恋の渦のレビュー・感想・評価
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9人の男女の本音と嘘が入り混じった室内劇、超低予算・撮影4日とは思えない面白さ
映画ワークショップの企画として撮影期間4日、超予算、撮影数日前に演者のひとりが急きょ交代……これだけの悪条件にも関わらず最高に面白い。部屋コンで出会った9人の男女の本音と嘘が入り混じった室内劇が、二転三転する展開でエロとエグさと笑いを交えて描かれます。
大根仁監督は、東宝配給のヒット作「モテキ」の次回監督作にこのインディーズ作品を選んだのはあえてだったとインタビューで語っています。「深夜ドラマ番長」と呼ばれた大根監督の限られたリソースを最大限に活用する手腕、舞台が原作で三浦大輔氏による戯曲を過去にドラマ化していたなどの要因があったとはいえ、こんなに面白い映画ができてしまうんだという驚きがありました。
ウダウダ、ウダウダ、140分。
昔でいうとヤンキー、今ならDQNということかな。
そんな若者9人が繰り広げる群像劇。とにかくウダウダとした会話が
ウダウダと続く140分。これ、映画館で見てたら、途中でリタイア
してたかもしれません。テレビ画面だから、最後まで行けたのかな。
でも、ずっと見てたら、それなりにおもしろくなってくる。
三浦大輔さんの作品が好きな人は、ハマるんでしょうね。
三浦大輔って天才!
ずっと前、舞台のDVDで観て、もうその展開と結末に、どひゃ~~~~wwwだった作品。
ていうか、そもそも映画向きで、これを舞台でやったのがもう奇跡的な題材。
三浦大輔って、すごい。
と思っていたら、今日、アマプラの「見放題終了間近」一覧に出てきたので、飛びついて観ました。
映画版は初見。
映画ですもの、さらに、窮屈な部屋とか臭いとか暗さとか、増し増しな感じもリアル~ Wikiによると、「キャストは全員ワークショップで選ばれた俳優陣で構成され、顔合わせ1週間でクランクイン、わずか4日間で撮り上げた」とか なるほどね~
三浦大輔の作品は、「日本のどこかで確実にいるだろう人たち」 だけど、「その実情は、TVのドキュメンタリーでは決して取り上げられない」暗部、恥部の物語を、ぎゅっと凝縮して見せてくれる天才だと思います。 ほかにも見逃しがないか探さなくちゃ!
みーんなクズで、みんなカス。
思った以上に面白かった。
低予算だから許せる
スカイツリーを跨ぐ巨大女。
めんどくさい感じの人間関係
面白かった
胸&糞
ある見知らぬ9人の男女がある夜ある部屋に集まり飲み会を開いたことから始まるウソとエロと怒号が入り混じる胸糞密室劇。
飯田橋ギンレイホールでの大根仁監督オールナイト3本立てにて鑑賞。
上映前には大根仁監督のトークショーも開かれこの作品の冒頭を編集する際にメチャクチャにイライラしたと語っていた笑。
まずその冒頭。
多くの方々が言っていたがとにかく冒頭10〜20分は我慢だと笑。これは監督本人も言ってた笑。
オラオライケイケ系のコウジとその馬鹿真面目KYな彼女トモコの家に遊びに来た良い金髪奴ユウタとその友達で驚愕のKYグラサン、タカシ。
共通の友人でイケテナイ系モヒカンニートのオサムに女を紹介しようと自宅で鍋パを企画。冷やかしにとやって来た友人ナオキとその彼女で完全に見知らぬ人だらけでアウェイな環境に放り込まれ戸惑うサトミ、そして招待されたBITCHカオリとマリコ様なユウコ。
内輪に内輪を重ねたような盛り上がり方しか出来ない最悪の空気の飲み会をかれこれ10分近く上映笑。これはひどい絶対この場に居たくない笑。
実際に9人が集うのはこの冒頭だけ。
しかしこの飲み会をきっかけに微妙に変化していく人間関係を数カ所の部屋の様子を順繰りに反省会的な部分も含め描いていくのが本筋。
登場人物を演じる俳優陣は全て素人の方々。のちにちゃんと俳優を続けたり、逮捕されたりといろいろな人が演じるリアルで情けない演技がなかなかに面白い。
この無謀な会を企画したわりにトモコの周りへの気配りが足りないだの紹介しようとしたユウコが死ぬほどブサイクなどと言いたい放題するクズカスフリーターパリピ崩れなコウジの正論すぎる罵りツッコミが意外とキレが良く面白い笑。
トモコやタカシのいい歳して本気でKYな感じやナオキとカオリの浮気関係とそのさらに裏の男女関係と怖いくらいにリアルな演出が多数。
オサムの情けなさとプライドの高さを持ち合わせた人間演技が見事にツボ笑。ユウコと初めての夜のシーンは劇場内全員が爆笑。
OP、EDともに胸糞にある意味珍しい作品笑。
ちょっと尺が長く、ストーリー性があるわけでもないのでダレるとこもあるかもしれないがなかなかの秀作だと思う。
登場人物全員人間らしくて良い。反面教師映画
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