劇場公開日 2015年6月20日

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「【注意】男性は後半を読まないでください。」マッドマックス 怒りのデス・ロード さぽしゃさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【注意】男性は後半を読まないでください。

2015年7月22日
PCから投稿

男性は後半を読まないでください。
もう一度言います。
男性は後半を読まないでください。
あ、読んでもいいけど怒らないで。

30年待ってました。俺達の僕達の世紀末到来です。
画面見てるだけなのにアレルギーの発作が起こりました。
排気ガスと砂塵が舞う(ほぼCGなし!素晴らしい!)ながーいカーチェイスのド迫力!爆発!竜巻状の火炎!
火炎放射ギター!?
えっとー、それはちょっと意味が分からないけど(笑)
格好いいからいい!
そんな、悪ノリ感もたまらんです。
タイヤに巻き込まれて死んだり、吹き飛ばされた頭は、勿論画面アップです!ええ、お約束です。忘れてませんよ!
俺はお前を捨てないよ!ミラー監督の声が、遠くで聞こえたような気がしました。
某監督達がオールドファンを捨ててるのに対し、ミラー監督は寧ろ抱きしめてくれる感がありました。
ミラー監督、ありがとう!大好きだよ。
そんなミラー監督とがっつり抱き合う2時間は、体に力が入って肩がガチガチです!いやー、凄かった!
因みに3Dでも観ました。けど、Mad Maxの後に、燃える「 Fury Road」がドーン!と出るシーンが、3Dの一番の見せ場のような気がします。2Dをオススメします。
俺達の「Mad Max: Fury Road」素晴らしいです!









---以下、女性に向けて(男性は読んでもいいけど怒らないでね)----










ただですね、マックスにマッド感はあまりありません。
怒りより、悲しみ、憂いを帯びています。なんだったらフュリオサに抱きしめられ、癒やされたいって顔してますよ。
アメコミ史上、最も分かりやすい弱点を持っていたダークナイト・ライジングの「ベイン」が、マスクを取ったらこんなに存在感が薄くなろうとは!

片腕女戦士フュリオサや、白塗り男ニュークスのキャラに諸々押され、あくまで彼女達の戦いをサポートする、マックスのナイスアシストッ!感をフューチャー。
21世紀は、か弱い女性を救う、か弱い女性を率いる男性より、強く賢く美しく、できる女性のアシストに回る男性の方が価値が高い!格好いい!って映画です。
あのマッドなマックスは、もういないんです。

でも女性の皆様、そもそもマッド・マックス好きな男子はそこまで気付かないと思うんですよ。ドカーン!って火柱上がったりすると、わーわー言って嬉しがると思うんです。
それを隣でニヤニヤ眺める為に、一緒に観に行かれることをお勧めします。
本作ダブル主演とか仰いますが……。
本当の主役は、片腕の女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)です。
繰り返します。主役は女戦士フュリオサです。

私達の「Imperator Furiosa:Fury Road 」是非ご覧ください!

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さぽ太