インターステラーのレビュー・感想・評価
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おれの20★★年
あ、ども。
『ダークナイト』シリーズの2作
目で上がり、3作目でガッツリ落
とされ、それでも『インセプショ
ン』で驚きを見せてくれたノーラ
ン最新作。当然、劇場に足を運び
ました。
作品自体、長いのですが気になり
ませんでした。土星の衛星軌道上
って太陽光が十分届くのかなー、
とか、ホツレとかあるんだと思い
ます。が、気になりません。科学
者ではないので精査できませんし。
黒いのロボットTARSはモノリスオ
マージュなのかなーとか、いろい
ろ想像しながら楽しめました。
最後に出てくる特殊効果は『イン
セプション』での経験からだと思
うので、ノーラン作品だなーを実
感できますし、面白いです。
映像を見るだけでも、十分もとが
とれると思います。最後のエンド
ロールにIMAXカメラの文字がクレ
ジットされていたので、、あーー
IMAXシアターで見るべきだったー
と、思いました。
関東圏で最大級のスクリーンは遠
く成田空港の近くなので、チャン
スをつくってもう一度見ようと思
いました。
壮大なギミック
ノーラン監督と言えばギミックの巧妙さが評価の1つだが、この作品はキップソーンの多大な助言を基に作り上げられた宇宙量子力学の高い科学的考証こそが、実はギミックという衝撃作。そこにテーマはない。相対性理論を知っている前提で話は進むが、知らなくったっていいのだ。万民が感じる愛こそがテーマだから。映画好きもブラックホール好きも唸らせる世界観とストーリーに圧倒される。ディラントマスの詩も印象的。
宇宙冒険物語 (&宗教劇)
一見ハードSFのつくりだが、本質は古式ゆかりな宇宙冒険談。
先に気がついたことを書いて、後に感想を述べる。
○ ブラックホールについて
昔、英国の物理学者の故フレッド・ホイルは「ブラックホールの中心にはホワイトホールがあるのではないか」と提唱していた。ホワイトホールからの物質の急速な放出がブラックホール(の元の星)の崩壊速度を後押ししているのではないのか?そうでなければ強烈な重力であるブラックホールなど存在するわけがない(提唱した当時はブラックホールはまだ理論上の存在だった)いっていたのを思い出した。今作では特異点=ワームホールだが理は通っていると感じた。
○ クライマックスについて
字幕では五次元といってはいたが、これはおそらく余剰次元のことだろう。そうでなければ画がおかしいことになるからだ。そして、それを踏まえなければ下手をすると漫画チックと解釈されかねない、あの時計のシーンは、量子的存在になったクーパーがモールス信号を送る“あれ”は余剰次元を動かした事だろう。
個人的にはそんなに難解な映画とは感じなかった。落とし所はアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』と同じだからだ。
それよりも驚いたのはいつもは暗かったり疑問符的な落ちをとるノーラン作品としては今回はハッピーエンドだったことだ。
[追記]
クライマックスのトンデモ展開やご都合主義などの批判があるが、これが主題なのではないかと二回目で観て気がついた。流れでいうと。
クーパー事故る。→ ワームホール誕生。→ 娘の部屋の異変を調べていたら昔の仲間と再会。→ 娘と出来そうにもない約束をして宇宙へGO!→ 巨大ブラックホール付近の星であれやこれやあってブラックホールの中心(特異点)に到達→ トンデモ展開→元(?)に戻って娘と和解。→ また宇宙へと旅立つ。
上記の流れと作中で言われた「起きるべきことは起きる」や「大人しく夜を迎えるな……」の言葉を踏まえるとクーパーは“選ばれた”としかいえない結果となる。つまり、これは旧約聖書でのノアの箱舟やソドムとゴモラと同じつくりで、神(五次元人)に選ばれたクーパーが数々の困難を乗り越えて神の“恩寵”を得る。という内容を宗教の言葉やイベントを使わずに描いた映画であるということだ。そういう視点からすれば『2001年』的だとはいえる。
がっかり
インセプションやダークナイトシリーズでは、あっという間に感じた上映時間が、今回はとても長く感じました。
宇宙というより家族愛がテーマで、観客を感動させるてやろうという意図が、最後まで好きになれませんでした。また最後のどんでん返しを演出するために、伏線を張りすぎていて、不自然さを感じました。
宇宙が題材なので、ある程度強引な設定や辻褄合わせは覚悟していましたが、あまりに強引でやり過ぎな印象を受けました。本を動かせたり、秒針をコントロールできたり……
CGを多用しない作風は好きですが、今回は宇宙なのでもっと多用すべきだっのでは??宇宙船から見える地球や、作り物感満載な宇宙船の波にさらわれるシーンなど、なんか安っぽい感じ。
それと、マット・デイモンを起用する必要が果たしてあったのでしょうか?彼のような主役級で善人役が多い人物ではなく、もう少し知名度が低くて、キャラクターが定まっていない俳優の方が適していたような気がします。
わざわざ劇場で観る必要はなく、STAYが懸命だと思います。
怒れ、怒れ、過剰に期待しすぎた自分自身に。
大興奮の宇宙体験
多くの人が語っているように、私も鑑賞前は2001年宇宙の旅のようなひたすら難解で明瞭な答えの提示されないモヤモヤ映画なのでは、と言った印象だった。しかしかいざ観てみると、その印象はガラリと変わった。ノーラン監督がインタビューで答えていた通り、家族で楽しめるアドベンチャー映画であり、通をも唸らせる本格SF大作であった。 この作品に関しては前情報を遮断し、なるべく
ニュートラルな状態での鑑賞をお勧めする。 宇宙規模の壮大な作品だが、普遍的で身近な親子の物語でもある、厚みのある物語の構成になっていてるのが、ノーランの言う、古き良きブロックバスター映画の醍醐味なのではないか。昔の映画はそういった見る世代、年齢によって感想が全く変わる、全年齢層が楽しめる作品が多かったように思える。私の大好きな80年代ごろのエンタメ大作映画のように。
科学関係にサッパリな文系の私だが、本作の物語や映像にはいたく感激し、ラストシーンでは涙が滲んだ。あまり、深く考えすぎずに、宇宙を股に掛ける壮大な旅に身を任せて見るのも一興かもしれない。
相対性理論に基づいた愛の物語
長くて良かった!
短かったとかあっと謂う間だった
とまでは思わないけれど、
長かったからこそ最初の伏線も忘れてて
この世界観を素直に楽しめた。
間違いなく映画館で見るべき映画でした。
只観ていて感動したし
素晴らしいエンターテイメントだと思った。
親子で見る映画にしては長いし難しいと思うのは大人の勝手な印象でしょうね。
私自身
元々ウラシマ効果だとか相対性理論だとか知らないし、劇場の説明で納得できる程、頭が良くないので、
判らない事が多かったからこそ
一緒に観に行った人とああじゃないかこうじゃないかと会話が止まらず、
家に帰ってからもレビューを検索しました。
それも含めて楽しい映画です。
そこで、
知識がある方?が5次元とかブラックホール等々に関して辻褄が合わなかご都合主義だとか色々書いてましたが、
まだ誰も見たこともない事象の解釈は学者の数だけありそうな上日々変わってそうなので何が正しいとか間違ってるとか言いきれない上、
ドキュメンタリーじゃなくて創作ですからね!
ゼログラビティの時も何かネットで問題になってましたけど、
まだ皆自由に宇宙行くわけでもないし
個人的な見解で作品作って何が悪いんだって
思ってしまうのでした。
それは無知な者の贔屓目線でしょうか。
そんな私は
不器用な息子に涙しました。
父が進めと言えば崖でもアクセルを踏む兄です。
父が死んだと思い、自分の家族を犠牲にしても父から任された家と農園を離れません。
家族は皆頑固な所が似ていて、
それを判っている妹は放火をします。
父が生きていてメッセージ?がきたことを聞い
た時の表情は煤か土かでよく見えませんでしたが、
きっとずっと妹が父の生存を証明するのを待っていたので安堵したことと思います。
圧倒的な映像とロボットのジョーク等々
父と娘の絆の話だけじゃない見所も随所に散りばめられた良い映画でした。
次は甥っ子と吹き替えで観に行きたいです。
時を超える親子愛
CMに騙された!
2014年12月14日 UC豊橋にて、IMAX版で再見。
作品の評価は変わらずもがな。
2回目所以で、理解の深まる部分も含め、やはり血族愛とSFの調和した物語は圧倒的。
期待のIMAX効果も、思った程では無かったけど。
それでも宇宙描写のクリアな画像、そして身体を震わす音響は素晴らしかった。
故にがら空きの列で、わざわざ隣に座った野郎のスナック菓子袋のガシャガシャが憎い!
皆様はどうか映画を観る前に腹ごしらえを!涙
とりあえず。
2Dであれど、SF&CG多様の作品にはIMAX効果が実感出来ると確認した作品。
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ノーラン版「2001年」を想定していたら、見事に裏切られた一本。
「2057」でしたよ、そこに家族愛やら人類愛やら色々な要素をぶち込んで、目一杯スクリーンに叩きつけたノーラン監督本気の!
オマケにハンス・ジマーも本気!笑
難解な理系用語や、多少「オイオイ!?」なんてところも有れども。
観終えて震えた…この作品のクオリティに何らの変わりなし!
SFの「F」は「フィクション」であるのと同時に「ファンタジー」でもあるのだから。
とにかく。
画面で泣き、話で泣き、マコ兄とモノリスで泣き…
まさかのマット・デイモンにウホッ!となり。
169分が全く気にならなかったのが全てを語る…
良い意味で「CMに騙された」作品。
あのCMの印象で観ずに済ましてしまうのは本当に勿体無い!
ただ、惜しむらくは…
自分がIMAXで観なかった事だけだね…涙
チャンスを見つけて、観直したい。
きちんとSF
空想科学絆映画
何とも壮大で身につまされるストーリー。親が子供に対する愛は無償の愛、かけがえのないものを痛感し嗚咽が出るほどでした。SFに付き物の専門用語がかなりあり女性には不向きな面もあると思いますが2時間49分を長くは感じなかったです。一つ残念なのがなぜマット・デイモンが急遽出演したのか、それもあんな役回りで… 彼の大ファンである家人が相当ガッカリしてました。
じんわり魂に沁みる作品。
愛は時空を越える
高評価が多い中、星ひとつは気がひけるが「いい映画」ではある。ただSFとして観ると随所に破綻しているのは否めない。愛は時空を越えると言うテーマをSFの味付けで描いたと観るべきだろう。
人類の終焉と言いながら舞台はアメリカの片田舎のみで地球規模の危機感が伝わってこない。
近未来にしては三段ロケット程度の技術で土星やブラックホールにたどり着けないだろう。
劇中のNASAの体制が弱体過ぎる。
最後にマシューが宇宙船から脱出するが、カプセルもなく飛行士がそのまま放り出されるのはいかがなものか?
などなど、、、でも良いのだ。最後にこれはファンタジーの体をした古きよき田舎の人間愛を描いたアメリカン文学なのだと気付いた。
21世紀のスペース・オデッセイ
監督が実写での撮影にこだわったと言うすみずみまで神経の行き届いた映像がとにかく美しくすばらしい。
大画面で観る値打ちのある作品。
ごりごりのハードSFな描写で「おおっ」と思わせるも、大事なところで荒技をぶんぶん振り回して笑わせつつストーリーを回収させていて微笑ましい。
手に汗握る169分は長くなかった。
(以下はネタバレを含む感想です)
外見はサイエンス・フィクションを装いつつ、何故か「ラザロ」と名付けられた計画・約束の地を見ずに死んだモーセを思わせるブラント教授・人類の箱船でもある宇宙船・存在を曖昧にしたまま語られる「彼ら」など、キリスト教にはくわしくないもののストーリーは聖書の21世紀的解釈といった様相も感じられる。
主人公の父と娘、教授と娘、など「家族」ではなく「父と子」がテーマのひとつになっているのもキリスト教的かもしれないが、「子」の二人が「娘」なのが現代的で好ましい。
さらに「ユリイカ!」と叫んで人類救済の糸口をつかんだマーフィーからプラトニズムすら感じられると言うと飛躍のしすぎか。
SFファンのみならず、西洋の古典にくわしい方に観ていただいて感想をぜひうかがいたい。
『2001年宇宙の旅』では機械と対決した人類が、いまや機械はともだちで隔世の感あり。
ワームホールやブラックホールの表現は目新しいものの表現手法としては『2001年ー』を超えるインパクトを感じられいので星を半分落としました。
2001年宇宙の旅+コンタクト+サイン+藤子・F・不二雄
宇宙の映像体験ならゼログラビティの方がコンパクトで映像に集中できるストーリーとして最高でした。それに比べこちらはもっと複雑、だけどテーマは愛。その軸がしっかりしてるからまとまってるし大衆的に受けている。
予想以上にその「愛」の部分の比重が大きく誰が見ても涙にしには見られないほど。
よく言われてるようにこの作品は2001年宇宙の旅とコンタクトが土台にある。あとライトスタッフとか。
それだけではこの作品はいい映画に終わってたかもしれないが、次の要素によってみんなが見終わった後に語りたい映画、とんでもないえいがへと昇華している。その要素がムー的なとこ。雑誌のね。前半はシャマラン監督の『サイン』のような感じで、後半は日本人に馴染みいいとこで言うと藤子・F・不二雄。
その仕掛けが面白い!ただこれも「愛」のドラマがなければ、ここまでの反響はなかっただろう。
その他にも素敵ポイントがいくつかあるけど、僕としては撮影監督がホイテ・ヴァン・ホイテマというところ。ぼくのエリ、裏切りのサーカス、ザ・ファイター、her、そして新作は007。全部僕の好きな作品ばかり!この作品たちはストーリーだけではそこまで大好きとならなかったと思うけど、映像の醸し出す雰囲気が作品を傑作の域にまでおしあげていた。
あとはロボットのデザイン。素晴らしい!フィギュアほしい!
この作品を批判してる人の多くは難しいとか、科学的におかしいとか言ってるけど、そんな小さなこと気にしなくてもいいよ!(本当はダメかもしれないけど)それを上回るくらいの映画的興奮があるんだから!と言いたいなー。
さすがノーランという作品
一つだけ納得できませんでした。
宇宙に出発する主人公に最愛の娘が泣いて頼みます。何者かが「STAY」とモールス信号やらいろんな方法で知らせて来るから、どうしても行くのをやめてと。
話は進んでエンディング近くで「STAY」と娘に送ったのは主人公本人だと分かります。
宇宙では、たいへんな目に遭うのですが、主人公は生き残り、地球を救います。その主人公が娘に「STAY(とどまれ)」と信号を送った意味が分かりません。
それが分からなくても、専門用語がたくさん出てきても十分楽しめる映画でした。でも知りたいのです。分かる方教えて下さい。
想像を超えてた。
SFオタクだけの作品では断じてありません。
家族愛、隣人愛、人類愛などの
普遍的な人類賛歌をハードSFの観点から秀逸に描いた傑作でした。
NASAが監修についているだけありますね。。
ただ尺が長い上に
これでもかというほど専門用語の連発で
一般の観客は置いてけぼりをくらうぐらいには
映画オタを篩にかける大作なので
はっきり言いますと
デート気分で楽しみたいだけのようなカップルは
最初から来るなと断言しておきます。
映画を見た後、友人とあれやこれや考察したり
○ラえもんなどで表現される四次元空間はこのようになっているのか!と
SFオタクが興奮する要素が多分に含まれている系統の作品です。
ですが、テーマ自体はSFオタクだけの作品では断じてありません。
最初にも言及したように
普遍的な“愛”のテーマをSF的に描いた秀作です。
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