ダイアナのレビュー・感想・評価
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チャールズが出て来ないのがいい!
最近の順番として、
最初『スペンサーダイアナの決意』、
次に『プリンセスダイアナ』、
次に『ダイアナ』
次に『ダイアナ世界を揺るがせた7日間』、
ご本人をドキュメントで観てしまうと、
クリスティン•スチュワートさんも、
ナオミ•ワッツさんも、
ブロンド美人さんにしか見えず、
ダイアナ妃とは似ても似つかない。
お顔も背丈や肩幅とか全然違うし、
存在感が全く違いました。
改めてダイアナ妃の何人にも替え難い
素晴らしい人だったことを認識しました。
あの心臓外科医の方の事もどうなのでしょう?
伝記的な作品なら、付き合っている様子を描くにも描き方があったと思います。
ダイアナ妃は、反論できませんから。
もっと地雷撲滅に多大なる貢献をした事をクローズアップしても良かったのでは、と感じました。
愛を求めて苦しんでいた真実のダイアナを描く姿勢には好感だが、普通すぎて魅力的に見えない
オリバー・ヒルシュビーゲル監督による2013年製作のイギリス映画。
原題:Diana、配給:ギャガ。
時節がら、英王室に興味が湧いて視聴も、ダイアナ最後の2年間に絞った内容であった。ケイト・スネル著書『Diana: Her Last Love』にインスパイアされたと、タイトルバックに表示されていた。
離婚も含めて医師の恋人の存在など全く知らないことが多く、興味深くはあった。
ダイアナが車で自由に外に出てたこと。そして、住んでいるお屋敷の警備員が、車体が沈んでいるのを見てハスナット・カーン医師が車内に隠れてると判断してたこと。後半では、彼のダイアナにとっての重要性が認識されたのか、自由に警備員に関門を通されていて面白かった。
ダイアナがドディ・アルファイドとのクルージングでのキスシーン等を、パパラッチのジェイソン・フレーザーに意図的に撮らせていたことには驚愕した。フレーザーの証言も有り、事実らしい。お別れ状態になっていたハスナット・カーンの嫉妬心に火を付け、もう一度よりを戻そうとする作戦だったらしい。方向性は間違っている気もするが、何とも切ない乙女心で、ひたすら電話をかけて返事を待つ姿に、同情を禁じ得なかった。
ダイアナがディスコに行った夜、路上で見かけた男女を見かけて車を降りてのやりとりがあったが、何をしたのか良く分からなかった。いかにも悪の男の方と揉めていた様にも見えたが、ダイアナはいったい何をしたのだろうか、男は麻薬密売員で、女への販売を止めた?
「J・エドガー」のナオミ・ワッツは魅力的であったが、この映画での彼女は、演出及び脚本のせいだと思うが、ダイアナ役としては普通の女性すぎてかなり物足りなかった。まあ、渡辺典子さんによるヘアは素敵で、遠望からの見た目はダイアナにそっくりではあった。
オリバー・ヒルシュビーゲル監督の作品らしく、安易な解釈は排除し、出来るだけ客観的に真実を描こうとする姿勢には好感が持てた。
製作ロバート・バーンスタイン、ダグラス・レイ。製作総指揮マーク・ウーリー ティム・ハスラム、ザビエル・マーチャンド、脚本スティーブン・ジェフリーズ。撮影ライナー・クラウスマン、美術ケイブ・クイン、衣装ジュリアン・デイ、ヘア・メイクアップ渡辺典子、
編集ハンス・フンク、音楽デビッド・ホームズ、 キーフス・シアンシア。
ナオミ・ワッツ(ダイアナ)、ナビーン・アンドリュース(ハスナット・カーン)、ダグラス・ホッジ(ポール・バレル)、ジェラルディン・ジェームズ(ウーナ・トッフォロ)、
チャールズ・エドワーズ(パトリック・ジェフソン)、キャス・アンバード(ドディ・アルファイド)、ジュリエット・スティーブンソン(ソニア)、 ダニエル・ピリー(ジェイソン・フレーザー )。
がっかり
私はダイアナが大好きでかなり期待してみた作品。でもがっかりでした。
チャールズもウィリアムもハリーもやっぱり色々あって出せないのは分かる。予告編を観ずに観た私が悪いが、ダイアナ本命の話とは。彼女の苦労も見えたし理解もできた。
ごめんなさい。最初に謝っておきます。
ナオミワッツだから安心したけど、ダメだった。インタビューの映像はすごく練習して何度も観たのは分かるが、モノマネになっていた。インタビュー以外の場面では、やはりこれはダイアナとは違うと思うところが多々あった。
花の香りがわからなければ、入ってはいけない。
映画「ダイアナ」(オリバー・ヒルシュビーゲル監督)から。
今までにも多くの人がさまざまな角度から、
ダイアナ元英皇太子妃を描き、作品にしているが、
意外と「愛」の部分は少ない気がしていたので、
今回の作品は、また違った「ダイアナ」を知った。
選んだのは、心臓外科医ハスナット・カーンの台詞。
「愛は、庭園だ。」と言い切り、その後こう続けた。
「花の香りがわからなければ、入ってはいけない」
13世紀のペルシャの詩人・ルーミーの言葉らしい。
またラストでもこの「ルーミーの詩」が登場し、
「善悪を越えた世界に庭園がある。そこで会おう」と
花束に添えられたメッセージが、印象的だ。
どんなに素晴らしく手入れされた庭園でも、
その香りを楽しむことが出来ければ、意味がない。
いや(愛の)香りを理解しない人が足を踏み入れると、
大変なことになってしまう、そんな例えなのかもしれない。
そしてまた「愛」とは「善悪を越えた世界」であり、
「好き・嫌い」と言った単純な感情ではないことを、
ルーミーは後世の私たちに伝えたかったのだろうか。
「愛とは、崇高なものだ」と理解したうえで、
のめり込んでいくもの・・う~ん、なるほどなぁ。
世界に愛されたプリンセスの真実…か
んー、見るものがないといいながらも見てしまったという感じですな。
世界で一番注目される女性と、優秀な医師の恋物語。
しかし、ダイアナがこれまた英国人とは思えないほど大胆でかわいい!!
本当にこんな感じだったんですかね?って疑いたくなる。
まぁ、本物のイメージが強いだけにちょっと役不足感を感じたのは僕だけでしょうか?というのはありましたが。
物語はダイアナが知人の手術で病院を訪れ、その時にある医師と出会うところからはじまります。
初対面からダイアナさんかなり積極的。翌日も病院にいって、医師に病院の案内をお願いしたかと思えば、ご飯を振る舞うから来てと言い出したり。最初っから本当に大胆。
でも、このダイアナさんとにかく早とちりっていうか、考えるより前に行動してしまう人なのでしょうね。そこがまた可愛いんですけどね。
ハスナットがパパラッチされた時も、ハスナットを守るために、新聞社にデタラメだという電話を自らかけて、ハスナットに誤解を与えたり、一緒に国外で暮らすということを思い描いて、知人の医師にボストンでハスナットが働けるように就職先を探したり…。その度にハスナットに怒られるわけですね。
ハスナットの気持ちもわからなくはないですわね。好きになってしまったとはいえ、世界で一番の有名人ですから。この人と一緒にいたいけど、自分を犠牲にしてまで一緒にいれるかどうか、なやみますよね。
「君との結婚は世界中と結婚するということ。」
っていう言葉が、とってもよく表しているかなぁと思いました。
っても、じゃあ、やっぱダイアナさんを好きになっちゃいけないんですけどね。
ダイアナの苦悩もわかるのはわかるけど…
「50億人から愛されているけど、誰が一緒にいてくれるのか?」
ダイアナさんも孤独なんですよね。きっと。
そして喧嘩別れをしたダイアナは例のドディとの関係をマスコミに自らリーク。世界中にドディとの関係を知らしめるわけですね。ハスナットを守るために…。そのまま、件の事故に…
世界を愛して、世界に愛されたダイアナには1人の男性の愛があったんだなぁと。
って本当の話なのか?と思ってしまうほどよくできた話すぎて…と思ってしまうのは僕がすさんでるのかな…。
愚かで正直なプリンセス。
まったくの失礼を承知で申し上げるなら、
ダイアナってどこまで愚かで正直な女性だったのだろうと思う。
そこが一般市民から絶大な人気を得た親しみやすいプリンセス、
英国王室の印象を変えたとまで言われた所以なのだろうが、
彼女の性格(幼い頃からの家族関係)が災いしてか、一時も
平穏な安らぎを心に得られなかったんじゃないかというくらい、
彼女の表情も行動も、痛くて見ていられないシーンが多いのだ。
あの性格と大胆な行動に走らせる愚直さまでを受け止められる、
寛大な心を持ち合せる男性が現れてダイアナを救っていたなら…
などと、もはやあり得ないことまで祈ってしまった。
彼女が想い描く恋愛は立場を除きさえすれば成就しただろうか。
ハスナット医師との二年間に絞られて描かれたラブストーリーは
観る人によって様々な感情を抱かせる。
よくこんな真実を、わざわざ今になって描き出したと思うが
だからといって、20歳で王室へ嫁ぎ、王子を二人産んだ元妃への
愛情や尊厳が失われていいことにはならない。
彼女の行動を見ていると、注目を浴びること=愛されている確信が
顕著な反面、自分以外に関心が向くのを極端に恐れては傷つけると
いうことが多く、別れた相手への執着が強い。幼い頃の両親の離婚、
自身の結婚の失敗、誰も自分を愛してくれない・傍にいてくれないと、
そればかりに苦しめられては孤独感を募らせていく、という悪循環。
国民的スターが私生活も円満至極、とはあまり聞いたことがないが
これがドンと構えた性格の持ち主(あっちの夫人じゃないですが)なら、
「何が不倫だ、私は王妃よ」みたいなふてぶてしさが醸し出せたのに…
なんて(それだとおそらく人気は出ないだろうけど)、思ってしまう。
パパラッチへの対応でもあまりの酷さにブチ切れたかと思えば、
恋人の気持ちを試すために逆利用してみたりと、いかに情緒不安定
だったかが見てとれる。可哀想で仕方がないけれど、それは自身が
招いてる結果なんだよな…が見てとれるのだ。
今、彼女が存命だったら、どんな人生を歩んでいたかと想像する。
息子である王子が結婚、孫ができて、実母として喜びの境地だろう。
きっと未だあの美貌と人気は衰えず、追い回され、それでもどこか
安らぎを得られる新境地を、自身で見つけ出していたかもしれない。
そうであって欲しいとどこかで願っている。
N・ワッツもハスナットを演じた俳優も大健闘な分、虚しさが残る。
(36歳は早過ぎた。もっとたくさんの感動と経験が味わえたはずなのに)
もっといい映画に出来たはず
3人という人数オーバーの結婚ではなく
本当の結婚を望んだダイアナ妃
その相手、ハスナット・カーン
演技は素晴らしかったが
ストーリーも悪くないけど…
もっと素晴らしい映画に
出来たはずではないか。
なにか物足りなさを感じた
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