マッドマックス 怒りのデス・ロードのレビュー・感想・評価
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大画面大音響荒野の狂気。
ストーリーは根幹こそあるが、考える映画ではない。インモータルジョーを裏切ろうとしたフェロノサと、それを追うジョー一派の闘い。ほんとはなにも知らずに見るのが一番だろう。CGも多様しているように思うが、とにかくストーリーはすごい。理性対狂気の映画とも言えよう。
タイトルに偽りあり!(大絶賛)
やっとこの“MATURI”に参加できました。
いやー本当に凄かった。凄かった。としかいいようが無い。
また、ほぼカーチェイスで確かにストーリーが無い。
しかしさらに凄いのは、通常だとこの手の映画は「面白かった!」「楽しかった!」「興奮した!」くらいの感想しかないのだが……
ちゃんとドラマがある!感動がある!
ぶっちゃけるとフュリオサと女達がDV男のイモータン・ジョーと戦い、過去を引きずるマックスがそれにかかわってゆくだけの展開なのだが、タガの外れた軍団(本当に暗黒シルクドソレイユ)を相手に勝利するのは……
狂気(Mad)ではなく正気(Sane)だというところ。
それがはっきりとわかるのはニュークス! ジョーのために死にそこねた男が女達の一人と心を寄せ合っていった後の「俺を見ろ!」的な最後はもう、それだけでグッとくる。泣ける!! ある人の言葉を借りれば「5百億点!」だ。文句はいわせない。
そうゆう意味ではこれは極めてまともな映画だ! 本当だ!!
砂と血とV8エンジン
砂と血とV8エンジン。
それしかない世界で、希望を持つなんて狂気。
自分の命さえ危い場所で、誰かを救うのも狂気。
ならば、狂ってやろうじゃないかと突っ走る。
義手の女、逆さ吊りの男、乳首の立った娘、銀色の唇野郎、バイク婆、ギターマン、高竿乗り、太鼓団、白塗りの領主、小人…火めく渇いた世紀末。
世紀末を切り裂く疾走は、新たな種を紡ぐ起源となる。
マッドマックス30年ぶりの切っ先は、鋭く速く熱く、そして新しい。
絶賛に値する出来映え。より良く生きたいという根源的パッションを呼び覚ます作品。(追記あり)
世の中には愛すべきバカ映画というのがあって、これもそうなのだろうな…という期待と先入観を持って劇場に足を運んだのだが…。確かにバカ映画の要素は多分にある。しかし、これはただ単にハイテンションになれるバイオレンス・アクションと言い切れる作品ではなかった。パッションに満ち満ちた、壮絶な反骨精神を高らかに歌い上げる、非常にエモーショナルなアクション・ドラマであった。人々を蹂躙する独裁者に対して、より良き生を求め自らの意志を貫こうとする人々の怒りと悲しみに心が震えるし、生き抜くことだけしか残されていないマックスが止むに止まれずに手を貸していく顛末は大いに感情移入するところである。
主演のトム・ハーディよりも強い印象を残すのはシャーリーズ・セロン(ストーリー上でも主演と言って差し支えないだろう)の方だが、私はあえて地味な演技に徹したトム・ハーディのさりげない立ち居振る舞いに賞賛を送りたい。今作でもしメル・ギブソンが演じていたら、前に出過ぎてしまい、こうはならなかったであろう。
役者の台詞に頼らず、執拗なまでのアクションによって激情を表現したジョージ・ミラー監督には最大限の賛辞を送りたい。
(次作を観てからの追記)
『マッドマックス フュリオサ』を観て…印象が変わったというか、理解が更新されて味わいが深くなったシーンを2つ。
①フュリオサが故郷の生き残りに出会い、故郷が汚染されて失われたことを知らされ、美しい砂漠の中で悲しい叫びを上げるシーン:故郷が失われた悲しみの発露というよりも、母との約束を果たせなかったことへの痛みが突き上げるシーンとなって、より一層涙を誘うシーンとなった。
②イモータン・ジョーにとどめを刺す直前に「Remember Me?」と問うている(正直どういう意味で言っているのか分からなかった)が…『フュリオサ』の方でディメンタスにも同じように問いかけるシーンがあり、それをリフレインするかのように、フュリオサを知らないはずがないイモータンに対して、「将来の子産み女として私を生かしたあの時の小娘だけど、覚えてる?」という意味であったことが分かる。短い鋭い一言だが、これもまた随分と印象が変わって強く響いた。
冒頭のトカゲからも狂気
一見普通のトカゲかと思いきや、この世界の状況がいかに過酷な環境なのかを物語っております。
肝心の本編は、爆発、カーアクションづくし。
久しぶりに理屈抜きで楽しむことができました。
フュリオサやマックスのかっこよさも、さることながら、ウォータンクというトラックがまたカッコいいんです。さながら、激突!にでてるくトラックのような重厚感が画面から伝わってくるんです!
映像もですが、鼓舞する車両がだす腹に響く感じの音楽も必聴です!
あと、個人的に気に入ったのはラストの婆ちゃんたちの、いぶし銀の感じ
でした笑
期待しただけに
ちょっと期待し過ぎたかな、悪党の砦から逃げて戻っただけの単純なストーリー、昔1作目を観たあのスリル感は感じなかったな、子供だったからか(笑) 途中にあった沼地の様な汚染されたフェリオサの生まれ故郷にいた人(?)達が気になった、フェリオサ役のシャーリーの演技は良かったな、マックスもメルギブソンの様などこかお茶目な感じはなかったが カッコ良かったぜ。
カーアクションは見る価値があるが
公開中にこのような評価を出すと、配給会社の営業の人からクレームがきて、削除されてしまいそうですが、怖いもの観たさという意味で観る価値はあります。また、カーアクションの好きな人には超お勧めです。
ただ、マッドマックスの続編として期待して観るとがっかりします。別物の映画として観た方がよいです。また、最初はカーアクションのすごさにびっくりするけど、極端に言うと最後までそれだけでした。シリーズの1と2は悪役でも、ある意味カッコよかったけれど、こちらはただグロテスクなだけでした。ストーリーも何もないものでした。
(^^)マックスのような男になりたいぞ
大概アクション中心の映画はストーリーはイマイチだったりして、この映画ももしかしたらと思っていたけど、映像よし!脚本よし!配役よし!素晴らしい映画でした。何よりも世界観がよし!荒廃した世界。水、土、が汚染されまともな人間が育たない。オイルと武器と水が全て。ウォーボーイと呼ばれる短命の人類。約束の地を目指し激走するマックスたち。
とにかく炎上に次ぐ炎上、破壊に次ぐ破壊で緊張のしっぱなし。砂嵐に突っ込んで行くシーンはブラックホールに突っ込んで行くインターステラーのシーンを思い出し大興奮でした。
一つ残念だったのがマックスの相棒の犬がいなかった事。あの犬の代わりが最後まで付いてきたウォーボーイなのかな?
すごい映画でした!
ザ・アクション映画
近未来と言っても、高いビルやハイテクな機械などが出てくるわけではなく、むしろその逆に目一杯触れたような世界。
常に砂漠の中を走っていて、アクションもその中で繰り広げられるので、より興奮度が増す。
特に最後、追われながら砦に戻っていくというシーンは、これだけ絶体絶命な様は見たことがないというほど。
生き死にのギリギリの攻防やグロテスクな描写もふんだんで、笑ってしまうほど迫力のある映画に仕上がっている。
逆にストーリーには特段目を見張る部分はないので、難しいことを考えずにアクションを楽しむ作品だと思う。
女達の闘い
CMとはイメージが違い、暴君vs自由を求める女性たち
という感じでした!
最初始まった瞬間は、あれ?世紀末かな?ケンシロウ出て来ちゃうかな?と思ったのですが見てるうちにとにかく女性側を大応援!!
トムハーディも凄くかっこ良かったのですが、ばっちゃま達の強さ、勇ましさに少し影が薄めでした。
しかしながら、徐々に心を通わせていく様子など心トキメクシーンもありました。
ゼヒ、女の方にも見てもらいたい作品です!
これぞオーストラリア産マッド映画!
もう最高!このぶっ飛んだ映像美、ぶっ飛んだキャラやぶっ飛んだ車のデザイン、そしてぶっ飛んだカーバイオレンスの連続にシラフでありながら完全にラリってしまいました!
もうイキっぱなしとはこの事だ!
カッコよすぎて泣きそうになりながら観ました!
久々のマッドマックスはパート2とパート3の世界を合わせたような雰囲気。
ジョージミラー監督はこれまでのシリーズで描きたかった映像を最新の映像技術で具体化したのではという徹底ぶり。
残念なのは、今回マックスは一歩引いて脇でサポートするといった立ち位置での印象を受けたところか。
個人的にはマックスにはもっとインターセプターをぶっ飛ばすマッドなカリスマ性を見せて欲しかったが、その反面シャーリーズセロン演じるフュリオサの存在感、1作目でトーカッターを演じたヒューキースバーン扮するイモータンジョーの存在感は素晴らしく、その他脇役にいたるまで、強烈な個性のキャラが画面のいたる所に登場していて観ていて飽きない。
予告を見た時には昨今のCGを多用した安っぽいやり過ぎ映画の感じになるのかなと思いきや、実際にはそうした部分はこの映画では全て意味があり無駄がなく、全てのカットに監督のこだわりや作品への想いがパワフルに伝わってくるものとなってました。
こうした作品作りの根底にはやはりオーストラリア映画界を生き抜いてきたオーストラリア映画人の魂が今にいたっても根付いているのだなと思いました。
映画マッドマックスは最新作でもマッドでした。
ラストがヤバすぎる。
昔のマッドマックスは未見。字幕版で鑑賞。
予告やネットなどで衝撃的な映画と何度も宣伝されていたので、鑑賞しました。
まず、冒頭から凄い。 ジョーの一味に囚われたマックスが自力で脱出するシーン。
よくみたら少しだけ早送りしてましたね~
かつて観た「るろうに剣心」みたいに早送りして、次の展開がどうなるのか?ハラハラしました。
時折、マックスの娘と妻の幻覚が映ったりして余計にハラハラドキドキしました。(笑)
そして、前半の砂嵐の場面。
フュリオサとの改造車のカーアクションシーン。 確かにスピード感もあって迫力がありましたが、個人的には普通かな?って思いました。
そこからマックスとフュリオサ(+女性たち)のバトルシーン。両方ともパワーがあってどっちが男なんだ?って思うぐらいにやばかったですね~(^^;
途中、改造車のタイヤが泥に埋まった所からちょっと退屈でした。 当然、アクションシーンもありましたがそんなに衝撃的か?と心の中で思いながらも観ました。
そこからずっとダラダラと続くのかな?と思いきや… ラストがやばかった・・・!
マックスとフュリオサVSジョー一味との直接対決が本当に衝撃的でした。
前半のカーアクションシーンの3倍・・・いや!5倍ぐらいすごかった!
一言で言うと・・・大暴れしてます。(笑)
あまりの大爆破の連続で鳥肌が立ちました(^o^;)
残念な点を上げるならば、ジョーですね~
最後、フュリオサがジョーのマスクを剥がして即死亡するとは…(笑) ジョー弱っ!(笑)
もうちょっと粘って欲しかったですね(笑)
でも、ラストがヤバいです!
前半は我慢してください。ラストがヤバイですw
会いたかった恋人に実際に会ってみると…
マッドマックス1.2.そして最新作の三本だて公開前夜祭に行ってきました。マッドマックスは本当に大好きな映画で、私の人生を左右したぐらいの好きさです。影響を受けて仕事も映像関係です。
なので期待が本当に大きかったです。
1は時間の関係で見れませんでした。2からみはじめましたが、何回見てもやはり面白く名作でした。上映終了後には客席から自然に拍手がでました。
さぁ!いよいよ最新作の番です!
???冒頭から???の連続です!困ったぞ!メカのデザインや設定のアイデアは良いのです。そこ単体で見ればすごく面白いアイデアが詰まっています。
ですが、なんでそこでこの要素を入れたの?とか、え?そこはいるんじゃないの??などの連続でした。
前評判もすごくよかったのに、なんで??
あの前評判、なんか操作されてるのかな?
そんな事を考え始めたのは始まって30分ぐらいたったころでした。
結局最後までその思いは消える事なく、ガーンとショックを受けて帰ってきました。
以下に覚えてるだけの変なところを書きます。
CGがぬるい。
なぜヒロインは何回も逃亡したのに重要な役目を任されている?
骸骨のデザインがださすぎ
母乳の意味は?
ジョーだけなぜ白く塗る描写がある?
タンクの中身はガソリンなのか母乳なのか水なのか
白塗りの人の誰が改心したのかわからない
赤毛のお姉さん急に白塗りの仲良くなった
テーマは女性は強い?
なぜ帰る説得がすぐ受け入れられた?
などなどたくさんありすぎるーー!
追記
悔しいのでもう一回みた。
IMAX3Dでみたら、結構良かった。
モヤモヤした
映画通の皆さんが大絶賛しているので、いけないと思いながらも期待マックスで臨んだせいか、すっきりしないモヤモヤした気分になってしまいました。確かに面白い場面はたくさんあるし、敵も人間味があってよかった。予告で白塗りのゾンビみたいな連中がわらわらと襲ってくるのを見て、こういう表現嫌だなと思っていたら、そんなことはなくちゃんと一人ひとり人格があって、洗脳状態ではあるんだけど、それなりの理屈で行動していた。
マックスがトム・ハーディで影が薄いのかもしれない。今思い出そうとしても顔が思い出せない。マックスより片腕の女の方がずっと存在感があったし、マックスなんていなくても成立するような話だった。マックスが足りなくてモヤモヤしているのかもしれない。
3D吹き替えで見て、どっちも苦手なので公開したら2D字幕で見返したい。
(追記)
2D字幕で見返した。ちょっとウトウトしてしまったのだが、やっぱり初見の印象は変わらなかった。1作目、2作目にあった本気で殺し合いをしているようなギラギラとした迫力がなかった。敵が派手な分、ふざけているようにしか見えなかった。
マックスの影が薄いように感じていたのでマックスに注意して見るようにしたところ、けっこう出番や見せ場は多く、活躍していた。しかし、すんなり人助けするし、トラウマに苦しんでいるし、すっかりお人好しになってしまっていて、すごく違う感じがした。マックスは犬だけがパートナーで、でもその犬すら大事にしないような孤独さがよかったのに今回はそんな感じがなかった。
本気を感じさせた登場人物は、敵のコスト計算しながら乳首をいじっているおじさんとバイクのおばあちゃん連中だった。
(3回目)
これまでと同じものを見ていたとは思えないほど興奮してのめりこんだ。コンディションの問題なのか、ハードルを下げてみたせいかわからないけど、すっげえ面白かった。いちゃもんつけて本当にもうしわけない!やっと祭りの輪に入れた気分。
2回見てフェリオサもウォーボーイもワイブスもどうでもいい連中だと思っていたのだが、みんなそれぞれの気持ちがすっと入って来て感情移入して見た。特にフェリオサは凛々しくかっこよかった。
マックスは出番が多い割に印象が薄いのは変わらず、トラウマに悩んでいるのも嫌だった。敵をやっつけて武器を大量に獲って来る場面が描かれなかったのも一因かもしれない。
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