「重力、即ち愛!」インターステラー たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
重力、即ち愛!
記念すべき100本目のレビューは、第87回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した『インターステラー』❗️
絶滅寸前の人類を救う為、移住可能な新たな星を探す宇宙飛行士達の挑戦を描く、SFアドベンチャー。
監督は「ダークナイト・トリロジー」や『インセプション』のクリストファー・ノーラン。
主人公ジョセフ・クーパーを演じたのは『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ダラス・バイヤーズクラブ』のオスカー俳優マシュー・マコノヒー。
ヒロインのアメリア・ブランド博士役に『ダークナイト ライジング』以来ノーラン監督と2度目のタッグを組んだオスカー女優アン・ハサウェイ。
主人公クーパーの娘マーフィー役に『ヘルプ』『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステイン。
マーフィーの幼少期を『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン』『死霊館』のマッケンジー・フォイが演じる。
主人公の息子トム役には『グッド・ウィル・ハンティング』『オーシャンズ』シリーズの、後のオスカー俳優ケイシー・アフレック。
トムの幼少期を演じるのは『ステイ・コネクテッド』のティモシー・シャラメ。
ブランド博士の父、ブランド教授役に「ダークナイト・トリロジー」や『インセプション』など、何度もノーラン監督とタッグを組んできた伝説的俳優サー・マイケル・ケイン。
天才と称される学者マン博士には『オーシャンズ』シリーズや『ボーン』シリーズの名優マット・デイモンがキャスティングされている。
いやー、とにかく豪華なキャスティングですねー。
第87回 アカデミー賞において、視覚効果賞を受賞。
第20回 放送映画批評家協会賞において、最優秀SF/ホラー映画賞を受賞。
3時間近く上映時間がありますが、全然長いと感じないほどのスピード感がある映画。
とにかくドキドキワクワクする展開が畳み掛けるように連続するので、退屈している暇が無いです!
この映画、とにかくビジュアルが凄い!
ワームホールやブラックホールなど、SFではありがちな設定をド迫力かつフレッシュな映像で見せてくれますし、主人公一行が着陸する水の星や氷の星のリアリティもGOOD👍
荒廃した地球の描写もそうですが、惑星間探索という突拍子もない物語でありながら、いちいち映像にリアリティがあるので嘘くさくないところがこの映画の素晴らしいところではないでしょうか?
SFではお馴染みのウラシマ効果ですが、それをここまで物語の重要な要素として描いた映画は珍しいかも。
1時間過ごすだけで地球では7年も時間が経過してしまう水の島での冒険は手に汗握りました!
クーパーサイドの物語だけではなく、大人になったマーフィーサイドの物語も進行していくのが長尺にも拘らず映画がダレなかった要因かもしれませんね。
ストーリーは正直ご都合主義的で、後半のぶっ飛び加減には笑いましたが、これだけワクワクさせてもらえたら細かいストーリーのアラとか疑問点とかはどうでも良いです!細けぇことは良いんだよ!
兎に角、愛こそがすべてというシンプルながら力強いメッセージ確かに受け取りました!
まぁただ、監督のサービス精神からだとは思いますが、マン博士の暴走は正直どうかと思いました。なんだあいつ…
あそこだけは無理やりアクション的、サスペンス的展開を入れようとしたんだろうなという感じが伝わってきてしまい、映画中ちょっと浮いてしまっていたかなぁ。
あと、クーパーとブランド博士の関係の描き方も中途半端だったかな。恋仲にさせたいならもっとはっきり描くべきだし、そうでないならあの二人の別れの場面の演出は過剰だし。
この二人の関係性はもっとハッキリさせておくべきでしょう。
もう一点、息子の扱いの悪さも気になります。
娘ばっかり優遇されて、息子はなんか悪役っぽくなってたし。あんなことなら一人娘という設定で良かったんでないかい?
とはいえ、非常に楽しい映画体験でした。物語もぶっ飛んでいるとはいえ王道の展開と言えるだろうし。
ベタだけどやはり父と娘の再会は泣けました。
私のような科学的な知識がなくても十分に楽しめる娯楽映画です。
映画館で観たかったーー!
こんにちは。初めまして^^*
フォローありがとうございます。
こちらに書かさせてもらいました。
アイコンは
もしかして(小さいからまじかっていたら、ごめんなさい。)フロルかな❔
これからも宜しくです