「衰え知らず。」マッドマックス 怒りのデス・ロード ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
衰え知らず。
監督が好き放題やってます映画の洋画版は、あのシリーズが
なんと30年ぶりに復活!!凄いねぇ~御歳70歳だって、監督。
それでこのレベルだもの。全然衰えてない!マッドな爺さん!
突然始まる超絶バトルはそのまんまずーっとラストまで続く。
冒頭から観ていても何でこうなっているのかよく分からない^^;
怒涛の追いかけっこと殺し合いが続くデス・ロードは、結局は
来た道の往復という、エー!?的な一本道ルートにも拘らず、
ヒャッホー白塗り軍団や鉄バイク婆さんや火吹きギター男など
もうバカみたいなキャラしか出てこないので理屈でも語れない。
来た道帰ったらまた危ないじゃん!?と子供でも分かりそうな
疑問を一蹴するマックスも実際バカなのか?なんて思うくらい、
今回の彼は最後の最後まで受け身。だってC・セロンが女戦士
なんだから仕方ないじゃない!?と納得ずくで観るのが正解。
まぁセロン姐さんがいつもの「誰ですか!?」メイクで奮闘する
アクションとしても楽しめるけど、一作目の敵役HKバーンの
不気味な風貌も凄味あるし、個人的にはあら~こんな役を?と
思ったN・ホルトもなかなか似合っていた。メルギブの出世作
だった本作だけど、シリーズ後半は圧倒的に男子向けだった。
妊婦連合の皆さんはほとんどモデル体型(当たり前か)で美しく、
あんな華奢じゃ逃げられないだろ~?と思うばかりなんだけど
砂漠にモデルって素材として映えるなぁなんて感心してみたり。
CGやVFXを極力排除して実写に拘ったというのもさすがで、
それであの超絶スピード感が出せるなら文句のつけようがない。
一体何考えてんだ!?と思うほどの狂気がノンストップで続き、
2時間後は一気に力が抜けて身体がグッタリすること請け合い。
(こちらのトムも公開続きますね。優しい表情がK・コスナー風)