「これぞオーストラリア産マッド映画!」マッドマックス 怒りのデス・ロード snake666さんの映画レビュー(感想・評価)
これぞオーストラリア産マッド映画!
もう最高!このぶっ飛んだ映像美、ぶっ飛んだキャラやぶっ飛んだ車のデザイン、そしてぶっ飛んだカーバイオレンスの連続にシラフでありながら完全にラリってしまいました!
もうイキっぱなしとはこの事だ!
カッコよすぎて泣きそうになりながら観ました!
久々のマッドマックスはパート2とパート3の世界を合わせたような雰囲気。
ジョージミラー監督はこれまでのシリーズで描きたかった映像を最新の映像技術で具体化したのではという徹底ぶり。
残念なのは、今回マックスは一歩引いて脇でサポートするといった立ち位置での印象を受けたところか。
個人的にはマックスにはもっとインターセプターをぶっ飛ばすマッドなカリスマ性を見せて欲しかったが、その反面シャーリーズセロン演じるフュリオサの存在感、1作目でトーカッターを演じたヒューキースバーン扮するイモータンジョーの存在感は素晴らしく、その他脇役にいたるまで、強烈な個性のキャラが画面のいたる所に登場していて観ていて飽きない。
予告を見た時には昨今のCGを多用した安っぽいやり過ぎ映画の感じになるのかなと思いきや、実際にはそうした部分はこの映画では全て意味があり無駄がなく、全てのカットに監督のこだわりや作品への想いがパワフルに伝わってくるものとなってました。
こうした作品作りの根底にはやはりオーストラリア映画界を生き抜いてきたオーストラリア映画人の魂が今にいたっても根付いているのだなと思いました。
映画マッドマックスは最新作でもマッドでした。