劇場公開日 2013年4月13日

「福田組の出世作」HK 変態仮面 クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5福田組の出世作

2019年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

興奮

「変態仮面世代」の自分としては、
これDVDでも充分じゃね?、と引いていた。
しかし、「世代」であるからこその理解者として荒行を敢行。
結果爆笑。感動すら覚えた。

変態仮面の姿を、あそこまで忠実に再現し、
CGを駆使?した数々の必殺技のくだらなさに、
佐藤二郎、ムロツヨシら脇の「細かいくだらなさ」に、
安田顕の狂演に、全部ハマった。
変態仮面の登場シーンや、移動シーン、
ニセ変態仮面と対峙するところ、
彼女に正体を打ち明けられないところ、
以上は例のアメコミヒーローのパクリ、いやオマージュで、
それを堂々と‘安っぽく’やり切ったところに感動。
母親譲りの必殺技とか完全に蜘蛛男です。
話の展開とか終わり方とか、
プロットの文句は山ほどあるけど言いっこ無し。

主演の変態仮面こと鈴木亮平。顔は韓国映画に出てくる人みたい。
変態時のアテレコが残念だったが体は素晴らしい。
「それは私の“おいなりさん”だ」は他のパターンも期待したんだが。
佐藤二郎は出てくるだけで面白いのに、あのメイクは卑怯。
安田顕は凄みがあった。あの屋上のシーンは特に。
で変態度で勝って満足したら、トドメ刺さずにまた放置に爆笑。
そしてムロツヨシ。この人アドリブか?というくらい自然のくだらなさ。
演出だとしたらこの人上手いわ。いるよこんな感じのイヤな人。
あと片瀬那奈。エクストリームで良かった。
役者は頑張ってたが、文句が一つ。
マドンナ役の彼女がどーしてもかわいくなかった。

クリストフ