「まさしく変態、メジャーなキャストで実写化しているのが凄い!」HK 変態仮面 スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)
まさしく変態、メジャーなキャストで実写化しているのが凄い!
原作コミックは読んでないので詳しいことは分かりませんが、よくこれをこのキャストで実写化できましたね~!
かなりメジャーどころのキャストだったので、変態とは言えおそらくそれなりな感じかなと甘く見ていていたのですが、思いっ切り変態じゃないですか(笑)
でもこんな変態なヒーローがいてもいい、そう思わずにはいられなくなるような作品でしたね。
ベースはスパイダーマンなんでしょうか?それを変態仮面としてパロディ化したようなヒーロー物でしたけど、個人的にはむしろスパイダーマンよりも好きかもと思えるぐらい、変態仮面自体はホント魅力的に映りましたよ。
まあでも、そこは福田雄一監督作品ですから、内容はかなりの脱力系、ストーリーは有って無いような感じでしたので、正直中だるみ感は否めなかったですかね。
それと埋蔵金云々の話は、ちょっとインパクト的に弱過ぎだったような?
終わってみると変態合戦のイメージしか残ってないし・・・。
個人的には普通のヒーロー物な内容にして、単純に主人公が変態と言う話の方が、より楽しめた気がしました。
とは言え、変態合戦もまあ嫌いではなかったんですけどね。
しかし主演の鈴木亮平は、よくぞここまでやってくれました。
変身後も彼が演じてたんですね、あの肉体美は下品な内容を浄化してくれるような肉体美で、とにかく素晴らしいの一言。
パンティー被って変なポーズして卑猥な台詞を言いまくる鈴木亮平の役者魂に感服いたしました。
一方ヒロインの清水富美加は単純に可愛かった、欲を言えばもう少し振り切れた演技が出来ていれば尚良かったのですが、でも狂介と愛子の時々変態チックな方向に向かう会話はかなりツボで、ホント面白かったです。
逆に振り切れた演技をしていた女優と言えば母親役の片瀬那奈でしょうか。
まさしくあの親にしてあの子あり、振り切れた演技が本当に素晴らしかった!
それとなんと言っても安田顕、何の前知識も無かったので、まさか安田顕がここまでの事をしているとは、とにかくビックリでした。
鈴木亮平とは真逆で全く体を作っていなかった妙にだらしない感じが、リアル変態っぽくて生々しかったなぁ。
ムロツヨシが印象に残らなかったぐらい、安田顕な映画でしたね。
変態って、なかなか奥深いものなんですねぇ・・・。
>みつまるさん。
変態とは何たるかをここまで描いた作品はホント今まで無かったと思います!
鬱気味なアメコミ物に最近はちょっとゲンナリしかけていたので、余計に新鮮に映りました。
これは世界に発信すべき映画でしょう。