「設定は面白い。設定だけ面白い。」スノーピアサー sukacinemaさんの映画レビュー(感想・評価)
設定は面白い。設定だけ面白い。
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地球に氷河期が再来。
生き残った人類は列車「スノウピアサー」での生活を余儀なくされていた。
スノウピアサーはバリバリの階級社会で、最下層民は虐げられている。
主人公は支配者層に反旗を翻し、革命を目指す。
面白そうですね。
でも、面白いのは設定だけでした。
以下、駄目な点の箇条書きになります。
(1)設定を支えるSF考証があまりにも弱い。
まず人類がスノウピアサーで生活する意味・根拠が一切ない。
列車を動かす膨大なエネルギーが無駄じゃない?等の数々の疑問には一切答えないスタイル。
全部は無理だと思うけど、SF周りの説明や補強一切なしはあまりにも男らしい。
(2)序盤から温めに温めた「子供の末路」
ずっこけました。くだらなすぎw
(3)意味のないシーン、意味がわからないシーンが多い
魚を斧でかっさばくシーン→なにあれ
入れ歯のシーン→唐突すぎて笑った
敵味方が蘇る、敵の背中に翼が生えている→なにあれ、考察しろってこと?ノーサンキュー
(4)ラストシーンがありきたり
どこかでみたようなラスト
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ストーリーの骨子は本当に良いんですよ。
人類が滅んだ世界で爆走する列車スノウピアサーという存在にはワクワクするし、
スノウピアサーが階級社会であること、主人公が上層を目指すうちに真実が明らかになっていくのもすごく良い。
ただし、これらは2時間で消化できる内容ではなかった。
結果、それっぽいシーンをそれっぽくかき集めただけの映画になってしまった。
映画向きの題材ではなかったと思います。
2時間無駄にしました。
見ないほうが良いです。
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