「非凡さは認めるが」スノーピアサー bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
非凡さは認めるが
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原作か脚本か知らないが、設定が面白い。温暖化対策の失敗のため生存できない氷河期。ノアの箱舟なのに目標なく走り続ける列車。革命を起こす主人公も革命後の像を持っていない。そんな閉塞感の中、革命は進む。目指すものが見いだせないため、当然ともいえる結末。ただ、一縷の望みを感じさせ終わる。
全編で感じる不安感。この何とも言えない不安感の継続、救いのなさが好きでない。監督が、現代社会と階級制度に対するアンチテーゼとしてこの作品を作ったとしたら成功かもしれないが。
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