「最狂に、あったまおかしい」マッドマックス 怒りのデス・ロード 竜虎さんの映画レビュー(感想・評価)
最狂に、あったまおかしい
視聴前日にシリーズ3作見て良かった。
こんなマッドマックスが見たかったんですよ!
最初から最後まで全部狂ってた、アクションとかクラッシュがない時間のが明らかに少なかったですよ。
アクションは、しっかり今迄のシリーズを踏襲しつつも、圧倒的な迫力と狂気でパワーアップ。人が轢かれて飛んで燃えてなんでもありです。映像技術とかも格段に違うからパワーが強過ぎてこっちが狂いそう笑
マシンや世界観などの美術も、シリーズ最高に世紀末感マックスで、沼地とかミルクとか色々面白い描写が多いし、砂嵐のシーンとかカーチェイスのシーンはぶっ飛んだことやってるので一見の価値あり。
キャストもトム・ハーディは割と違和感なく見れたので良かったし、なによりシャーリーズ・セロンとニコラス・ホルトの好演が凄かった。最初はマックスに集中してたのに気づいたらどいつこいつも気に入ってて大変でした。
あとマックス、なんだかんだで周りを助けちゃうのと、でも一人になりたがる感じがシリーズらしさを出してて、これを見に来たんだよ!ってテンション上がりましたね。
音楽も爆音なんだけど、それだけじゃないエッジが効いてて好印象です。
特にエレキギターはどっから電気引っ張ってんだろとかツッコミたかったけど、かっこ良かったからいいんじゃないでしょうか。
あと今迄のシリーズには薄かった女性表現も多かったことで、マックスの新しい一面が見れたのでこれも良かったです。
とにかく終始、アクションてんこ盛りで見終わった後はだいぶ疲れましたけど、それに見合うだけの狂気的な面白さがあったんで、予習して見に来た価値は十二分にありました。むしろお釣りが来るぐらい。
是非、ここから新三部作が作り上げられて行くのを期待します。