「意外と面白かった」リベンジ・マッチ コーヒービートさんの映画レビュー(感想・評価)
意外と面白かった
「ロッキー」のシルベスタ・スタローンと
「レイジング・ブル」のロバート・デ・ニロが
30年の時を超えて対決!
となれば、公開当時に両作を見た世代ならば
いてもたってもいられないと思います。
コメディータッチで色づけされているというので
さぞかし爆笑の連続と思いましたが、それほどではない。
それよりも本作は主にロッキーのオマージュが多いので
それを見つけ出す方が楽しい。
「レイジング・ブル」へのオマージュは少ないが
本作のデ・ニーロ演ずる太った主人公が経営する居酒屋で
ジョークを飛ばしながら客のご機嫌取りをするあたりは、
引退してショーの合間の間持たせギャグをしている
ラモッタの姿を思い出させます。
この2人、かってはライバルとして戦っていたのですが
女性(キム・ベイシンガー好演)の取り合いのもつれから、
最終決戦が無期延期となっていたという設定も面白い。
勿論後半は、ロッキー各作を思わせるボクシングシーンです。
公開2日目に近くのシネコンに出かけたが
観客は我々も含め同世代がわずか数名。
チョットさびしかったです。
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