「ジョブスの人生を描ききれたとは言い難い」スティーブ・ジョブズ(2013) REXさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョブスの人生を描ききれたとは言い難い
こちらを観るのだったらマイケル・ファスベンダー主演作を勧める。
当時アシュトン・カッチャーが似ていると話題になり、本物の若かりしジョブスもハンサムだったんだ、と本質とは違う点で注目されたことも記憶に残っている。
ジョブスがなぜ天才と言われるのか、ウォズとの決定的な考え方の違いがはっきりとはせぬまま、肝心なところが省略されてしまったように感じる。ウォズはユーザーがosに手を加えられる余地を残したく、ジョブスがそれを否定したことが決定的な決別の原因になったと何かで読んだが。
経営者としての描き方も、言うが易しで一方的に要望を突きつけているようにしか見えない。人々を閃きへと導く手腕があったからこそ、崇められているのだと思ったが。
非アップルユーザーとしては、彼の凄さが伝わらず物足りない作品でした。
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