劇場公開日 2015年6月20日

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「マックスそこのけで女たちが活躍する大活劇」マッドマックス 怒りのデス・ロード りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)

3.5マックスそこのけで女たちが活躍する大活劇

2015年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

単純

興奮

石油も水も尽きて、砂漠化した世界。
砂漠の真ん中にイモータン・ジョー(不死身のジョー)が支配する社会がある。
文明以前に戻ったような社会だが、なぜか機械化・武器化された自動車は存在する。
フュリオサ(シャーリーズ・セロン)は、ジョーに囲われていた孕み女たち(ジョーの子どもを産むためだけの女性)を、自分の生まれ故郷の「緑の地」に逃そうとするのだが・・・

というハナシ。

はい、主役はフュリオサと女たち。
彼女たちを助けるのが、家族を殺された元警官のマックス(トム・ハーディ)である必然性はまるでない。

原題の「MAD MAX: FURY ROAD」、「FURY ROAD(怒りの道行き)」が映画のタイトルで、「MAD MAX」は全シリーズの世界観(といっても第2作、第3作のだけど)を受けついていますよ、といったところか。

アクションは過激過激で過剰過剰。
とにかく疲れる。
それでも、物量に圧倒されて、飽きずに(というか思考がマヒして)観つづけてしまいました。

シャーリーズ・セロンのフュリオサはもちろんのこと、ジョーの孕み女たちや、果てはフュリオサの旧知の婆さんたちまでも活躍するのだから、男性の出る幕はありません。
とはいえ、マックスも、ニコラス・ホルト演じるウォーボーイ・ニュークスも活躍しますが。

広大な砂漠で繰り広げられるカーアクションの連続は、巻頭30分ぐらいで3Dであることを忘れてしまいました。
短ショットのアクション映画は、3D向きじゃないのでね。

りゃんひさ