「前作の弱点を克服!」アメイジング・スパイダーマン2 snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
前作の弱点を克服!
前作はキャスティングの弱さによるキャラの存在感のなさ、ストーリー展開の演出の薄っぺらさが目立ち、全然アメイジングではありませんでしたが、今回の2作目はその辺の弱点を完全に克服し、タイトル通りアメイジングな仕上がりになっていました。
今回はおふざけ路線が随所に盛り込まれていましたが、それは決してストーリー展開を台無しにすることなく、緊張感のあるシーンとのバランスがとてもよく、作品にメリハリがあってよかったです。
前作から出ていたピーターとグウェンを演じている2人もすっかりハマっておりキャラに深みが増していました。
「500日のサマー」でつちかったと思われる恋人描写は本作のピーターとグウェンの恋愛模様にも大いに役立っているようにも思えました。
そしてヒーローものに欠かせない悪役が実に魅力的でした。エレクトロ演じるジェイミーフォックスも強烈でしたが、若かりしディカプリオを思わせるデインデハーン演じるハリーオズボーン(グリーンゴブリン)もサムライミ版のウィレムデフォーとはまた違った存在感を出す事に成功していました。
ストーリー展開はとてもわかりやすく、ヒーローもののお約束でもある「ヒーローの苦悩」も描かれていましたが、個人的にはグウェンの死という展開にはビックリでした。
何はともあれ皆が待ってたスパイダーマンてこの楽しさ、このエンターテイメントではないでしょうか。
アメイジング〜シリーズは本作でスタートを切ったと思います。
あっ、でも一作目の予習は必須です。