「福田組の出世作」HK 変態仮面 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
福田組の出世作
「変態仮面世代」の自分としては、
これDVDでも充分じゃね?、と引いていた。
しかし、「世代」であるからこその理解者として荒行を敢行。
結果爆笑。感動すら覚えた。
変態仮面の姿を、あそこまで忠実に再現し、
CGを駆使?した数々の必殺技のくだらなさに、
佐藤二郎、ムロツヨシら脇の「細かいくだらなさ」に、
安田顕の狂演に、全部ハマった。
変態仮面の登場シーンや、移動シーン、
ニセ変態仮面と対峙するところ、
彼女に正体を打ち明けられないところ、
以上は例のアメコミヒーローのパクリ、いやオマージュで、
それを堂々と‘安っぽく’やり切ったところに感動。
母親譲りの必殺技とか完全に蜘蛛男です。
話の展開とか終わり方とか、
プロットの文句は山ほどあるけど言いっこ無し。
主演の変態仮面こと鈴木亮平。顔は韓国映画に出てくる人みたい。
変態時のアテレコが残念だったが体は素晴らしい。
「それは私の“おいなりさん”だ」は他のパターンも期待したんだが。
佐藤二郎は出てくるだけで面白いのに、あのメイクは卑怯。
安田顕は凄みがあった。あの屋上のシーンは特に。
で変態度で勝って満足したら、トドメ刺さずにまた放置に爆笑。
そしてムロツヨシ。この人アドリブか?というくらい自然のくだらなさ。
演出だとしたらこの人上手いわ。いるよこんな感じのイヤな人。
あと片瀬那奈。エクストリームで良かった。
役者は頑張ってたが、文句が一つ。
マドンナ役の彼女がどーしてもかわいくなかった。
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