マッドマックス 怒りのデス・ロードのレビュー・感想・評価
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詰めに詰め込まれた怒涛のMADに狂気乱舞して酔い痴れる作品。
ジョージ・ミラー監督(御年70歳)のサービス精神旺盛な「O MO TE NA SHI」。
常時暴力的に誘発されるアドレナリンのODで恍惚感に浸りつつ。
怒涛の展開に痺れる、グッとくる。
夢現な気分のまま流れ込んだエンドロールと同時に。
意図せず止め溜めていた息を思い出したように深く吐く。
…凄かった、物凄かった。
まずミッチミチに詰め込まれた暴力とカーチェイスが良かった。
落ち着く間もなく畳み掛けられる暴力とカーチェイス。
しかも話の流れと共に暴力の過激度は増して一瞬たりとも気が抜けない。
アガる劇伴も含めて強制的に興奮状態を維持、かつ更に高みに連れていかれました。
また登場人物達も凄く良い。
本作の軸はマックス…というよりはシャーリーズ・セロン演じるフュリオサ大隊長と“子産み女”達。
このフュリオサが無茶苦茶良い。
シャーリーズ・セロンはルックもアクションも非常に良かった。
脇を固める“子産み女”達も各々の個性が巧く描かれており。
その描写の巧さが終盤の「オッ!?」という展開を成立させていました。
対する我らのマックス。
フュリオサが“攻め”の人物だとしたら、本作のマックスは“受け”の人物。
口数が極端に少なく、状況に流されつつ、生存本能のまま生きる男。
受動的な彼は相手が強大になればなる程、状況がヤバくなればなるほど輝く。
序盤の愛車をあんなことにされるポンコツ野郎から、ドンドンドンドン格好良くなる。
終盤、怒涛の展開の中で八面六臂の活躍をする彼はキチンと「MAD MAX」を体現していました。
また序盤から印象的な罪悪感からくる幻聴幻影が…あのような形に転がる粋な展開にもグッときました。
ニュークスも良かった。
良い意味でも悪い意味でも純粋な彼が魅せる顔、言動。
序盤の印象的な「What a lovely day!」も良かったし。
同時に映し出される或るモノの間抜けさも良かったし。
時折見せる寂しげな顔も良かった。
その他、敵キャラも総じて良かった。
本作の世界観を体現するようなフリークスな面々が大集合。
イモータン・ジョーを筆頭にリクタス、武器将軍、人喰い男爵、そしてウォーボーイズ。
アレな感じの面々が画面狭しと大暴れ。
正直、過去作程の名言や強烈な行動があるか、と言われれば若干の弱さは感じるものの。
総じてイイ味を出していました。
そして登場する車が無茶苦茶キテる。
ヤマアラシが所持するプリマス・ロックの(良い意味で)頭悪い感も好きですが。
何は無くとも爆音兵器のドゥーフ・ワゴン。
コーマ・ドゥーフ・ウォーリアーが奏でる火を噴くダブルネックギターの鮮烈さ。
これには度胆を抜かれました。
本作、「3D表現がイマイチ」なんていう不埒な輩がいるようですが。
いやドゥーフ・ワゴンの結末部分だけでも3Dの意味がある!!と断言出来ます。
この奇抜さはグッときました。
詰めに詰め込まれた怒涛のMADに狂気乱舞して酔い痴れる本作。
繰り広げられるカーチェイスは正に「だんじり祭」。
踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損。
詰め込まれた画面の情報量、爆音を皆と楽しめるのは今だけ。
この作品こそ劇場、しかもIMAX3D字幕版で楽しむべき作品かと。
往年のファンも、未見の方も楽しめると思います。
オススメです。
最高にテンションの上がる映画!!
マッドマックス、マッドマックス2
この2作は本作に比べてみれば、ストーリー性のある映画だったと今は思える。
本作はストーリー性が皆無とは言わないが、追って追われての大爆走シーンが、ほぼ8割くらいを占めていて、物語は添え物程度。
しかし、イカれた奴らとの死闘という意味では史上最高レベルなので、アクション性やテンションアゲアゲ感は非常にいい!
俺は大好きだ!
アクション映画よりは、ヒューマン系が好きではあるのだが、こういうレトロフューチャー的なもの、奇怪な世界観というのも、また好きなのかもしれない。砂に覆われた世界、カラカラの砂漠の中に、ボロボロの人間とボロボロの機械が爆走するだけで、ワクワク感が止まらない。
ネーミングセンスなんかもダサイを通り越して、ダサかっこいいレベル。イモータンジョー(不死身のジョー)とか、武器将軍とか、人食い男爵とか。ビジュアルもイカれてる。
全体にバカ丸出しなんだけど、全てが突き抜けていて、これは最高にハイってヤツだ。
見所は全て!
見応えは最高!!
MAXにMAD!
前からそうじゃないかと思ってたけど、ジョージ・ミラーはアタマおかしい!つまりMAD!それもMAXに!
もう全編意味分かんない超絶アクションが切れ目なし!
舞台が疾走する分、2以上の疾走感のめちゃくちゃなスタントながら、何をやっているかはキッチリハッキリ分かる演出は超高度な映画技術。でも何のためにそんなコトするのかは全く分からない、謎の世界観!
シャーリズ・セロンの男前さ!ニコラス・ホルトのキュートさ!トム・ハーディのマトモさ、つまりMADじゃなさ!
それもコレも全部含めて5億点!
アクション映画が大好きな私が、観終わってちょっとグッタリするくらいにアクションてんこ盛り!体感は45分くらいでしたから、もう一回観に行きます!
唯一の不満点は、インターセプターをもっと見せて!ってこと。
バカ映画もここまで徹底すると気持ちいい⁈
ほとんど台詞なくただ砂漠爆走・・・・
1作目で、度肝を抜かれて2作目で更に超弩級のインパクトを残したのは、ターミネーターと同じやね。
その後、空前のヒットとなった北斗の拳を見ればどれだけの人が感化されたかが伺える。
ただ3作目は酷かった^^;
あれから30年何度か4作目が噂され、様々な問題でメルギブソンは出ないって報道され、主演俳優交代・・・マーベル風に真摯に1作目をリメイクすると思ったらまったくの続きって設定です。
15歳の時に1作目を見たオヤジには、何故!?こうなったのかがわかっても大半の世代は、ピンポイントの記憶のフラッシュバックシーンも意味??ちゃうかな??
期待したトムハーディにメルギブソン演じる超カリスママックスのオーラーはなく、役2時間ほとんど台詞なく・・・ただ砂漠を爆走で、1作目を越えるこの評価は高すぎる^^;
ただこの4作目は、北斗の拳に出て来たような女性キャラ出現や赤毛ゴーグルのバット風な女性もいたし、マックスの最後振り向く姿など、監督が逆に北斗に寄せたのか!?
映画が止まった30年間の間に原&武論尊先生の進化イメージが勝ったのかな^^;
☆2.4
迫力は大迫力だった。
期待しただけに
ちょっと期待し過ぎたかな、悪党の砦から逃げて戻っただけの単純なストーリー、昔1作目を観たあのスリル感は感じなかったな、子供だったからか(笑) 途中にあった沼地の様な汚染されたフェリオサの生まれ故郷にいた人(?)達が気になった、フェリオサ役のシャーリーの演技は良かったな、マックスもメルギブソンの様などこかお茶目な感じはなかったが カッコ良かったぜ。
帰り道の運転で俺のMAD(狂気)が目覚めそう!
カーアクションは見る価値があるが
公開中にこのような評価を出すと、配給会社の営業の人からクレームがきて、削除されてしまいそうですが、怖いもの観たさという意味で観る価値はあります。また、カーアクションの好きな人には超お勧めです。
ただ、マッドマックスの続編として期待して観るとがっかりします。別物の映画として観た方がよいです。また、最初はカーアクションのすごさにびっくりするけど、極端に言うと最後までそれだけでした。シリーズの1と2は悪役でも、ある意味カッコよかったけれど、こちらはただグロテスクなだけでした。ストーリーも何もないものでした。
魅力を理解しきれないのは俺が悪いのか?
今までマッドマックスシリーズは未見。古今東西影響は計り知れないと聞いていたので期待に胸踊らせながら鑑賞。
北斗の拳的ヒャッハーな世界観は最高。なんでなんでな野暮なつっこみは封印。
それでもこの映画を楽しみきれなかった、100%最高と思えなかったのは俺が悪いのか?
主人公はヒーローというにはキャラが立ってない。最後の最後で、高倉健的な渋いキャラだったのね、と気づく程度。はじめはこのマッドな世界に翻弄される一般人と変わらないように見える。
ボスも良いやつなんだか悪いやつなんだか、強いんだか弱いんだかよくわからない。
北斗の拳でいえば序盤で死ぬ程度のやつにしか見えない。
他のキャラにしてもそれぞれなにかバックストーリーがありそうなんだけど、いまいち行動の動機とか、旅中での心変わりの理由がわかりにくい。
全体として、世界観だけは突き抜けてて面白いんだけど、その世界観だけしか楽しむものがない、って感じ。
果たしてそれが、前作を知らなかったからそう思ってしまうのか、ってのがよくわからない。
2の後半を愚直にブラッシュアップした結果的な…
3年くらい前に情報をキャッチ。その後数ヶ月毎に出てくるスチールやムービーで、期待度大だっただけにorz
世界観は3のグロさを更に過激にした感じで、やり過ぎって思う所もあるけど悪くない。マシンや小道具の双眼鏡とかの寄せ集め感はGood!!後半のビョヨーン攻撃は、1のタンクローリー襲撃シーンをサンダードームの世界観で味付けしているのも悪くない。
オープニングは2のドッグフードシーンのオマージュか?インターセプターも復活してた!
一つ一つはイケてるんだけど、何でこんなに物足りないのかな?と思って過去の作品を観てみましたよ!
1.ストーリーかな。1と2は少なくとも5つくらいのエピソードがあったけど、今回は捕まる逃げる戻るの3つ。
2.バイクが少ない。ウェズみたいな頼りにできる極悪サブキャラがいない。
3.動物と子供がいない。犬や蛇や猿がいい仕事してたのに。
4.ハッピーエンド。先行き不安で終わるのがお約束だと思うが、今回はチョット…
5.インターセプターのシーンが少ない。
6.マックスは主役なのか?フュリオサじゃないか!
ともかくヒューマンガス様の演説と夜の火踊りは超えられなかった感。彼はハンドルの他に捕虜の鎖も握っていて、そこが良かったのだ!
07.24追記
友人がパンフレットを持って来て、さらに観るときのコツを語ってくれたので、教えに従い、3D(今日が最終日)で、スクリーンの中央部に集中できる4列目ど真ん中で観ました。
結果、評価Upです。
そう。このシリーズは前作とのつながりとか考えてはいけないね。ともかくジョージミラーの頭の中を覗くって事に集中ね。
07.26追記
さらに。パンフレットを熟読して、立川のシネマシティの極上爆音で3回目。
パンフレットきちんと読んで主役は表向きマックスなんだけど、やはりフュリオサなんだ、と確信した。サブタイトルの「fury…」はフュリオサの綴りと一致してるんだねー。
12.26追記
目黒で1週間だけやってるって情報をキャッチ。V8達成。
2016.02.17追記
なんと、イオン系でまたもや上映されている事を確認。正午とレイトショーの2回。ガタガタ椅子のあるスクリーンらしいので行ってみたらガタガタ椅子は正午、レイトショーはデカスクリーンで立川スタイルらしい。立川スタイルは本家で何度も見たので、ガタガタ椅子で見たかったのだが、断念して別の映画を観た。でも、必ずまた戻るからなっ!
あ、あと前まで「ネタバレ」オンにしてたんだけど、よ〜く考えたらどんなすごい語り部でも観ていない人にこの映画の凄さは伝えられる訳がないので外しました。
2016.03.23
町田でIMAX 3D。今回は前列に陣取って鑑賞。
疲れるwww
首をチョット傾げただけで画像がブレるので…
4DX観に小田原まで遠征。最終日でした。上映手段としてはこれでコンプリートって感じかな。4DXだけど、3Dメガネかけてんのに水攻撃されたり、肝心のところでスモークが出て映像が見れなかったり、空気出す音も意外とデカイし、極爆みたいに音源で振動するんじゃないので、なんとなく揺れる感覚がある。加速するのに前に傾いて減速で後ろに傾くてのもトンチンカン。
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