはストーリーだけではそこまで大好きとならなかったと思うけど、映像の醸し出す雰囲気が作品を傑作の域にまでおしあげていた。
あとはロボットのデザイン。素晴らしい!フィギュアほしい!
この作品を批判してる人の多くは難しいとか、科学的におかしいとか言ってるけど、そんな小さなこと気にしなくてもいいよ!(本当はダメかもしれないけど)それを上回るくらいの映画的興奮があるんだから!と言いたいなー。
さすがノーランという作品
一つだけ納得できませんでした。
宇宙に出発する主人公に最愛の娘が泣いて頼みます。何者かが「STAY」とモールス信号やらいろんな方法で知らせて来るから、どうしても行くのをやめてと。
話は進んでエンディング近くで「STAY」と娘に送ったのは主人公本人だと分かります。
宇宙では、たいへんな目に遭うのですが、主人公は生き残り、地球を救います。その主人公が娘に「STAY(とどまれ)」と信号を送った意味が分かりません。
それが分からなくても、専門用語がたくさん出てきても十分楽しめる映画でした。でも知りたいのです。分かる方教えて下さい。
想像を超えてた。
SFオタクだけの作品では断じてありません。
家族愛、隣人愛、人類愛などの
普遍的な人類賛歌をハードSFの観点から秀逸に描いた傑作でした。
NASAが監修についているだけありますね。。
ただ尺が長い上に
これでもかというほど専門用語の連発で
一般の観客は置いてけぼりをくらうぐらいには
映画オタを篩にかける大作なので
はっきり言いますと
デート気分で楽しみたいだけのようなカップルは
最初から来るなと断言しておきます。
映画を見た後、友人とあれやこれや考察したり
○ラえもんなどで表現される四次元空間はこのようになっているのか!と
SFオタクが興奮する要素が多分に含まれている系統の作品です。
ですが、テーマ自体はSFオタクだけの作品では断じてありません。
最初にも言及したように
普遍的な“愛”のテーマをSF的に描いた秀作です。
いいんだけど
ノーランの新作は期待せずにはいられないファン
神がかった演出を堪能できる!とワクワクしていたのですが
正直
「火の鳥実写版?」というか、どこかで見たようなストーリーで
手塚ってやっぱ100年に一度のド天才だったんだなあ、と変な感想になってしまった。
映画はひっじょーよくできたSFでワームホール等の映像表現は
「ウルトラ強力な重力レンズってこう見えるのか!」
「回転するブラックホールって科学雑誌の挿絵でみたけどこりゃスゲー!」
等見所も多い。なにしろ画面から安っぽさや偽者っぽさが微塵もないのだ。畑を丸ごと作るとか、ヨーロッパ最大の氷河で撮影とか大作ならではの贅沢な映像がたっぷり。(あの波はちょっと・・・とおもったけど)
ただある程度の科学知識というか、SF知識がないと厳しいかも
「重力ターンってなに?」「相対性理論って?」というようなSF偏差値が低い主婦が見ても「親子愛」でそこそこ楽しめたようですが、
SF専門のTVチャンネルなんてないし、物理学者がテレビで広く一般を啓蒙したりすることはないという日本では厳しいかも
難解
もともとSFニガテ&物理大嫌いなのに、ここの評価が高かったので、ついつい観に行ってしまいました
序盤に『相対性理論』が出てきた段階でかなりイヤ~な予感がしましたが…案の定、私にはチンプンカンプンでした(汗)
時空や三次元、五次元(意味分からず書いてます)がお好きな方にはタマラナイのでしょう
やっぱりSFはニガテ、を再認識してしまった映画です
それでも地球の危機や親子愛、迫力ある映像ユニークなロボット等は充分楽しめました
特に津波のシーンは圧巻でした
広大なトウモロコシ畑も美しいです(どれだけ広いんだって位広いです、流石アメリカ)
地球の息子からの一方通行の通信や娘と再会するラストシーンは涙、涙でした
アメリアの未来も気になります
ただ、3時間はちょっと長いかな~
インターステラーはSF好きにはたまらない
嫁さんが映画を観たいというので急きょ、映画館へ。ほかにめぼしい作品も無いのでこれこれ一択。1時間後には座席についていた。
予告編を観て興味はあったが、内容はよく分かってなかった。予備知識無しで観たら、これが面白い。3時間近い尺も忘れてしまうぐらい展開に引き込まれた。
表向きは親子愛のヒューマンドラマ系SFだが、相対性理論やワープ、ワームホールやブラックホール、多次元空間など、ハードSF小説にはつきもののテーマがこれでもかというばかりに散りばめられている。この辺りは子供には難解だし、スターウォーズのようなスペースオペラ好きな人にはウケが悪いかもしれない。とは言え、親子愛で人類救うというテーマと展開じたいは最初から最後までぶれないので、細かいこと抜きにそれなりに楽しめる作りになっている。
古くは「2001年宇宙の旅」からの流れを汲む作品かもしれないが、近年だと「アンドリューR114」や「アイロボット」にも通じる世界観。最近だと「オブリビオン」あたりかな。
なかなかいい映画でした。DVD出たらまた観てみたい。
私史上最高の映画
とにかく素晴らしい映画です。大好きな「インセプション」を超えて、私史上1番の映画になりました。ノーラン監督ありがとうございます。笑
地球の寿命が尽き、子どもたちの代で人類は滅亡する。新たに移住する星を探索するためクーパーは娘を地球に残して、何年かかるか分からない宇宙の旅に出る。
表面的なことを言えば、
まず映像が本当に綺麗です。
初めの広大な畑のシーンも、
様々な星の映像も作り物感がない。
同監督の「インセプション」を彷彿とさせるシーンもありました。
そして音楽がめちゃくちゃ素敵です。
無限に広がる宇宙の美しさと危うさを
どちらも感じさせます。
サントラ買いました。笑
ストーリーも専門用語が多かったですが、
文系の私でもだいたいは理解できます。
SF好きや宇宙好きにはきっとたまらないんだろうなぁ。
人類滅亡というSF要素を取り入れながらも根幹にあるのは父娘の愛。中盤から泣きっぱなしでした。
「愛の力」とか「父娘の絆」とかいう月並みな表現を使ってしまうと「あーよくある感動モノね」って思われてしまうのでしょうが…。
ストーリーのクライマックスで明らかになるのが、互いを信じ合えるからこそ出来ることがある、ということ。その「出来ること」というのが壮大な話に見合うとんでもないスケール。
その「できること」に気づいた時、一般人のレベルに到底当てはまらないようなスケールの話のはずなのに、自分のことのように感動してしまう。
それは、根底にあるのが誰でも持ってる「愛」だからである。と思い至ります。
3時間弱と長いですが、美しい映像と高いストーリー性であっという間に過ぎます。
私は3回見に行きました。(笑)
本当におすすめです。ぜひ、映画館で。
凄かった。泣いた。
マット・デイモン
天才クリストファー・ノーラン。
今年一番の映画でした。
単なるSFではない。
単なる家族ドラマではない。
単なる2001年宇宙の旅の焼き直しではない。
娯楽作品で今この人を越える人はいないな。
ストーリーも考察がしっかりしている分無茶が無く隙もないのに、娯楽作品として私のような理科音痴でも楽しめる内容となっている。
一つだけ、私が世界で一番好きな俳優であるマット・デイモンが物凄く小物に描かれていた点だけショックだった(笑)
観終わった途端もう一度観たくなる
『インターステラー』を観賞。
「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督の最新作。
地球の寿命が尽きかけている事を知った人類は人類が生活できる惑星を求めて宇宙に旅立つ。家族をおいて人類の為に宇宙に向かうクルー達。果たして人類を救う惑星は見つかるのか、そして再び地球に帰ってこれるのか。
一言で言えばそんな内容だが、今作の良さはとても文章で伝え切れるものではない。
宇宙空間が舞台となるが「ゼロ・グラビティ」とはアプローチは全く異なる。
惑星によって時間の流れが異なる事によって発生する地球上と宇宙空間との間のタイムパラドックスが実に巧妙に描かれており、160分を超える大作だが全く先の読めない展開で最後まで中弛みすることなく観賞できる。
さすがノーラン監督、見事と言うほかない。
劇中様々なテーマに対する問題提起が行われる為、観終わった後は大いに語り合える。そんな作品に仕上がっている。
そして、ノーラン監督の作品はいずれも「観終わった途端もう一度観たくなる」のであるが今作も例外ではない。
観れば観るほど違った味わいがあるのではないだろうか。私ももう一度劇場で観ようと思う。
近年CG技術は目覚しく進歩しているが、今作では誰も見たことのない驚きを体感できる。
マンネリとは無縁のノーラン監督作品、是非劇場で体感してほしい。
完璧な作品^ ^
やはり期待を超えてくれた!
さすがクリストファーノーラン
素晴らしいSF作品に出会えた^ ^
まず冒頭開始からノーランワールド全開でその世界に飲み込まれていく。。
また160分ちょっとという時間があっという間に感じられるほど飽きさせない作品であった
また予想だにしない衝撃の展開
さらには、地球を超えて繋がる親子の愛にも感動!
太陽系を離れた未知の星への人知を超えた世界を描いたのも素晴らしかった。
あのゼログラビティを越すクオリティで最高のSFだと思った
人生に一度は観ておきたい映画!^ ^
星5でも足りないぐらいも素晴らしい作品でした。
現代版2001年宇宙の旅的な…
ラスト30分の為に前半があると言ってもいい。
それだけ後半が充実してると思う。
人類愛、親子愛、ロボットとの友情、ラストは仲間を思う心を思わせる。
適度なSF感があるし、ブラックホールや5次元の世界も何となく理解できたし…
期待してなかったのに、長かったのに、何か充実感のある良い映画でした。
人を愛する奥深さは宇宙にも勝るものだった。
『愛だけが時間も空間も超えられる』
アメリア(アンハサウェイ)が言ったこの言葉、がとても印象的で、
結果感動する箇所がいくつもあり、涙した映画。
今年のベスト映画。
ノーランが描くSF大作ということで、宇宙を舞台にした場面が半数以上あるが、
SF嫌いの自分でも楽しめた。
近未来図を描いたものでなく、現代社会における人類の未来を模索する映画で、そこには生命体にしか感じることができない愛の深さを痛感。
●クーパーがマーフィと過ごす一番大切な時間を惜しんでまでも、娘の将来を救うべく為に飛び立つシーン。
●宇宙からトムからのメッセージをみたときに成長が進んで、彼女ができて、その子と結婚して娘が生まれたシーン。
●ワームホールを通り抜け、ブラックボックスを取りに行こうとしたが、失敗に終わり、かつ時間も28年間進んでしまった。ロミリーは28年も待っていたシーン。
●クーパーが最後、おばあちゃんになったマーフィと再会するシーン
●アメリアが一人で星で待つシーン
などなど、感動を産むシーンかわたくさんあり、このまで涙する映画だとは予測もしなかった。。。
クーパーは早く早く家族の元に帰りたい気持ちが高まる一方、みんな同じ気持ちで来てるからそれを言葉にせず、冷静に宇宙の旅を遂行するところなど、早く帰したいと観てる側の方も気持ちが高まるばかり。
そんななかアメリアも大切な人を星に置いてきているからその人と再会するためにも、任務は遂行しなきゃいけない。
この映画を通じて、
人を愛する力の深さ、
そして決して諦めず最後までやり通す気持ちの強さに、心を打たれた。
-0.5つけた☆は
最後の五次元の世界がまんまインセプションだったところは少し残念だったところ。
彼の描く五次元の世界、ワームホール、ブラックホールをimaxで体験できる映像美は映画ならではだと思う。
予備知識として
相対性理論の意味を完璧でなくても知っておくことをお勧めします。
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