劇場公開日 2014年2月1日

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抱きしめたい 真実の物語のレビュー・感想・評価

全45件中、41~45件目を表示

5.0『人の不幸をこれ見よがしなお涙頂戴話に仕上げて、観客に気持ちよく泣いてもらって終わり、みたいな映画には決してしない』

2014年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

タイトルは本作の監督、塩田明彦監督の言葉から拝借。
安易に人の不幸を売り物にしている映画や、人の不幸で泣こうという観客に怒りすら覚えているかのような言葉が、同じ思いを抱く者として共感できたので。

この映画は、不幸の押し売りも涙の押し売りもしない。
いかにも涙を誘うような哀しげなピアノ曲の劇伴もなく、…というよりは登場人物の心が弾むシーンだけにハワイアン調の軽快な劇伴が流れ、それ以外は、無音だ。
そして長回しのシーンがとても多い。(しかもテストもなしだったとニュースで見た)
それが登場人物をとても生っぽく見せ、臨場感あふれる画面になっている。自分とスクリーンの中の登場人物との距離が0になったようで、世界に没入していた。

話は、妻を亡くし、子供と2人で暮らしている夫・雅己の回想形式で始まる。といっても彼らの周りには、彼らと故人を慕う仲間や家族であふれていて、そんな冒頭から思わず涙がにじんでしまった。

また、シーンとシーンのつなぎもとても秀逸。
テンポ良く進むのに無理がなく、程よくこちらに想像を膨らませる余地も残してくれる。

あまり詳しく言ってしまっても、と思うので好きなシーンを2つ。
楽しいはずの遊園地デートがとある出来事でぎこちなくなってしまった時に、雅己が突然あることをするシーン。2人は思わず笑ってしまい、いい雰囲気に戻る。
ちょっとしたことではあるが社会からつま弾かれてしまったつかさのために突拍子もないことをして笑わせる、その不器用な優しさが心地よくて染みた。
もう1つは、予告でも使われていた気がするシーン。雅己がとある歌を歌っているのだが、前後のシーンと合わせると、よくぞそんなドンピシャな歌が!と思ってしまう歌詞(笑)
真面目なシーンではあるのだが、飄々と歌っている雅己と歌と荒波の風景がマッチしすぎていて妙に可笑しいシーンだった。見てもらえれば言っている意味がわかります。

とてもいい余韻の残る映画だった。
キャストは全員宛て書きかと思うくらいハマっていて魅力的。
なにより、この手の題材を、こう調理した塩田明彦監督の手腕と勇気と誠実さに拍手を送りたい。

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そどごら

1.5うぅ~。

2014年2月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

もとがドキュメントということで『余命1ヶ月の花嫁』的な泣ける準備をして観賞開始。

商業的な意味合いもありの見せ方をしないといけないのかと変に勘ぐりますが…。

泣けたが…うぅ~。
後半もうちょっと見せ方が…っと思います。

ちょっとある意味期待し過ぎた。

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Mnao

4.0泣けます

2014年2月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

周りはジャニーズ効果か、
若い女性ばかりでした。
泣かないように我慢してましたが、
涙出ました‥。
家族の大切さを感じますね。
ただ、意外に館内で笑い声も。
秀逸な映画です。

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faingurein

5.0皆さんに見てもらいたい。

2014年1月30日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

悲しい

幸せ

試写会で見ましたが、
すごく感動して涙が止まりませんw
錦戸君は男らしくお姫様抱っこを
したりしてとてもかっこいいです!
北川景子さんはとにかく笑顔が素敵です
その素敵笑顔も注目ですね!
この映画は私の一押しの映画です!
ぜひ、見てもらいたいですw

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朱音

3.5懸命に生きる2人を抱きしめたい!

2014年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

幸せ

この映画の主人公、つかささんは、高校生の時に大事故に遭遇し、一命を取り留めたものの、重症の傷害を負い、長いリハビリの末車イスで、一人暮らしをする迄に、その後は回復するが、記憶生涯と言う後遺症にも悩まされ、辛い日々を懸命に生きている。
そんな彼女の前に、雅巳と言う誠実な若者が出現。
この彼氏との出会いがあり、彼女が数々の苦難を乗り越え、結婚出産までの日々を丁寧にこの映画は描き出していく。

2時間にも及び、たっぷりとこのヒロイン、つかさと雅巳の出会いから結婚迄のプロセスを描いて行く過程は、数々の笑いの要素を盛り込み描いているが、とても観ていて辛いものがあった。
特に、ヒロインつかさの母親を風吹ジュンが素晴らしい演技で熱演し、披露してくれていた事がこの映画の全体を引っ張っていた。
交通事故後は、きっと母親だけで、つかさを育てていたのだろう。
このつかさの家庭を描くシーンでは父親は全く登場しない。
そして、その理由は何の説明も無かった気がする。
これだけでも、母子家庭と言うハンディを負い、更に後遺症を患った娘とその娘を護る母親の存在は辛く難しい立場だったろう、この親子の壮絶な日々は映画では到底描ききれない過酷な日々が有った事だろうと思うと胸が痛む。
しかし、この映画を観ていると人間は、人間と出会い、その出会った誰かを愛して、家庭を持ち、生きて行くことの素晴らしさ、生命の大切さを実感させられる。
特にこの2人の間に、子供が生れる、その出産のシーンは感動的だった。
そして、雅巳の父と母の2人を見守るプロセスも素晴らしい。
人間懸命に生きていると、多くの協力者を得て、不自由なハンディの部分をサポートしてくれる人が必ずいてくれると言うのも、本当に有り難いものだ。

日々映画を観て生活出来ている自分は、生きながらにして天国に暮しているようなものかもしれない。
若い日々と比べると年老いて、体力も衰えてきている自分だが、健常者である自分は何不自由なく、日々をやり過ごしている。
平凡に生きられている事こそ、一番の幸せなのだろうと、この作品のような闘病記物を観るといつも考えさせられる。
しかし、その一方で、「この世の中、神様はいるのだろうか?」
と言う想いが頭をよぎるのだ。
何故って、この物語が実話だというのだから・・・
しかし、それでも人は生きなければならない!自分で生きている日々も本当は生かされてこの命の有る日々を過ごしていられる事を深く認識させられる感動作品であった。
この作品で、雅巳とつかさを演じた、若い2人も、体当たりで熱演していた。
ハンカチを用意して、映画館へ行って下され!

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ryuu topiann