劇場公開日 2014年4月4日

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「スライ×ボビーの競演!ジジイの意地の張り合いに笑って燃える🔥」リベンジ・マッチ たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5スライ×ボビーの競演!ジジイの意地の張り合いに笑って燃える🔥

2019年12月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

30年来のライバルであるボクシング元世界チャンピオンの2人、レーザーとキッドが再びリングで決着をつけるために奮闘するコメディ映画。

かつてレーザーの恋人を寝取った傲岸不遜な老ボクサー、ビリー・”ザ・キッド”・マクドネンを演じるのは『タクシードライバー』『世界にひとつのプレイブック』の、レジェンド俳優ロバート・デ・ニーロ。
孤独に生きる頑固な老ボクサー、ヘンリー・”レーザー”・シャープを演じるのは、『ロッキー』シリーズや『エクスペンダブルズ』シリーズの、名優シルヴェスター・スタローン。
2人の試合を手掛けるプロモーター、ダンテ・スレート・Jr.を演じるのは『デイブは宇宙船』『憧れのウェディング・ベル』のケヴィン・ハート。
ビリーの息子、B.J.を演じるのは『ナイト ミュージアム2』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のジョン・バーンサル。

『レイジング・ブル』(1980)のロバート・デ・ニーロと『ロッキー』(1976)のシルヴェスター・スタローンをボクシングで戦わせるという、パロディ精神に満ちた一作。

スライが演じる頑固で暗い堅物ジジイのレーザーと、ボビーが演じる女たらしでいい加減な乱暴ジジイのキッド。この2人の対比が面白い。お互いスライとボビーの得意とする役どころといった感じで安定感抜群。

基本は楽しいコメディ映画ですが、ドラマもしっかりしている印象。レーザーと彼の元恋人であるサリーの関係性、そしてキッドの家族の物語は中々に心に響きます。

キッドとレーザー、それぞれの思いを抱えたリベンジマッチは燃える🔥
ただ、肝心のボクシングやトレーニングの描写はちょっとおざなりだったかなぁ。人間ドラマの描き込みは良かっただけにそこが残念。

欠点はあるものの、笑って泣ける、名優2人の魅力が詰まった楽しい映画です♪

たなかなかなか
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