インターステラーのレビュー・感想・評価
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愛という力
親が子を思う愛、子が親を思う愛、そして恋人への愛。
愛の力がテーマなんて、すごく素敵。
愛は科学や物理を超えた説明のできない力なんだとアンハサウェイが真剣に訴える。
たしかに、アメリアの恋人がたどり着いた星が正解の星だったし、クーパーが二進法でブラックホールのデータを本棚から娘に伝えられたのも、愛の力であると思う。
ブラックホールの中に入ったら本当にあんな感じなのかなーって思えるくらい、説得力のある作品でした。
ブラックホールの中の4次元は場所とか時間とかを超えて、自分の中の一番強い思いの場所、時に行けるってことなのかな。
あの時の本棚の二進法がなければ、クーパーは宇宙に行かなかったし、宇宙ステーションは打ち上がらなかった。
クーパーがブラックホールに飛び込むことは最初から決まってたんだとろうけど、じゃあどっちが先なの?鶏が先か卵が先かの話になっちゃって、一般人のわたしにはここはすこし難しいかった笑笑
あと、マッドデイモンがまさかの悪役笑笑
マッドデイモンの悪役は初めてみた。
しっくりこないー笑笑
正義の味方がいたにつきすぎてて、ここはすこし違和感ありました笑
最初から最後までずっと引き込まれて、3時間近くあるけど、全然長く感じなかった。
とても面白かったです。
評価が分かれる映画。
時間、未来、継続する旅
この「インターステラー」が、二つの観測者の間で、一方の時間がゆっくり流れる(=時間が遅れる)理由を、強大な重力に求めた最初の作品のように思う。
つまり、ブラックホールの付近では、他の人と比べて時間の流れがゆっくりになるのだ。
ただ、この作品を、他のSF作品と一味違うものとして際立たせているのは、映像は言うまでもなく、その物語の構成要素のバランスの良さだと思う。
宇宙物理学の科学的な視点、
荒唐無稽なSF的要素、
人間のエゴ・愚かさ、
宇宙で起こるスペクタクルなイベント、
親子の愛、
自己犠牲、
哲学的な含みと、
そして、観る人それぞれに届くメッセージだ。
これらが、時には融合、時には対比され、時には対立し、宇宙空間のさまざまな困難を乗り越えながら、壮大な物語が綴られていく。
人は愚かだ。
決して神などにはなれない。
だが、人は賢い。
間違いを認め、軌道を修正し、より良い道を見つけることは可能だ。
人間は神の如く振る舞うことはできなくても、お互い助け合ったり、励まし合うことで、不可能を可能にすることは可能かもしれないのだ。
マーフにモールス信号を送るテラサクトは、過去、現在、未来の繋がった空間だ。
映画「メッセージ(原作は、あなたの人生の物語)」の、表義文字ヘプタポットを思い出す。
しかし、クーパーは過去を変えるのではなく、変えるべきは未来なのだと気づく。
信号は過去の自分やマーフではなく、今のマーフに向けられたのだ。
人は、過去を鑑み、より良い未来を獲得するために、現在の行動を変えることが出来るのだ。
これは、映画「メッセージ」にも込められたメッセージだ。
また、過去に戻っても、身近にある危機にさえ目を向けられない「12モンキーズ」に描かれる人間とは対立する描写だ。
そして、マーフは、重力方程式の問題を解決する。
スペース・コロニーでの再開。
マーフはなぜクーパーにアメリアを探索するように促したのか。
クーパーがアメリアを助けに向かうエンディングの場面。
僕は、犠牲者を出してはならないというメッセージも感じるが、仮に壮大な目標を達成できたとしても、身の回りの細かなところにも目配せしないと重要な何かを見落としてしまうかもしれないということを示唆しているようにも思える。
そして、より良い未来を獲得できたとしても、それはゴールではなくて、更により良い未来であるために、人は改善を継続しなくてはならないし、旅は続くのだというメッセージのようにも感じる。
「環境」という観点から見た僕達の地球は良い方向にあるようには思えない。
SNSの一方的な発信。
テラサクトを通じて、クーパーとマーフは、お互い伝えよう、理解しようとしたではないか。
僕達は行動様式を変えることが出来るのではないのか。
僕は、そんなことを感じるのだ。
「猿の惑星」は、光に近い速度で移動して、猿に支配された「未来」の地球にたどり着くという物語だったが、絶望や、その後も続く争いが描かれていた。
僕は「インターステラー」の方が好みだ。
劇場で見なかった後悔
これはすごいSF大作映画…!
相対性理論の知識なんて無いけど「全然意味わからない!」とはならず、...
相対性理論の知識なんて無いけど「全然意味わからない!」とはならず、劇中の説明や話の流れでなんとなく理解しつつ最後まで飽きずに見れた。
津波に巻き込まれて23年経ってしまった絶望感とか、あんな噛ませ犬役にマット・デイモンを使う贅沢さとか、メッセージを送っていたのがクーパーだったっていう予想外の展開とか、個人的に盛り上がるシーンがたくさんあって楽しめた。
ブラックホールに吸い込まれておきながら無事帰還できたのはさすがに無理があるんじゃ…と思ったけど死んだとしたらそれはそれで「帰るって約束したのに!」っていう不完全燃焼感が残る気がするのでやっぱり父娘の再会シーンは必要なのかもしれない。
それにしても「STAY」だけで父だとわかるもの?
そこは愛ゆえの第六感ということか…
重力、即ち愛!
記念すべき100本目のレビューは、第87回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した『インターステラー』❗️
絶滅寸前の人類を救う為、移住可能な新たな星を探す宇宙飛行士達の挑戦を描く、SFアドベンチャー。
監督は「ダークナイト・トリロジー」や『インセプション』のクリストファー・ノーラン。
主人公ジョセフ・クーパーを演じたのは『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ダラス・バイヤーズクラブ』のオスカー俳優マシュー・マコノヒー。
ヒロインのアメリア・ブランド博士役に『ダークナイト ライジング』以来ノーラン監督と2度目のタッグを組んだオスカー女優アン・ハサウェイ。
主人公クーパーの娘マーフィー役に『ヘルプ』『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン。
マーフィーの幼少期を『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン』『死霊館』のマッケンジー・フォイが演じる。
主人公の息子トム役には『グッド・ウィル・ハンティング』『オーシャンズ』シリーズの、後のオスカー俳優ケイシー・アフレック。
トムの幼少期を演じるのは『ステイ・コネクテッド』のティモシー・シャラメ。
ブランド博士の父、ブランド教授役に「ダークナイト・トリロジー」や『インセプション』など、何度もノーラン監督とタッグを組んできた伝説的俳優サー・マイケル・ケイン。
天才と称される学者マン博士には『オーシャンズ』シリーズや『ボーン』シリーズの名優マット・デイモンがキャスティングされている。
いやー、とにかく豪華なキャスティングですねー。
第87回 アカデミー賞において、視覚効果賞を受賞。
第20回 放送映画批評家協会賞において、最優秀SF/ホラー映画賞を受賞。
3時間近く上映時間がありますが、全然長いと感じないほどのスピード感がある映画。
とにかくドキドキワクワクする展開が畳み掛けるように連続するので、退屈している暇が無いです!
この映画、とにかくビジュアルが凄い!
ワームホールやブラックホールなど、SFではありがちな設定をド迫力かつフレッシュな映像で見せてくれますし、主人公一行が着陸する水の星や氷の星のリアリティもGOOD👍
荒廃した地球の描写もそうですが、惑星間探索という突拍子もない物語でありながら、いちいち映像にリアリティがあるので嘘くさくないところがこの映画の素晴らしいところではないでしょうか?
SFではお馴染みのウラシマ効果ですが、それをここまで物語の重要な要素として描いた映画は珍しいかも。
1時間過ごすだけで地球では7年も時間が経過してしまう水の島での冒険は手に汗握りました!
クーパーサイドの物語だけではなく、大人になったマーフィーサイドの物語も進行していくのが長尺にも拘らず映画がダレなかった要因かもしれませんね。
ストーリーは正直ご都合主義的で、後半のぶっ飛び加減には笑いましたが、これだけワクワクさせてもらえたら細かいストーリーのアラとか疑問点とかはどうでも良いです!細けぇことは良いんだよ!
兎に角、愛こそがすべてというシンプルながら力強いメッセージ確かに受け取りました!
まぁただ、監督のサービス精神からだとは思いますが、マン博士の暴走は正直どうかと思いました。なんだあいつ…
あそこだけは無理やりアクション的、サスペンス的展開を入れようとしたんだろうなという感じが伝わってきてしまい、映画中ちょっと浮いてしまっていたかなぁ。
あと、クーパーとブランド博士の関係の描き方も中途半端だったかな。恋仲にさせたいならもっとはっきり描くべきだし、そうでないならあの二人の別れの場面の演出は過剰だし。
この二人の関係性はもっとハッキリさせておくべきでしょう。
もう一点、息子の扱いの悪さも気になります。
娘ばっかり優遇されて、息子はなんか悪役っぽくなってたし。あんなことなら一人娘という設定で良かったんでないかい?
とはいえ、非常に楽しい映画体験でした。物語もぶっ飛んでいるとはいえ王道の展開と言えるだろうし。
ベタだけどやはり父と娘の再会は泣けました。
私のような科学的な知識がなくても十分に楽しめる娯楽映画です。
映画館で観たかったーー!
凄すぎる。。。に尽きる
まずはとにかく「凄すぎる」に尽きる。
発想力・空想力・想像力が、
まさに高次元を観ているかのような世界観とストーリーだった。
未来の不安・過去への執着など、登場人物の葛藤、苦悩、狂乱などが見事に描かれている。
微妙な難しい部分や、帰還するところに関する無理やり感が否めないところもあるが、SFとファンタジーとリアルが組み合わさっていると思えばまったく問題ないほど見事に作り込まれている。
映像も音楽も、天才すぎる名作だった。
時空は伸び縮みしている
流石としか言いようがないノーラン劇場!
凄かったし感動した!
宇宙に存在すると言われている、ワームホールやブラックホール等、時空の伸び縮みを巧みに利用したストーリーだったけど、とにかく こういった脚本を執筆する才能に長けてるとしか言いようがないかなーと。
五次元空間って、ちょっと想像もできないけれど、小道具も含め 序盤で散りばめられた伏線の回収も見事だし、も〜 流石だなって感じです(笑)!
マシュー・マコノヒーも勿論良いんだけど、私はジェシカ・チャスティンが大好きなので、彼女の役柄に胸を打たれた。
トム(ケイシー・アフレック)の、父親が無事に戻るまで、ここに居続けるんだっていうのも、強情だなーと思いつつも 家族の絆を感じた。
マット・デイモンの、何よりもミッションを第一に考える余り、人間性を失ってしまったキャラも良かったし…何より、アン・ハサウェイ演じるアメリアの直感(恋人との再会という下心)が正しかったラストもグッと来た。
まさかのマシュー・マコノヒー救出劇も、それだけ人類が進歩した…ってことなのかなーと。
人物の描き方が巧みで、時間の経過を全く感じなかった。
流石クリストファーノーランといった映画! 時間軸、相対性理論を理解...
流石クリストファーノーランといった映画!
時間軸、相対性理論を理解してる人間には凄く面白い作品だと思います。
1度目は、見る、2度目は理解する、3度目は伏線回収といった感じで各所に細かな伏線が数多く散りばめられています。4度目以降も新たな発見ができる!そんな素晴らしい映画です!
個人的には最後のアメリアがなぜ歳をとっていないのかが謎です。。。
クーパーがマーフのところに1次的にも帰ってきたのであれば、クーパーとアメリアとの関係性にも時間のズレが生まれるのでは?と思ってしまいました。
ここの謎だけが今だに解けないのが悔しいです。。。
想い合う親子の姿切なく壮大な世界観に圧倒されるSF人間ドラマ
環境汚染が進み食糧不足による人類存続の危機が直面した近未来、コーン畑で生計を立て家族4人暮らしの元宇宙飛行士が、人類を存続させる為の任務に旅立つが…
子供の才能や可能性を信じる広い心持つマシュー・マコノヒー扮する父と『ダラス・バイヤーズクラブ』とマッケンジー・フォイ『トワイライト』シリーズ(成長した娘役は『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン)やティモシー・シャラメ『キング』(成長した息子に『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のケイシー・アフレック)親子、マイケル・ケイン『バットマン・ビギンズ』と揺れ動く感情秘めた娘アン・ハサウェイ『ダークナイト・ライジング』の親子のミッション巡る複雑な心境が切々と描かれ、何度も胸が熱くなる
ミッションを遂行していく中で意外な事実が明かされる過程を、理論物理学者 キップ・ソーンと実際の理論を組み込み、宇宙の現象を協議ながら何年もかけて考案、映像化した壮大な宇宙を背景に描かれ惹き込まれる
火星での壮大なサバイバル映画『オデッセイ』で主人公を演じたマット・デイモンが、重要な場面で登場しているのも興味深い
広大なセットにコーンの種から育てたコーン畑
NASAの技術を参考の宇宙船などは3Dプリンターでデザイン後、原寸模型を作り実際に動かしながら撮影した、本物にこだわる監督クリストファー・ノーラン『インセプション』『ダンケルク』が生み出した壮大なスケールの映像世界に圧倒される
本作はアカデミー賞など44部門受賞、ゴールデングローブ賞など145部門ノミネートされた
SFだがヒューマン系
SF幕の内弁当🍱
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