「父は子供の為なら犯罪組織に潜入する!」オーバードライヴ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
父は子供の為なら犯罪組織に潜入する!
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さぞかしドウェイン・ジョンソンが大暴れするハード・アクションかと思いきや、ちょっと違った。
だって、あのドウェインがチンピラにボコられるシーンがあるんだもの!
友人にハメられ、麻薬密売の無実の罪で逮捕された息子。
検事との取引で息子の減刑を条件に、大元である麻薬組織への潜入捜査を請け負う父…。
ガンやカーなどのアクション・シーンは織り込んであるものの、派手さは控え目。
いつものヒーロー的なタフさと違って、息子を救うべく奔走する父を演じ、人間味を感じさせる今作のドウェイン。
ステレオタイプなアクション俳優に留まらず、時折新たな面も見せてくれる。
映画は世界仰天ニュースでもやりそうな実話が基。
息子は別れた妻と暮らしており、父にはちょっと反発気味。
検事(スーザン・サランドン!)は腹の底が読めない。
が、親は子供の為に何が出来るか。
子供の為に文字通り命を懸け、父の強さと愛情の深さを体現。
…と、聞こえはいいが、潜入する為かつて闇社会と繋がりあった部下を引きずり込み、共々危ない橋を渡る事に…。
映画になるくらいだからオチ読め、最後は全て解決するものの、父のその行動は、愛か、暴走か、違法か、これが最善の道だったのか…?
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