ブリーダー(1999)

劇場公開日:

解説

「ドライヴ」で知られるデンマークの鬼才ニコラス・ウィンディング・レフンが、デビュー作「プッシャー」の次に手がけたバイオレンスドラマ。コペンハーゲンの町はずれで暮らすチンピラのレオは妻に妊娠を告げられ、不安からストレスを募らせていく。レオの友人である内気な映画マニアのビデオショップ店員レニーは、デリカショップで働くレアを映画デートに誘うことに成功するが、デート直前にひるんでしまう。一方、レオの義兄ルイスは、妊娠を喜ぶ妻に暴力を振るうようになったレオに不信感を抱き、さらなる暴力でレオを追いつめていく。レニー役に、「プッシャー」「ヴァルハラ・ライジング」などレフン監督作に多数出演しているマッツ・ミケルセン。 「トーキョーノーザンライツフェスティバル2013」で日本初上映。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2016/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016」(16年7月16日~8月19日)で劇場公開。

1999年製作/98分/G/デンマーク
原題または英題:Bleeder
配給:ギャガ
劇場公開日:2016年8月6日

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映画レビュー

2.5内容は地味。

2024年11月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

事件は起きるが小さい規模で軽く報道されてすぐ消えるレベルの揉め事でちょっと地味。
マッツ・ミケルセン若くてかっこいいけど良く見たらあんまり今も顔とかスタイルとか変わらなくてやっぱりいいなと思った。

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はまぐりの短い感想文

3.5プッシャーシリーズとメンツが一緒なので、観てて不思議な気持ちになっ...

2023年7月28日
iPhoneアプリから投稿

プッシャーシリーズとメンツが一緒なので、観てて不思議な気持ちになったが
麻薬の売人の彼らより、暗い映画オタクとヤンチャ野郎共と一段階、親近感のある存在なので共感しやすく観やすい。

90年代のデンマークの雰囲気と、今や失われたユートピアなビデオショップ(めちゃ行きたい!)やギョッとする感じでうずたかく本が積まれた古本屋とか観れるのが楽しい。

絶対にダメなやつなマッツのナンパシーンが1番好き。
デートのとき、野郎共で集まるとき着てたジャケット着て行けよ!(そして帰んな。)

同じ空気感だけどプッシャーより断然ブリーダーの方が好き。

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madu

4.0ブルース・リー対スティーブン・セガール

2022年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 オープニングからすごく惹きつけられた。主要登場人物が登場して名前が紹介されるのだが、それぞれの性格を表すかのようにBGMが違う。『The Good, the Bad and the Ugly』みたいな紹介をスタイリッシュにした雰囲気といってもいいだろうか、とにかく面白い。しかも5人の主要人物名がレニー、レオ、ルイーズ、ルイ、レアと全て“L”で始まってるのです。

 そんなこんなでビデオショップ店員マッツ・ミケルセンが有名監督名をズラズラと挙げていくシーンからの小噺風展開で始まり、彼の純情ぶり、映画オタクぶりが存分に発揮される。レニー、レオ、ルイ+店長による木曜日の映画鑑賞会もいい。ちょっと参加したい。喋ったら怒られるけどね。

 ミケルセンが主役なわけじゃなく、義兄弟であるレオとルイの確執部分がやがて残酷な形で発展していくのがメイン。妻の妊娠による行き場のない怒りが爆発してしまったのだ。さらにルイの店で目撃したアラブ人の発砲事件も引き金だったのだろう・・・誰でも銃を持ってるわけじゃない!映画なんだからと言う静かなミケルセンが何とも言えない。

 コペンハーゲンの町外れってのはこんなに人がいないんですかね。どちらの店も閑散としてるし、経済が悪そうなイメージ。暴力が暴力を生む。暴力の連鎖を日常でもあり得そうなテーマが心に沁みる。見終わるまでペットの方のブリーダーかと思ってたけど、breeder。血を出す人なのね・・・あちゃー!

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kossy

3.5とっちらかった青春群像劇(男はクソ)

2021年11月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

この監督作を順繰り追っかけで見ている過程ですが、なぜこんなに魅せられるか、画力としか言えないなー、見てると気持ちいいもんな!と改めて思いました。
色合いの不自然さ(そしてそれが実に気持ち良い)、そばにある暴力、女を何とも思わない男たち、淡々と進むストーリー、それらが堪らない。
肌触り的には小津安二郎?

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あした